3D Analyst のライセンスで利用可能。
グローブのレンダリング パフォーマンスの解析と修正
[サービス エディター] を使用すると、グローブ ドキュメントを解析して、グローブ サービスの作成前に対処する必要のある潜在的なパフォーマンスの問題やオーサリング エラーを特定できます。これは、グローブを公開する前の品質保証の確認と考えることができます。
ドキュメントに関するメッセージ
[サービス エディター] の [解析] をクリックすると、ArcGlobe インターフェイスの下部にある [準備] ウィンドウにレポートが表示されます。表示される可能性のあるメッセージは、次の 3 種類です。
タイプ | 説明 |
---|---|
エラー | グローブ ドキュメントをサービスとして公開する前に修正が必要な問題です。 |
警告 | 描画パフォーマンスまたは描画表示に影響を与える可能性のある問題です。 設定を修正するか、または警告を無視することができます。警告を無視する場合は、警告を右クリックして [例外としてマーク] を選択します。 |
メッセージ | グローブ サービスの表示方法と ArcGlobe での表示の違いを指摘します。 設定を修正するか、またはメッセージを無視することができます。メッセージを無視する場合は、メッセージを右クリックして [例外としてマーク] を選択します。 |
レポートの使用方法
メッセージ タイプは、グローブ サービスをサービスとして公開できるかどうかに影響を与える可能性のある重大度を示します。上記の表からわかるように、エラー メッセージは、続行前に問題を修正する必要があることを示します。各メッセージを右クリックすると、該当する問題の解決方法について簡潔なアドバイスが表示されます。その他の修正方法など、ヘルプ トピックの詳細な情報にもアクセスできます。複数の解決方法がある場合、太字の項目が問題を解決するデフォルトの方法です。
注意:
レイヤーの多い複雑なドキュメントの場合、[準備] ウィンドウに表示された問題にすべて対処するには、相当な時間がかかる場合があります。グローブ解析に適切な時間を割り当てるようにしてください。
グローブ ドキュメントの解析方法
Web 上でのパフォーマンスを向上させるために、グローブを解析して修正するには、次の手順に従います。
- [サービス エディター] で、[解析] をクリックします。
- [準備] ウィンドウで、解析結果を評価します。
- [準備] ウィンドウの各メッセージを右クリックすると、該当する問題の解決方法についての簡潔な項目リストが表示されます。たとえば、次のようなものです。
- 問題の修正方法を参照します。
- 問題の詳細について、ヘルプ トピックを参照します。
- 問題を無視して、今後表示されないように例外としてマークします。
- [エラー] を修正します。エラーの修正には、グローブ ドキュメントからレイヤーを削除することも含まれます。
- 必要に応じて、[警告] と [メッセージ] に対処します。
- グローブを再解析して、エラーがすべて修正されたことを確認します。結果は、[準備] ウィンドウに表示されます。
- グローブ ドキュメントのエラーを修正し、必要に応じて警告とメッセージに対処したら、[公開] をクリックします。
ヒント:
- グローブ サービスを構成するときに表示領域を拡大するには、[サービス エディター] の上部にある [折りたたみ] ボタンをクリックします。
- [解析] をクリックせずすぐに [公開] をクリックすると、自動でドキュメントがスキャンされ、問題がないか確認されます。