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ArcGIS Enterprise 11.5 ポータルの新機能

ArcGIS Enterprise 11.5 は、更新、拡張機能、およびバグ修正を含んでいます。

注意:
ArcGIS Enterprise 11.5 へのアップグレードを実行する前に、アップグレードに関する注意事項をご確認ください。

お使いのハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントがバージョン 11.5 と互換性があるかどうかを確認するには、「非推奨のお知らせ」を参照し、非推奨の機能のリストを確認してください。 ArcGIS Enterprise 11.5 と互換性のある以前の ArcGIS 製品バージョンを確認するには、「以前のバージョンの ArcGIS とポータルの互換性」をご参照ください。

注意:

11.5 の新機能と要件について、以下のセクションで説明します。 このリリースのベータ機能の一覧については、「ArcGIS Enterpriseの新機能」をご参照ください。

インストール要件

バージョン 10.7 または 10.7.1 から Portal for ArcGIS 11.5 に直接アップグレードする操作はサポートされていません。 Portal for ArcGIS 10.7 または 10.7.1 をアップグレードするには、はじめに中間バージョン (10.8.x ~ 11.3) にアップグレードしてから、そのバージョンを 11.5 にアップグレードします。 中間バージョンのアップグレードに関するドキュメントを読み、開始する Portal for ArcGIS のバージョンで直接アップグレードする操作がサポートされていることを確認します。

組織サイトの管理

組織サイトの管理に関する更新は以下のとおりです。

データ管理

データの作成と管理に関する更新は以下のとおりです。

  • ジオタグ付きの写真を含む圧縮ファイル (.zip ファイル) を公開できます。 これにより、ポイント ホスト フィーチャ レイヤーが作成されます。各写真はポイント フィーチャの添付ファイルです。
  • キー ペア認証を使用して Snowflake 内のデータにアクセスするデータベース データ ストアを追加できます。 Snowflake にアクセスする既存のデータベース データ ストアを更新して、キー ペア認証を使用するようにすることもできます。
  • 同期が有効化されているホスト フィーチャ レイヤーに date only、time only、big integer のフィールド タイプが追加されました。
  • マップ イメージ レイヤーのアイテム詳細ページから、エクスポート リクエストでハイライト表示できるフィーチャの最大数を指定できます。
  • フィーチャ レイヤーのアイテム詳細ページから、そのレイヤーにアクセスできる組織のメンバーは、データのアペンドおよび共有テンプレートの編集を行うことができます。
  • Open Geospatial Consortium (OGC) WCS (Web カバレッジ サービス) レイヤーのグリッド カバレッジのサポートが追加されました。 URL を使用してそれらをアイテムとして追加して、Map Viewer および Scene Viewerで使用することができます。
  • アイテム所有者が、一括で複数のアイテムに対する削除の防止設定を管理できるようになりました。

マッピングとビジュアライゼーション

マッピングとビジュアライゼーションの更新は以下のとおりです。

  • Map Viewer の属性テーブル内から、フィールドの表示設定、フィールドの順序、データの並べ替えに加えた変更を、Web マップまたはレイヤー アイテムに保存できます。 これらの構成は、属性テーブルが再度開かれたときに表示されます。
  • [フィールド] ウィンドウから、デフォルトの並べ替え順、表示名、タイプ、フィールド名でデータ フィールドを並べ替えることができます。
  • 集約されたデータを操作する際に、ライン フィーチャおよびポリゴン フィーチャのビニングを構成できます。
  • レイヤーの所有者が添付ファイルを有効にし、ユーザーにレイヤーを編集する権限がある場合、ユーザーはテーブルに関連ファイルの添付を追加して管理できます。
  • すぐに使用できる HTML コードを使用して、Map Viewer で開いているパブリック マップを埋め込むことができます。
  • マップの下部にあるマルチタブ ビューを使用して、テーブル、チャート、ラスター関数テンプレート、解析履歴の複数のタブを同時に開くことができます。
  • レイヤーの所有者または組織の管理者であるか、レイヤーの管理権限を持っている場合は、Map Viewer でホスト フィーチャ レイヤーのフィーチャ テンプレートを管理できます。
  • フィーチャの編集およびスケッチ レイヤーの操作時に、フィーチャの描画と配置のガイドに役立つカスタマイズ可能なグリッドを表示できます。
  • ルート案内の取得およびルート レイヤーの作成時に、ストップとバリアをマップ上に直接配置して追加できます。 ルート順序を最適化することもできます。
  • Map Viewer でフィールドの値を計算する際に SQL 式を使用できます。
  • 2D スケッチ Web スタイル グループを指定して、スケッチ シンボル ギャラリーをカスタマイズできます。
  • アニメーション シンボルをスタイル設定するときに、シンボル タイプに応じて追加のアニメーション プロパティを構成できます。 これらのプロパティには、色の遷移、回転、縮尺係数、サイズ、透明度が含まれています。
  • ユーティリティー ネットワーク内のネットワーク フィーチャ間の関連付けを表示するポップアップに関連付けを追加できます。
  • ラベルおよびテキスト スケッチ フィーチャのフォントを選択すると、新しい [マップ フォント] リストには、Web マップ内のレイヤーで使用されているフォントが表示されます。
  • Map Viewer では、ArcGIS Pro でレイヤーに作成された表示フィルターを制御できます。 表示フィルターは、マップ上に表示されるレイヤーのフィーチャを制限します。これは、表示のみに影響があります。
  • フィーチャをレイヤーに追加する際に、追加の描画ツールを使用し、形状メニューからオプションを選択することでラインまたはポリゴン フィーチャを作成できます。 [フィーチャの作成] ウィンドウと [フィーチャの編集] ウィンドウから保存されていないフィーチャのズーム、編集、削除を行うこともできます。
  • バー チャートおよび箱ひげ図で、カスタムの並べ替えオプションがサポートされるようになりました。
  • サブタイプ グループ レイヤーとサブタイプ テーブルのサブタイプ サブレイヤーで、チャートがサポートされるようになりました。 チャートでサポートされているレイヤーの詳細については、「チャートの構成」をご参照ください。
  • 日付フィールドを使用するバー チャートおよびライン チャートで、日付または日付範囲の軸ガイドがサポートされるようになりました。
  • 数値フィールドのみを使用して、バー チャートを作成できるようになりました。 フィールド名は、X 軸上のカテゴリ変数として使用されます。
  • バー チャートなど、他のチャートのパラメーターとの一貫性を高めるためにパイ チャート パラメーターが簡素化されました。
  • ポータルにアイテムとして ArcGIS Pro プレゼンテーション ファイル (.psrx) を追加できます。
  • Map ViewerURL を使用して、OGC WCS レイヤーをマップに追加できます。

3D GIS

3D GIS の更新は以下のとおりです。

解析

解析の更新は以下のとおりです。

  • 新しいクロス集計ラスター解析ツールは、2 つのデータセット間のクロス集計をして、結果をテーブルとして出力します。
  • 新しいゾーンのジオメトリーをテーブルに出力ラスター解析ツールは、データセット内の各ゾーンのジオメトリー計測値を計算し、結果をテーブルとして出力します。
  • [距離累積 (Distance Accumulation)] および [距離アロケーション (Distance Allocation)] ツールでは、[入力垂直方向ラスター] または [入力水平方向ラスター] パラメーターを使用すると、パフォーマンスが向上します。
  • 距離累積、距離アロケーション、最適リージョン接続は、複数台のコンピューターで分散コンピューティングを実行する際にラスター解析ツールの一時的な場所を構成することによるメリットを得られるようになりました。
  • 距離累積距離アロケーションの各ラスター関数の [鉛直方向ファクター] パラメーターに 2 つの新しいオプションが追加されました: [ハイキング時間] および [双方向ハイキング時間][距離の方法] パラメーターの値が [測地線] であるか、[鉛直方向ファクター] または [水平方向ファクター] パラメーターが設定されている場合のこれらのツールのパフォーマンスが向上しました。
  • ラスター ツールおよびラスター関数で、地理座標系変換環境設定が利用可能になりました。
  • サブタイプ グループ レイヤーのサブタイプ サブレイヤーが解析ツールのフィーチャ入力としてサポートされるようになりました。 サポートされているデータの完全なリストについては、「Map Viewer での解析の実行」をご参照ください。

アプリ

ポータルでは、アプリの新機能と機能拡張を利用できます。