00090: <値> は登録されたデータベースが必要です
このトピックの内容
[フィーチャ アクセス](フィーチャ サービス) ケーパビリティを備えたマップ サービス、トランザクションをサポートする [WFS] 対応マップ サービス (WFS-T)、または編集機能が有効になっているイメージ サービスのいずれかを公開中に、エンタープライズ ジオデータベースが ArcGIS Server に登録されていません。
サービス タイプの名前は、エラー メッセージ内の <値> セクションに表示されます。
注意:
ソース エンタープライズ ジオデータベースまたはエンタープライズ データベースがすでにサーバーに登録されている場合でも、この解析ツールが実行されることがあります。この理由は、ソース エンタープライズ ジオデータベースを参照するレイヤーまたはスタンドアロン テーブルで使用されている接続プロパティ (ユーザー名、パスワード、バージョンなど) が、サーバーに登録されているエンタープライズ ジオデータベースの接続プロパティに一致しないためです。このような場合は、エンタープライズ ジオデータベースを登録するだけではなく、このジオデータベースへの接続も登録します。登録は、個別の接続ごとに必要とされます。
たとえば、デフォルトと v1 の 2 つのバージョンを持つ DB1 という名前のエンタープライズ ジオデータベースがあり、デフォルト バージョンを使用する DB1 への接続のみを登録するとします。v1 バージョンをポイントするレイヤーまたはスタンドアロン テーブルを含むマップを公開しようとしているときに、この DB1 への接続を登録していない場合は、この解析ツールが実行されます。また、ジオデータベースへのそれぞれの接続に別々の名前を使用している場合にもこの状況が発生します。
解決策
[ArcGIS Server プロパティ] の [データ ストア] タブを使用して、エンタープライズ ジオデータベースを ArcGIS Server に登録します。
- サービスで、指定されたエンタープライズ ジオデータベースにコピーされたデータを参照する場合は、サーバーで管理されるデータベースを登録します。この場合は、レイヤーが現在参照しているデータが、登録したエンタープライズ ジオデータベースにコピーされます。サービスのレイヤーは、元のデータ ソースではなくこのエンタープライズ ジオデータベースのデータを参照します。
- [登録済みのデータベース] リスト ボックスの横にある [追加] ドロップダウン メニューをクリックし、[管理されたデータベースの登録] を選択して [データベースの登録] ダイアログ ボックスを開きます。
- データベースの登録に使用する名前を入力します。
- [編集] をクリックして、新しいサーバー データベース接続を登録するか、[インポート] をクリックし、既存のデータベース接続を参照して使用します。
注意:
レイヤーのいずれかが、シェープファイルやファイル ジオデータベース フィーチャクラスなど、フィーチャ サービスまたは WFS-T サービスによってサポートされていないデータ ソースを参照している場合は、サーバーで管理されたデータベースの使用を検討してみてください。その場合は、サポートされていないデータがこのエンタープライズ ジオデータベースにコピーされます。これにより、そのレイヤーがフィーチャ サービスで使用可能になります。
- サービスで、マップと同じデータを参照する場合は、このエンタープライズ ジオデータベースを ArcGIS Server に登録します。
- [登録済みのデータベース] リスト ボックスの横にある [追加] をクリックし、[データベースの登録] ダイアログ ボックスを開きます。
- データベースの登録に使用する名前を入力します。
- [公開者のデータベース接続と同じ] をオンにします。
- [公開者のデータベース接続] で、[追加] をクリックして新しいデータベース接続を入力するか、[インポート] をクリックし、既存のデータベース接続を参照して使用します。
- サービスで、マップとは異なるエンタープライズ ジオデータベースを参照する場合は、マップで使用されているエンタープライズ ジオデータベースとサービスで使用するエンタープライズ ジオデータベースの両方を登録する必要があります。
- [登録済みのデータベース] リスト ボックスの横にある [追加] をクリックし、[データベースの登録] ダイアログ ボックスを開きます。
- 登録済みデータベースの名前を入力します。
- [公開者のデータベース接続と同じ] をオフにします。
- [公開者のデータベース接続] で、[追加] をクリックして新しいデータベース接続を入力するか、[インポート] をクリックし、既存のデータベース接続を参照して使用します。
- [サーバー データベース接続] で、[追加] をクリックして新しいデータベース接続を入力するか、[インポート] をクリックし、既存のデータベース接続を参照して使用します。
追加情報
フィーチャ サービス、WFS-T サービス、および編集が有効なイメージ サービスでは、サービスのすべてのレイヤーが、同じデータベース接続を使用して単一のエンタープライズ ジオデータベースを参照する必要があります。また、このエンタープライズ ジオデータベース接続が ArcGIS Server に登録されている必要もあります。
データ登録は、サービスのソース データが生成される場所のリストをサーバーに提供します。データ登録は、次の 2 つの主な利点を備えるオプションの手順です。
- データ登録は、サーバー管理者が承認した既知のデータの場所を、サービスが使用しているかどうか検証するのに役立ちます。
- 一部のクラウドのシナリオでは、データ登録は、マップ、グローブ、その他のリソースをサーバーに公開 (およびアップロード) するときに、データへのパスを自動的に再マッピングできます。