Portal for ArcGIS をインストールしたら、管理者アカウントを作成するために名、姓、ユーザー名、パスワード、電子メール アドレス、セキュリティの質問と答え、およびユーザー タイプを指定します。 このアカウントを初期管理者アカウントと呼びます。
注意:
ユーザー タイプは、ライセンス ファイルに含まれ、かつ初期管理者アカウントと互換性のあるものを選択できます。 必要な場合は、ポータルへのサイン イン後にユーザー タイプを変更することができます。
初期管理者アカウント
ポータルを ArcGIS Web Adaptor に登録するには、初期管理者アカウントが必要です。 ポータル認証を行うには、統合 Windows 認証、LDAP、または PKI ベースのクライアント証明書認証 を構成する必要もあります。
初期管理者アカウントのユーザー名とパスワードは、Portal for ArcGIS によって保存されます。 初期管理者アカウントは、オペレーティング システム アカウントではなく、Portal for ArcGIS アカウントとは何の関連もありません。 後で、他のアカウントを管理者として指定できます。 別の管理者アカウントを追加した後に、初期管理者アカウントを少ない権限を持つロールに降格させるか、削除することができます。
文字の制限
初期管理者アカウントを作成する場合、指定されたユーザー名とパスワードに含めることのできる ASCII 文字は、以下に制限されます。
- 0 〜 9 の数字
- A 〜 Z の ASCII 文字 (大文字および小文字)
- ドット (.)
初期管理者アカウントの削除
初期管理者アカウントを作成したら、それ以降に作成される組み込みアカウントに文字制限はありません。 初期管理者アカウントの文字制限が厳しすぎる場合は、2 つ目の管理者アカウントを作成して初期管理者アカウントを削除することをお勧めします。 手順は次のとおりです。
- 初期管理者アカウントを使用して組織サイトにサイン インします。
- ポータル管理者の組み込みメンバーを追加し、それらの組み込みメンバーに管理者ロールが割り当てられていること確認します。
このアカウントには、初期管理者アカウントと同じ文字制限は適用されませんが、ユーザー名は 6 〜 128 文字の ASCII 文字に制限されます。 パスワードは 8 文字以上で、少なくとも 1 文字の数字と英字を含む必要があります。
- 作成した新しい管理者アカウントに、注目のマップおよびアプリ グループの所有権を変更します。
- 新しい (2 つ目の) 管理者アカウントでサイン インし、初期管理者アカウントを削除します。
初期管理者アカウントの削除後、ArcGIS Web Adaptor は引き続きポータルと連動します。 新しい管理者アカウントの認証情報を使用してポータルで ArcGIS Web Adaptor を再構成する必要はありません。