Manager での新しいロールの追加
以下の手順に従って、ArcGIS Server Manager で新しいロールを組み込みのアイデンティティ ストアに追加できます。
注意:
ロールが LDAP サーバーまたは Active Directory に格納されている場合は、その製品のユーザー管理ツールを使用して、新しいロールを追加する必要があります。
- Manager を開いて、プライマリ サイト管理者または管理アクセス権限を持つユーザーとしてログインします。このステップの詳細については、「ArcGIS Server Manager へのログイン」をご参照ください。
- [セキュリティ] > [ロール] の順にクリックします。
- [新規ロール] をクリックします。新しいロールを追加するためのダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスで、次の情報を入力します。
- [ロール名]: 必須のパラメーターです。ロールを簡単に識別できる一意の値を設定する必要があります。
- [説明]: ロールの簡単な説明。
- [ロール タイプ]: 利用可能なロール タイプのいずれかを選択します。
- 管理者: 管理者ロール タイプには、ArcGIS Server の管理コンポーネントおよび機能への無制限のアクセス権限が与えられます。ロール タイプが管理者に設定されたロールのメンバーは、ArcGIS Server Manager、Services Directory、および Administrator Directory にログインして、すべてのフィーチャと機能にアクセスすることができます。コンピューターをサイトに追加し、サイトから削除することや、セキュリティを設定することもできます。このロール タイプは、ArcGIS Server サイトの管理を行うロールに限定すべきです。
- 公開者: 公開者ロール タイプには、ArcGIS Server の管理コンポーネントおよび機能への限定的なアクセス権限が与えられます。ロール タイプが公開者に設定されたロールのメンバーは、ArcGIS Server Manager と Administrator Directory にログインして、サービスおよびログ管理機能だけにアクセスすることができます。新しいサービスを公開し、既存のサービスを管理し、マップ キャッシュを生成することが可能です。ArcGIS Server のセキュリティ オプションを設定または変更することはできませんが、サービスに対する権限を管理することはできます。このロール タイプは、ArcGIS Web サービスの公開と管理を行うロールに限定すべきです。
- ユーザー: ユーザー ロール タイプは、ArcGIS Server の管理コンポーネントおよび機能へのアクセスが制限されます。ロール タイプがユーザーに設定されたロールのメンバーは、ArcGIS Server Manager や Administrator Directory にアクセスできません。サービスを使用すること、またはサービスにアクセスすることだけが許されますが、そのためにはそのサービスへのアクセス権限がユーザー アカウントに付与されている必要があります。このロール タイプは、ArcGIS Web API を通じて GIS Web サービスを使用するユーザーを対象にすべきです。各ロールはデフォルトで、ユーザー タイプに設定されます。
- ユーザーをこのロールのメンバーとして追加するには、[利用可能なユーザー] リストでユーザーの横にある [ユーザーの追加] アイコンをクリックします。この操作を行う前に、1 人以上のユーザーを定義しておく必要があります。現在、アイデンティティ ストアにユーザーが追加されていない場合は、後でロールを変更してメンバーを追加できます。ユーザーをアイデンティティ ストアに追加する方法については、「Manager での新しいユーザーの追加」をご参照ください。
- ロールを適切に定義したら、[作成] をクリックして、ロールをアイデンティティ ストアに追加します。