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Ortho Maker のプロダクト

Ortho Maker を使用して、オーバーラップしているドローン画像からオルソ画像モザイクおよびデジタル標高サーフェス プロダクトを生成できます。 プロジェクトを設定し、ブロック調整を計算した後、プロジェクトのワークフローの 3 番目のステップは、プロダクトの生成です。

Ortho Maker では、オルソ画像モザイク、数値表層モデル (DSM)、数値地形モデル (DTM)、および画像コレクションという 4 つの標準プロダクトが生成されます。 処理対象の任意のプロダクトを、選択または選択解除することができます。

  • [画像コレクション] - プロジェクトに関するすべてのソース データおよび補助データを含んでいるデータベースです。 これには、ソース ドローン画像、コレクション内の画像ごとのジオロケーション情報、画像のフットプリント、フライト データ、統計情報、およびコレクション内の画像に関するその他の特性が含まれます。
  • [オルソ画像モザイク] - 画像コレクションからモザイクしてジオリファレンスされた画像プロダクトです。幾何学的な歪みは正され、オルソ補正されます。
  • [DSM] - デジタル標高サーフェス データ プロダクト (1 番目のサーフェスと呼ばれる場合もあります)。 これには、地表面の標高、および建物や樹木などの地上のフィーチャが含まれます。
  • [DTM] - 地表面のデジタル標高サーフェス プロダクト。 地上のフィーチャを含まない地形図を表します。
注意:

[プロダクト] ウィンドウからプロダクト処理テンプレートをインポートして、変更することができます。 テンプレートは、プロダクト定義および設定を含んでおり、適切な権限を持つ任意の数のプロジェクトに使用できます。

オルソ画像モザイク プロダクト、DSM プロダクト、および DTM プロダクトを使用して、付加価値の高いプロダクトを生成できます。

  • [VARI] - 可視大気抵抗指数 (VARI) は、日照の違いや大気の影響を軽減しながら、スペクトルの可視部分で植生を強調するように設計されています。 これは、RGB カラー画像に最適で、3 つのカラー バンドすべてを利用します。
  • [傾斜角] - 傾斜角マップは、DTM から生成されます。 傾斜角マップから、テレインのグラデーションまたは傾きが作成されます。 傾斜角プロダクトを生成するには、まず DTM プロダクトを生成する必要があります。
  • [傾斜方向] - 傾斜角のコンパス方位または方向を表示するマップ。 これは、DTM から生成されます。
  • [カスタム] - 画像バンド算術演算子、ならびに市街地指標、湿度指標、画像のセグメンテーションと分類、およびその他の種類の画像解析などの指標に基づいてカスタム プロダクトを作成します。

プロダクトは、指定した場合、プロジェクトの設定時に生成することができ、または [プロダクト] ウィンドウから生成するか、再作成することができます。 プロダクトがプロジェクトの設定で指定された場合、プロダクトが生成され、プロダクトを表示、確認、および管理することができる [プロダクト] ウィンドウからアクセスされます。

プロダクト ウィンドウ

Ortho Maker のプロダクトは、[プロダクト] タブの [プロダクト] ウィンドウから作成および管理することができます。 [プロダクトの追加] をクリックして、ドロップダウン リストからプロダクトを選択することによって、作成されるプロダクトを選択します。 プロダクトを表すカードが、プロダクト ギャラリーに追加されます。 各プロダクト カードの下には、プロダクトを管理するため、またはプロダクトのパラメーター設定を調整するためのオプションがあります。 プロダクト カードの上にポインターを置き、[作成] をクリックすると、プロダクト生成が開始されます。 または、[バッチ ジョブに追加] を選択してバッチ ジョブでプロダクトを処理することもできます。 プロダクトは、デフォルト設定、インポートされたプロジェクト テンプレートからの設定、またはプロジェクトのカスタム パラメーター設定を使用して生成されます。 プロダクト生成パラメーターをリセットまたは変更して、プロダクトを再作成できます。

注意:

バッチ ジョブでプロダクトを処理することのメリットは、プロジェクトを閉じてバッチ ジョブで完了まで処理を続行できることです。

注意:

プロダクトは、まずクイック ブロック調整または完全なブロック調整を実行しなければ、作成できません。 [レポート] をクリックすると、ブロック調整レポートが生成されます。このレポートは、エクスポートしたり、プロジェクトとともに保存することができます。

プロダクトが生成されると、プロダクト カード上のデフォルトのアイコンが、このプロダクトのサムネイル画像に置き換えられます。 プロダクト カード上のサムネイルの下には、プロダクト管理アイコン、およびプロダクト生成パラメーターの表示および調整に使用できる [設定] ボタンがあります。

プロダクトは、生成されると、Ortho Maker ビューアーに表示されます。 プロダクトは、最新のプロダクトが先頭に表示されて、作成された順に表示されます。 Ortho Maker ビューアーは、ズーム、画面移動、およびプロダクト レイヤーの拡張に関して、Web Map Viewer Classic と同様に機能します。 プロダクト レイヤーのオン/オフの切り替え、透過性の調整、異なるレイヤー間のスワイプなどを行うことができます。 詳細については、「Ortho Maker ビューアー」をご参照ください。

の [プロダクト] ウィンドウおよびビューアー

プロダクトの設定

各プロダクトのデフォルト パラメーターは、通常、多種多様なアプリケーション用のプロダクトを生成するに十分です。 写真測量および画像処理の経験がある場合は、プロジェクト固有の要件に対応するように、標準プロダクトごとにブロック調整およびプロダクトの処理パラメーターを指定できます。 各プロダクトは、デフォルト パラメーターを常に使用する画像コレクションを除き、独自のパラメーターのセット使用します。

[プロダクト設定] ウィンドウに表示されるパラメーターごとに、パラメーター設定オプションが説明されています。 標準プロダクトごとの各パラメーターの詳細な説明については、パラメーター設定ダイアログ ボックスで、各パラメーターに関連付けられた情報ボタンをクリックしてご参照ください。

プロダクト管理

プロダクト管理ボタンをクリックすると、以下の管理オプションが表示されます。

  • [アイテム詳細の表示] - プロダクト Web ページが開き、サマリーおよび説明、タグ、利用条件、著作権、ファイルの場所などの、プロダクトに関する情報および詳細が表示されます。 プロダクトをエンタープライズ内の個人およびグループと共有すること、または一般ユーザーがプロダクトを使用できるようにすることを選択できます。 ポータルの Map Viewer Classic および Scene Viewer で、または ArcGIS Pro で、プロダクト レイヤーを表示および操作します。
  • [共有] - プロダクトを組織内の個人およびグループと共有すること、または一般ユーザーがプロダクトを使用できるようにすることを選択できます。 これらの選択は、以前の共有設定をオーバーライドします。
  • [更新] - 現在のパラメーター設定を使用してプロダクトを再生成します。
  • [削除] - プロダクトを削除します。 画像コレクションを削除することはできません。

ラスター解析への入り口

Ortho Maker のプロダクトは、ArcGIS Enterprise および ArcGIS Pro、ポータルの Map Viewer Classic、ならびにポータルの Scene Viewer でのラスター解析に適しています。 Ortho Maker のプロダクトは ArcGIS Enterprise のラスター解析の配置で生成されて共有されるため、ArcGIS 全体での処理、解析、および共有をさらに促進します。 Ortho Maker のサーフェス プロダクトは、ラスター解析の水文解析ツール、テレイン解析、最小コスト パス、およびその他の近接解析のための基礎を提供します。 オルソ画像モザイクは、セグメンテーションおよびマルチスペクトル解析、指標、フィーチャ抽出、変更のマッピングおよび解析などのための重要なベースマップになります。