公開時のパス サイズの制限
ArcGIS for Desktop を使用してサービスを公開するときに、ドラフト サービス定義ファイルとサービス定義ファイルの両方が作成されローカルのディスク上のステージング フォルダーに一時的に保存されます。デフォルトのステージングの場所は Windows ユーザー プロファイル内の一時フォルダーになります。たとえば、Windows 7 では、この場所は C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\ESRI\Desktop10.1\Staging になります。ステージング ディレクトリには、サーバー接続ごとに個別のフォルダーが含まれます。GIS サーバーへの特定の接続を使用してドラフト サービス定義を保存した場合、このサービス定義、つまりドラフトはサーバー接続フォルダーにあります。
Windows ファイル システムには、パスに使用できる文字数に対する制限があります。ステージング フォルダーへのパスとサーバー接続を合わせた文字数がオペレーティング システムでサポートされているサイズを超えている場合は、ArcGIS によりユーザーが警告を受けます。これと同じことが、ArcGIS Server 上の入力ディレクトリにも当てはまります。サーバー上のサービス リソースのディレクトリ構造がオペレーティング システムの制限を超えた場合は、サービスを正常に公開することはできません。
ステージング/サーバー接続のパスがオペレーティング システムのパスの制限を超過した場合は、次の手順を実行して、このパスに使用されている文字数を減らすことができます。
- ステージング フォルダーの場所をルート ディレクトリに近い場所 (C:\temp など) に変更できます。
- 使用される文字数が少なくなるようにサーバー接続名を変更できます。サービス接続の名前を変更するには、カタログ ウィンドウでサービス接続を右クリックし、メニューから [名前の変更] をクリックします。
- サービス名を短縮します。
注意:
元のパスの下に存在しているドラフト サービス定義は、この新しいパス構造に自動的にコピーされません。これらのファイルは手動で移動する必要があります。