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復元ユーティリティ

このトピックの内容

復元ユーティリティは、バックアップ ユーティリティで過去に作成したバックアップを使用して、サイト構成を復元します。ArcGIS Server のバックアップおよび復元機能の詳細については、「ArcGIS Server のサイト構成のバックアップと復元」をご参照ください。

このユーティリティは、常にトークンベースの認証を使用します。

パラメーター

パラメーター詳細

-u

ユーティリティを実行する ArcGIS Server ユーザーの名前。これは、バックアップを作成したときと同じユーザーである必要はありません。サイトが Web 層認証を使用するように構成されている場合、プライマリ サイト管理者のアカウントなどの組み込みユーザーを指定します。

-p

-u パラメーターで指定したユーザーのパスワード。

-s

サイトの URL。次の形式で指定します。

  • http://gisserver.domain.com:6080
ArcGIS Web Adaptor の URL を通じて復元を実行することはできません。

-f

復元する *.agssite バックアップ ファイルへの絶対パス。ArcGIS Server アカウントには、この場所からの読み取り権限が必要です。

-r

ユーティリティがレポートを作成するフォルダーへのパス。ArcGIS Server アカウントには、このフォルダーに対する書き込み権限が必要です。レポートは、このパスを指定したかどうかに関係なく、常にコンソールに表示されます。

-h

ユーティリティのヘルプを出力します。

次の例では、Jan-24-2013_13-25-23.agssite というファイルからバックアップを復元します。

レガシー:

10.2.2 以前のバージョンでは、コマンド ラインからユーティリティを実行するときに Python ディレクトリと Python 拡張子 (*.py) を参照する必要がありましたが、10.3 では、これが不要になりました。このような Python への依存性なしで、コマンド ラインから直接ユーティリティを実行することができます。

これらのユーティリティの実行を自動化するロジックを実装した場合は、スクリプトを更新して Python への依存性を削除する必要があります。次に例を示します。

  • <ArcGIS Server installation location>/arcgis/server/tools/python
  • コマンド ライン ユーティリティの名前を参照するときの *.py 拡張子

正しい使用法については、次の例をご参照ください。

<ArcGIS Server installation location>/arcgis/server/tools/admin/restore -u admin -p admin -s http://gisserver.domain.com:6080 -f /tmp/mybackups/Jan-24-2013_13-25-23.agssite -r /tmp/mybackups