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カスタム Web ツールの使用

ArcGIS 11.3  | |  ヘルプのアーカイブ
注意:

カスタム Web ツールは、Map Viewer Classic ではカスタム ツールと呼ばれています。

カスタム Web ツールは、モデルやスクリプトなどのジオプロセシング ワークフローで、ArcGIS Enterprise で公開およびホストされています。 カスタム Web ツールは、Map Viewer などのサポートされているアプリに追加でき、[解析] ウィンドウから実行できます。

カスタム Web ツールのタイプ

カスタム Web ツールには、次のアイテム タイプが含まれています。

  • ツール アイテム ツール
  • ジオプロセシング サービス アイテム ジオプロセシング サービス

カスタム Web ツールを開いて実行

Map Viewer でカスタム Web ツールにアクセスして使用するには、次の手順を実行します。

  1. [設定] (明るい背景の) ツールバーで [解析] 解析 をクリックします。
    注意:

    [解析] ボタンが Map Viewer に表示されない場合は、ArcGIS 管理者に問い合わせてください。 組織が解析ツールの使用に対応していないか、ユーザーに解析ツールを実行する権限がないことが考えられます。 ツールに必要な権限がない場合、ツールは表示されません。

    空間解析のライセンス要件の詳細

  2. [ツール] ツール をクリックします。
  3. ウィンドウの下部にある [カスタム Web ツールの参照] をクリックします。

    [カスタム Web ツールの参照] ウィンドウが表示されます。 デフォルトでは、[マイ コンテンツ] に利用可能なカスタム Web ツールが表示されます。

  4. 必要に応じて、[マイ コンテンツ] をクリックし、メニューから [お気に入り][マイ グループ][組織][Living Atlas]、または [ArcGIS Online] を選択して、アイテムのソースを変更します。
  5. 必要に応じて、[検索] バーと [並べ替え] メニューを使用して、アイテム数を減らしたり、アイテムを並べ替えたりします。
  6. 目的のアイテムで [タスクの選択] をクリックし、メニューからタスクを選択します。

    1 つのアイテムに複数のタスクが関連付けられている場合があります。

    アイテムをクリックして、サイド ウィンドウにアイテムの詳細を表示することもできます。

  7. [確定] をクリックします。

    カスタム Web ツールが [解析] ウィンドウ上で開きます。

  8. ツールのパラメーターを更新します。

    必須パラメーターは、赤い点でマークされています。

    ヒント:

    ヘルプを表示するには、パラメーターの横にあるヘルプ アイコンをクリックします (利用可能な場合)。

  9. [環境設定] をクリックして、処理の際に使用される環境を表示し、更新します。
  10. [実行] をクリックします。

クレジット

ArcGIS Notebooks から公開されたカスタム Web ツールは、クレジットを消費する場合があります。 ノートブック内の解析ツールが ArcGIS Online サービスを使用する場合、クレジットが消費されます。

詳細については、「空間解析のクレジットの概要」をご参照ください。

出力

カスタム Web ツールの出力はツールによって異なります。 特定のカスタム Web ツールの出力については、ツールの説明を参照するか、ツールの所有者にお問い合わせください。

一部のカスタム Web ツールでは、ワークフローの一環としてフィーチャ コレクションなどのテンポラリ出力レイヤーが作成されます。 テンポラリ レイヤーは、レイヤーが保存されてホスト レイヤーが作成されない限り、マップを閉じるまで、レイヤーが作成された Web マップでのみ使用できます。 レイヤーを保存せずに Web マップを閉じると、テンポラリ レイヤーは完全に削除されます。 Web マップを保存しても、テンポラリ レイヤーは保存されません。

注意:

テンポラリ レイヤーは、グループ レイヤー アイテムの一部として保存できません。 カスタム Web ツールでグループ レイヤーの一部としてテンポラリ レイヤーが作成される場合、次のいずれかを実行できます。

  • グループ レイヤーを保存する前に、テンポラリ レイヤーを個別に保存する。 テンポラリ レイヤーは、保存時にホスト フィーチャ レイヤーに置き換えられます。
  • グループ レイヤーをグループ解除するか、テンポラリ レイヤーをグループから移動して、テンポラリ レイヤーを個別に保存する。 テンポラリ レイヤーが保存されてホスト フィーチャ レイヤーに置き換えられると、Web マップ内に保持されます。

テンポラリ レイヤーは、[レイヤー] ウィンドウで次のアイコンを使用して表示されます。 テンポラリ レイヤー

テンポラリ レイヤーの保存

テンポラリ レイヤーを保存するには、次の手順を実行します。

  1. [コンテンツ] (暗い背景の) ツールバーにある [レイヤー] レイヤー をクリックします ([レイヤー] ウィンドウがまだ開いていない場合)。
  2. [レイヤー] ウィンドウで、保存するレイヤーの横にある [オプション] オプション をクリックしてから [名前を付けて保存] 名前を付けて保存 をクリックします。
    ヒント:
    レイヤーの保存は、[プロパティ] プロパティ をクリックし、[情報] セクションを展開して [名前を付けて保存] 名前を付けて保存 をクリックすることでも行えます。
  3. 新しいアイテムについて次の情報を入力します。
    • タイトルを入力します。
    • レイヤーの保存先となる [マイ コンテンツ] 内のフォルダーを選択します。
    • 組織がコンテンツのカテゴリを設定している場合、レイヤーを検索しやすくするためにカテゴリを選択します。
    • タグとレイヤーを説明するサマリーを入力します。
  4. [保存] をクリックします。

    現在のレイヤー プロパティが [マイ コンテンツ] 内の新しいアイテムに保存されます。 新しいアイテムがマップ内のレイヤーのソースになります。

ライセンス要件

カスタム Web ツールを Map Viewer で実行するには、次のライセンスと構成が必要です。

  • Creator または GIS Professional ユーザー タイプ
  • 公開者もしくは管理者ロール、またはそれと同等のカスタム ロール

Notebooks から公開されたカスタム Web ツールを実行するには、[Web ツールの実行] 権限が必要です。

ノートブックに含まれる解析ツールによっては、Notebooks から公開されたカスタム Web ツールを実行するために追加の権限が必要になる場合があります。 解析ツールの実行に必要な権限については、各ツールのヘルプをご参照ください。

注意:

Notebooks で作成されたカスタム Web ツールは、ツール アイテムとしてホストされます。

トラブルシューティング

カスタム Web ツールを追加または実行する際に発生する可能性のある問題のトラブルシューティングを行うには、以下のセクションを使用します。

カスタム Web ツールを開けない

カスタム Web ツールは、次のような場合に開けないことがあります。

  • [カスタム Web ツールの参照] ウィンドウからカスタム Web ツールを開けない場合、そのツールは一時的に使用できない可能性があります。
  • ツールの履歴からカスタム Web ツールを開けない場合、ツール アイテムが削除されているか、ツールを使用する権限がなくなっている可能性があります (アイテムの共有が解除された場合など)。 ツールのステータスについては、ツールの所有者にお問い合わせください。

サポートされていないパラメーター タイプ

Map Viewer のカスタム Web ツールでは、現在サポートされていないパラメーター タイプがあります。 サポートされていないパラメーターが必須としてマークされ、デフォルトが設定されていない場合、ツールを実行することはできません。 現在、次のパラメーター タイプはサポートされていません。

  • GPComposite
  • GPMultivalue:GPBoolean
  • GPMultivalue:GPDataFile
  • GPMultivalue:GPRasterDataLayer

サポートされていないパラメーター構成

GPValueTable パラメーター タイプを使用するパラメーターは、空または重複するパラメーター名をサポートしません。 空または重複する名前が使用されている場合、Web ツールではそのパラメーターを使用できません。 ツールの所有者に連絡して、空または重複するパラメーター名を更新します。

サポートされていない出力パラメーター構成

GPValueTable の結果内にネストされたレイヤーはサポートされず、マップにアクセスまたは追加されません。

入力パラメーターが存在しないカスタム Web ツール

入力パラメーターの存在しないカスタム Web ツールがあります。 入力パラメーターの存在しないカスタム Web ツールは、構成できないデフォルト入力データセットとパラメーターを使用するように構成されています。 [処理範囲] などの環境設定を使用して、ツールの出力をカスタマイズできます。 ツールの入力とパラメーターについては、[アイテムの詳細] ページの説明を確認するか、アイテムの所有者にお問い合わせください。

履歴から開く際にパラメーターが再設定されない

ツールの実行は、解析履歴から再度開くことができます。 ツールの実行後にカスタム Web ツールが更新された場合、一部のパラメーターがツールの実行時に使用された設定と一致するように再設定されないことがあります。 次の場合、更新されたパラメーターは設定されません。

  • パラメーターが追加された場合
  • パラメーターが削除された場合
  • パラメーター名が変更された場合
  • パラメーター タイプが変更された場合

リソース

詳細については、次のリソースをご参照ください。