組織の ArcGIS Server 管理者または公開者は、公開するサービスがこれらのフォルダー、データベース、ジオデータベース内のデータを参照できるように、データ フォルダー、データベース、ジオデータベースを ArcGIS Server に登録することができます。データ登録により、アクセスする場所のリストが ArcGIS Server に提供されます。データ登録は、複数のコンピューターにわたって公開するときに、ArcGIS Server がデータのパスを調整するのにも役立ちます。
以下のセクションでは、Teradata に接続し、データベースを ArcGIS Server に登録するために、ArcGIS クライアントを準備する方法について説明します。
Teradata クライアント ファイルのインストール
以下のファイルを ArcGIS クライアント コンピューターにインストールする必要があります。
- Teradata ICU ライブラリ
- Teradata GSS クライアント パッケージ
- Teradata ODBC ドライバー
32 ビット ArcGIS クライアントから接続する場合は、32 ビット Teradata ファイルをインストールする必要があります。64 ビット ArcGIS クライアントから接続する場合は、64 ビット Teradata ファイルをインストールする必要があります。詳細については、「ArcGIS から Teradata への接続」をご参照ください。
変数の設定
Linux コンピューター上の ArcGIS Server から Teradata に接続する場合、ArcGIS Server init_user_param.sh スクリプトに変数を設定する必要があります。それらの変数に関する情報とその設定方法については、「ArcGIS Server でのデータベースへの接続の構成」の「init_user_param.sh スクリプトでのデータベース クライアント ライブラリの参照」セクションをご参照ください。
権限の付与
データベースに接続してデータを公開するユーザーには、特定の権限を付与する必要があります。
Teradata への接続
データベースをサーバーに登録するには、接続情報を指定する必要があります。これには 2 つの方法があります。
- 接続情報を含む既存の *.sde ファイルをインポートします。
[データベース接続の作成 (Create Database Connection)] ジオプロセシング ツールまたは Python スクリプトを使用して、ArcGIS for Desktop のカタログ ツリーから、データベース接続ファイル (*.sde) を作成できます。
- 登録する際に、接続情報を入力します。
どちらの方法を選択しても、Teradata に接続するには以下の情報を指定する必要があります。
- 接続するデータベース プラットフォームのタイプ (この場合は Teradata)
- Teradata データベースの ODBC データ ソース名。
- データベース認証に設定された認証タイプ (オペレーティング システム認証はサポートされていません)
- 有効なデータベース ユーザー名とパスワード (接続に保存する必要があります)
詳細と例については、「ArcGIS for Desktop でのデータベース接続」をご参照ください。
ArcGIS Server への登録
ArcGIS Server Manager または ArcGIS for Desktop のカタログ ツリーから、データベースを登録できます。登録オプションの説明とデータベースの登録方法については、次のトピックをご参照ください。