ArcGIS Server for Amazon Web Services のワークグループ ジオデータベースのアップグレード

Amazon EC2 のワークグループ ジオデータベースをアップグレードするには、異なる 2 つの方法があります。

• ArcGIS Server Workgroup for Amazon Web Services インスタンスを新しい完全リリースの ArcGIS for Server AMI（Amazon Machine Image）に移行する場合（10.2 から 10.3 への移行など）、ジオデータベースを新しいインスタンスに移動できます。ジオデータベースのアップグレードが必要となる場合もあります。
• サービス パックおよびパッチの場合、ArcGIS Server Workgroup for Amazon Web Services インスタンスの ArcGIS for Server および ArcGIS for Desktop に適用し、必要に応じてワークグループ ジオデータベースをアップグレードできます。

1. ワークグループ ジオデータベースを新しいリリースの ArcGIS Server on Amazon Web Services に移行する場合、「ArcGIS Server インスタンスへのワークグループ ジオデータベースの移行」の手順に従ってから、手順 3 に進みます。
2. ArcGIS Server on Amazon Web Services インスタンス内の ArcGIS ソフトウェアに更新する場合、ArcGIS for Server および ArcGIS for Desktop のアップデートをダウンロードし、インスタンス上に配置して、ダウンロードで提供されるインストール手順に従ってインストールします。

   これを行うには、既存の ArcGIS for Server インスタンスへのリモート デスクトップ接続を作成する必要があります。リモート デスクトップ接続を行うには、セキュリティ グループで RDP ポートを開く必要があります。このルールは、アップデートをインストールしてジオデータベースをアップグレードした後に、セキュリティ グループから削除できます。

3. ジオデータベースがアタッチされた後、または ArcGIS アップデートが適用された後に、ArcCatalog を開いて、カタログ ツリーでデータベース サーバに接続します。
4. ジオデータベースのアップグレード ステータスを確認します。
   1. 1 つ目のジオデータベースを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
   2. [一般] タブをクリックします。

      [アップグレード ステータス] にアップグレードが必要ないことが示されている場合は、このジオデータベースの [ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じて、リモート デスクトップ セッションを終了します。これ以上のアクションは必要ありません。

      アップグレード ステータスにジオデータベースのアップグレードが可能であることが示されている場合は、残りのステップを続けます。

5. [ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
6. アップグレードを行う前に、ジオデータベースのバックアップを作成します。
   1. ジオデータベースを右クリックし、[管理] をポイントして [バックアップ] をクリックします。
   2. バックアップ ファイルの名前を入力します。
   3. バックアップを格納する場所を参照します。
   4. バックアップの説明を入力します。
   5. [OK] をクリックします。
7. ジオデータベースをアップグレードします。
   1. [ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。
   2. [ジオデータベースのアップグレード] をクリックします。
   3. [ジオデータベースのアップグレード（Upgrade Geodatabase）] ジオプロセシング ツールが表示されたら、[前提条件を確認] と [ジオデータベースをアップグレード] オプションをどちらもオンのままにし、[OK] をクリックしてジオデータベースをアップグレードします。
   4. ツールが正常に終了したら、[閉じる] をクリックして、ジオプロセシング ツールの進行状況を示すダイアログ ボックスを閉じます。
8. 手順 4 ～ 7 を繰り返して、データベース サーバ上の各ジオデータベースをバックアップしてアップグレードします。
9. すべてのジオデータベースをアップグレードしたら、リモート デスクトップ セッションを終了します。