追加のワークグループ ジオデータベースの作成

追加のワークグループ ジオデータベースを作成するには、クラウドの ArcGIS Server サイトで、ArcGIS Desktop のカタログ ツリーの [Database Servers] ノードから SQL Server Express インスタンスに接続します。

追加のジオデータベースを作成する理由には、次のようなものがあります。

• ジオデータベースをカスタマイズする必要があるため。

  デフォルトのジオデータベース（egdb および geodata）の名前は変更できません。異なる名前のジオデータベースが必要な場合は、別のジオデータベースを作成する必要があります。

• ジオデータベースごとにデータをグループ化するため。

  たとえば、複数の部門が独自に個別のデータを保持している場合に、グループごとに別個のジオデータベースを作成します。

1. ArcGIS Server インスタンスへのリモート デスクトップ接続を確立して、管理者としてログインします。

   これを実行するには、セキュリティ グループで RDP ポート（3389）を開けておく必要があります。

2. ArcMap を起動してカタログ ウィンドウを表示するか、ArcCatalog を起動します。
3. カタログ ツリーで [Database Servers] ノードを展開します。
4. データベース サーバをカタログ ツリーに追加していない場合は、追加します。
   1. [データベース サーバの追加] をダブルクリックします。
   2. [データベース サーバ] フィールドに、「LOCALHOST」と入力します。
   3. [OK] をクリックして、[データベース サーバの追加] ダイアログ ボックスを閉じます。
5. データベース サーバをダブルクリックして、接続を確立します。
6. データベース サーバを右クリックして、[新規ジオデータベース] をクリックします。
7. [ジオデータベース名] テキスト ボックスに、新しいジオデータベースの名前を入力します。
8. データは、（C ドライブではなく）外部ボリュームに保存する必要があるため、省略記号ボタンをクリックして、データベースを保存する場所を参照します。

   ArcGIS Server サイトで作成されたデフォルトのボリュームに保存する場合、D ドライブ上のデータ フォルダになります。

9. データベースの初期サイズを入力するか、またはデフォルト値をそのまま使用します。
10. [OK] をクリックして、ジオデータベースを作成します。

    カタログ ツリー内のデータベース サーバに新しいジオデータベースが追加され、ArcGIS およびオペレーティング システム管理者ユーザが新しいジオデータベースに自動的に追加されます。これで、ArcGIS Server サイトのデータ ストアとしてこのジオデータベースを登録したり、ArcGIS Server インスタンスにデータを転送して、このジオデータベースに読み込んだりできます。