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AWS 上でのバックアップと復元ユーティリティの実行

ArcGIS Server および Portal for ArcGIS には、アマゾン ウェブ サービス (AWS) 上のサイトのバックアップの作成および復元に使用できるユーティリティが含まれています。

ArcGIS Enterprise 配置

ArcGIS Enterprise を AWS に配置した場合、Portal for ArcGIS とともにインストールされた webgisdr ユーティリティを使用して、配置のバックアップを作成できます。10.5 では、Portal for ArcGIS のコンテンツ ディレクトリを、webgisdr ユーティリティを実行する前に作成した Amazon S3 (Simple Storage Service) バケットにバックアップするように、webgisdr ユーティリティで使用されるプロパティ ファイルを構成できます。

10.5.1 以降では、生成されたすべてのバックアップ ファイルを、webgisdr ユーティリティを実行する前に作成した Amazon S3 バケットに送信するように、webgisdr ユーティリティで使用されるプロパティ ファイルを構成できます。

webgisdr の実行の詳細については、『Portal for ArcGIS 管理者ガイド』の「ArcGIS Enterprise のバックアップの作成」をご参照ください。

Cloud Builder で作成された ArcGIS Server サイト

ArcGIS Server には、サイト構成のプロパティを保持するバックアップおよび復元ユーティリティが付属しています。ArcGIS Server を使用して ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services サイトを作成した場合、これらのユーティリティを Cloud Builder バックアップと組み合わせて使用すると、サイト プロパティの基本的なバックアップを物理的に別の場所に保存して、サイトのダウンタイムを発生させずに復元することができます。

AWS サイトで ArcGIS Server のバックアップおよび復元ユーティリティを実行する場合、次の手順を必ず実行します。

  • ユーティリティのパラメーターを指定するときに、サーバー URL にパブリック DNS または LOCALHOST を使用します。Elastic Load Balancer の名前は使用しないでください。
  • バックアップ ファイル *.agssite を Amazon S3 など、EC2 インスタンス以外の場所にコピーします。これにより、元の EC2 インスタンスや Cloud Builder バックアップが失われた場合でも、サイト構成を復旧できます。
  • 復元ユーティリティを実行したら、Cloud Builder を使用してサイトを停止してから、もう一度起動します。元の数のインスタンスがサイトに復元されます。

復元ユーティリティを実行すると、Elastic Load Balancer に関連するエラー メッセージが表示される場合があります。これは想定されているものです。