Skip To Content

レイヤーのオーバーレイ (Map Viewer)

レイヤーのオーバーレイ ツールは、3 つの方法 ([インターセクト][ユニオン][イレース]) のうちの 1 つを使用して 2 つのレイヤーを 1 つのレイヤーに結合します。

出力はホスト フィーチャ レイヤーです。

Half-Earth プロジェクトは、地球の陸地および海の半分を保全し、地球の種の 85% 以上について十分な生息地を保護する活動です。 プロジェクトの GIS アナリストは、空間解析を使用して種の多様性と希少度に基づいて保護すべき生息地を判定します。 種のデータをアフリカの国のような特定の分析範囲にクリップするには、レイヤーのオーバーレイの [インターセクト] 方法を使用します。

アフリカの国境にクリップされた鳥類の希少度
最初の画像は、入力レイヤー (種の希少度) とオーバーレイ レイヤー (アフリカの国境) を示しています。 2 番目の画像は、種の希少度がアフリカの国境と交差している出力フィーチャ レイヤーを示しています。

使用上の注意

レイヤーのオーバーレイには、入力フィーチャ、オーバーレイの設定、結果レイヤーの構成が含まれています。

入力フィーチャ

[入力フィーチャ] グループには次のパラメーターがあります。

  • [入力フィーチャ] は、オーバーレイされるポイント、ライン、またはポリゴン レイヤーの選択に使用されます。 このレイヤーの属性は、すべてのオーバーレイ タイプの出力に含まれます。
  • [オーバーレイ フィーチャ] は、入力レイヤーに結合するポイント、ライン、またはポリゴン レイヤーの選択に使用されます。 オーバーレイ タイプが [インターセクト] または [ユニオン] の場合、このレイヤーの属性が出力に含まれます。

オーバーレイの設定

[オーバーレイの設定] グループには次のパラメーターがあります。

  • [オーバーレイ タイプ] は、入力レイヤーとオーバーレイ レイヤーをどのように組み合わせるか、およびどのフィーチャを維持するかを決定します。 次のオーバーレイ タイプを使用できます。
    • [インターセクト] - 入力フィーチャは、オーバーレイ フィーチャを使用してクリップされます。 オーバーレイ フィーチャと重なり合っている、入力内のフィーチャまたはフィーチャの部分が維持されます。 [インターセクト] は、[入力フィーチャ][オーバーレイ フィーチャ] の両方でポイント、ライン、およびポリゴンをサポートしています。
    • [ユニオン] - 入力ポリゴンとオーバーレイ ポリゴンが結合されます。 [ユニオン] は、[入力フィーチャ][オーバーレイ フィーチャ] の両方でポリゴンのみをサポートします。
    • [イレース] - オーバーレイ レイヤーのフィーチャと重なっていない、入力レイヤーのフィーチャまたはフィーチャの一部が保持されます。 [イレース] は、次の入力レイヤーの組み合わせをサポートしています。

      入力フィーチャオーバーレイ フィーチャ

      ポイント

      ポイント、ライン、ポリゴン

      ライン

      ライン、ポリゴン

      ポリゴン

      ポリゴン

  • [出力ジオメトリ] は、出力フィーチャ レイヤーで作成されたフィーチャのタイプ (ポイント、ライン、ポリゴン) を決定します。 このパラメーターは、[インターセクト] オーバーレイ タイプで使用できます。 出力ジオメトリ タイプの次元は、入力の次元とオーバーレイの次元のどちらと比べても、同じであるか、それよりも低い必要があります (ポイント= 0 次元、ライン = 1 次元、ポリゴン = 2 次元)。

結果レイヤー

[結果レイヤー] グループには次のパラメーターがあります。

  • [出力名] は、作成されマップに追加されるレイヤーの名前を決定します。 名前は一意でなければなりません。 組織内に同じ名前のレイヤーがすでに存在する場合、ツールは失敗し、別の名前を指定するよう求められます。
  • [フォルダーに保存] は、結果を保存する [マイ コンテンツ] 内のフォルダーの名前を指定します。

環境

解析環境設定は、ツールの結果に影響する追加パラメーターです。 ツールの解析環境設定には、[環境設定] パラメーター グループからアクセスできます。

このツールでは次の解析環境が適用されます。

  • 出力座標系
  • 処理範囲
    注意:

    Map Viewer のデフォルトの処理範囲は [全範囲] です。 このデフォルト値は、デフォルトで [現在のマップ範囲を使用] が有効になっている Map Viewer Classic とは異なります。

出力

レイヤーのオーバーレイは、ポイント、ライン、またはポリゴン フィーチャを含む出力ホスト フィーチャ レイヤーを作成します。 作成されるフィーチャのタイプは、次のようなオーバーレイ方法によって決まります。

  • [インターセクト] - 出力ジオメトリは、[出力ジオメトリ] パラメーターで指定されたタイプです。
  • [ユニオン] - 出力ジオメトリはポリゴンです。
  • [イレース] - 出力ジオメトリは、[入力フィーチャ] パラメーターのジオメトリに一致します。

オーバーレイ タイプが [インターセクト] または [ユニオン] の場合、出力には入力フィーチャとオーバーレイ フィーチャのすべての属性が含まれます。 オーバーレイ タイプが [イレース] の場合、出力には入力フィーチャの属性だけが含まれます。

ライセンス要件

このツールには、次のライセンスと構成が必要です。

  • Creator または GIS Professional ユーザー タイプ
  • 公開者もしくは管理者ロール、またはそれと同等のカスタム ロール

ArcGIS Server Advanced は、[イレース] をオーバーレイ タイプとして有効化する際に必要です。

リソース

詳細については、次のリソースをご参照ください。