Amazon Web Services (AWS) Management Console を使用してロード バランサーを作成し、Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスを追加できます。この手順は次のとおりです。
- AWS Management Console にログインし、[EC2] をクリックします。
- [ロード バランサー] をクリックします。
- [ロード バランサーの作成] をクリックします。
- ロード バランサーの名前を入力します。
- 仮想プライベート クラウド (VPC) または EC2-Classic でロード バランサーを作成するかどうかを選択します。
- [追加] をクリックし、リスナー構成ルールを追加します。ロード バランサーで使用するポートとプロトコルを選択します。HTTP トラフィックがロード バランサーに入るポート ([ロード バランサーのポート]) と、HTTP トラフィックが転送されるポート ([インスタンスのポート]) を定義する必要があります。
ArcGIS Server では、多くの場合、[ロード バランサーのポート] を 80、[インスタンスのポート] を ArcGIS Server のポートである 6080 に設定できます。AWS Management Console でこのルールを保存するには、80 から 80 に転送するというデフォルト ルールを削除する必要があります。インスタンスで ArcGIS Web Adaptor を構成している場合は、[インスタンスのポート] に 6080 ではなく Web Adaptor のポートを使用します。
これらの値を設定したら、[Continue] をクリックします。
- ロード バランサーの状態チェック用の構成オプションを設定します。
ロード バランサーは、アタッチされているインスタンスが応答するか定期的に確認します。これは、インスタンス上のページ (デフォルトは /index.html) に ping を発行し、有効な応答が返されたかどうかを判定します。インスタンス上のページ /index.html を構成するか、[Ping パス] の値を各インスタンス上で同じ場所にあるページに変更する必要があります。[Ping パス] は、マップ サービスの 1 つの REST URL など、GIS サーバーの実装に関連したページに設定するのが適切です。
状態チェックを構成したら、[Continue] をクリックします。
- 使用するロード バランサーにサブネットを選択し、[Continue] をクリックします。
- ロード バランサーに関連付けるセキュリティ グループを選択するか作成します。
- [Continue] をクリックして、インスタンスをロード バランサーに追加するウィザード パネルをスキップします。
インスタンスは後でロード バランサーに追加できます。ロード バランサーの作成にあたり、この時点でインスタンスを追加する必要はありません。
- ロード バランサーの識別に役立つタグを追加します。完了したら [続行] をクリックします。
- ロード バランサーに関する情報を確認します。必要に応じて、前の画面に戻って修正します。構成オプションを正しく設定したら、[作成] をクリックしてロード バランサーを作成します。
- [閉じる] をクリックしてウィザードを終了します。
- AWS Management Console の [ロード バランサー] セクションで新しいロード バランサーを探します。ロード バランサーの DNS 名を記録します。ロード バランサーを利用するには、GIS サーバー サイトを参照するのに使用するすべての URL に、この DNS 名を加える必要があります。