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スケマティック データの公開について

このトピックの内容

サーバーにデータをコピーする/コピーしない場合のスケマティック サービスの公開

レガシー:

ArcGIS for Server 10.1 では、スケマティック サービスはスケマティック レイヤーのソース データにアクセスできる場合にのみ動作しました。つまり、公開者のコンピューターとサーバーは、同じスケマティック ソース エンタープライズ ジオデータベースまたは同じスケマティック ソース データ フォルダーにアクセスできる必要があり、このエンタープライズ ジオデータベースまたはデータ フォルダーは公開時にサーバーに登録される必要がありました。

ArcGIS for Server 10.2 からは、スケマティック サービスのデータのコピーを、サービスの公開時にサーバーに配置できるようになりました。ログインの権限がないサーバー、またはファイアウォール内にあるサーバーで公開する場合は、スケマティック データをサーバーにコピーすると効果的です。これにより、オンプレミスのコンピューターからデータを取得することが非効率または不可能な任意のクラウド プラットフォームで、スケマティック データのスナップショットを公開することができます。

ソース スケマティック データを参照する場合のスケマティック サービスの公開

データをサーバーにコピーせずにスケマティック サービスを公開するには、公開するスケマティック ダイアグラムが保存されているエンタープライズ ジオデータベースまたはデータ フォルダーを、サーバーに登録する必要があります。また、サーバーがこのデータにアクセスできる必要があります。

スケマティック データをサーバーに登録するには、ArcGIS for Desktop または ArcGIS Server Manager を使用します。

ArcGIS for Desktop を使用したスケマティック データのサーバーへの登録

ArcGIS for Desktop を使用してスケマティック ソース データを登録するには、「ArcGIS for Desktop を使用したデータの ArcGIS Server への登録」で説明されている手順に従い、登録するデータ ソースのタイプに応じて、次のいずれかの操作を行います。

  • エンタープライズ ジオデータベースを登録する場合は、[公開者のデータベース接続と同じ] チェックボックスをオンにします。
  • フォルダーを登録する場合は、[公開者フォルダー パスと同じ] チェックボックスをオンにします。

ArcGIS Server Manager を使用したスケマティック データのサーバーへの登録

ArcGIS Server Manager を使用してスケマティック ソース データを登録するには、「Manager を使用したデータの ArcGIS Server への登録」で説明されている手順に従い、エンタープライズ ジオデータベースまたはフォルダーを登録する場合は常に [共有] を選択します。続いて、共有データベースの接続ファイル、または共有フォルダーのパスを指定します。

ソース スケマティック データをサーバーにコピーする場合のスケマティック サービスの公開

データをサーバーにコピーしてスケマティック サービスを公開する場合、公開するスケマティック ダイアグラムが保存されているエンタープライズ ジオデータベースまたはデータ フォルダーをサーバーに登録する必要はありません。公開するマップが、エンタープライズ ジオデータベースまたはデータ フォルダーに格納されているサーバーに未登録のスケマティック データを参照している場合、多くの GIS データセットの場合と同様に、公開処理によりスケマティック データが自動的にサーバーにコピーされます。

スケマティック レイヤーのデータ ソースと許可されるオペレーション

スケマティック機能が有効なマップを公開して、[クエリ] オペレーションだけをデフォルトで許可する場合は、スケマティック サービスの結果を使用して次の操作を実行できます。

  • ダイアグラムのクエリと表示
  • レイアウト結果を保存しない、スケマティック レイアウト アルゴリズムの適用
クエリ オペレーションは、スケマティック レイヤーのデータ ソースのタイプ (ファイルまたはエンタープライズ ジオデータベース) にかかわらず、またスケマティック データをサーバーにコピーして公開したかどうかにかかわらず、公開するマップのすべてのスケマティック レイヤーでサポートされます。

スケマティック機能が有効なマップを公開して、クエリ編集オペレーションの両方を許可する場合は、結果のスケマティック サービスを使用して次の操作を実行できます。

  • ダイアグラムのクエリと表示、およびレイアウト結果を保存しないスケマティック レイアウト アルゴリズムの適用。
    注意:

    これらのオペレーションは、スケマティック レイヤーのデータ ソースのタイプ (ファイルまたはエンタープライズ ジオデータベース) にかかわらず、またスケマティック データをサーバーにコピーして公開したかどうかにかかわらず、常にサポートされます。

  • スケマティック ダイアグラム レイアウトの保存、ダイアグラムの更新、ダイアグラムのロック/ロック解除。
    注意:

    これらのオペレーションは、公開されたマップ参照データのスケマティック レイヤーがエンタープライズ ジオデータベースに保存され、このエンタープライズ ジオデータベースがサーバーに登録されている場合 (つまり、公開されたスケマティック サービスがサーバーにコピーされたデータを参照せず、実際のソース スケマティック データを参照している場合) にのみサポートされます。

  • 新規ダイアグラムの生成。
    注意:

    このオペレーションは、生成されたダイアグラムの基になったダイアグラム テンプレートのスケマティック ダイアグラム テンプレート レイヤーが公開されたマップに存在し、このマップ参照データのスケマティック レイヤーがエンタープライズ ジオデータベースに保存されていて、このエンタープライズ ジオデータベースがサーバーに登録されている場合 (つまり、公開されたスケマティック サービスがサーバーにコピーされたデータを参照せず、実際のソース スケマティック データを参照している場合) にのみサポートされます。