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EBS ボリュームの操作

ArcGIS Enterprise AMI (Amazon Machine Images) を使用して作成したすべての EC2 インスタンスには、ルート ボリュームとデータ ボリュームがアタッチされます。Windows 上のルート ボリュームは C: ドライブです。データ ボリュームは、Windows 上では D: ドライブ、Ubuntu Linux 上では /gisdata です。

作成時の EBS ボリューム サイズの設定

ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services (AWS) を使用して ArcGIS Server サイトを配置する場合、ルート ボリュームが 100 GB、データ ボリュームが 100 GB に設定されます。これらの値は構成不可能です。

Esri が提供する AWS CloudFormation のサンプル テンプレートまたは AWS マネジメント コンソールを使用してサイトを配置する場合は、インスタンスに対してルート ボリュームとデータ ボリュームを作成する際にそれらのサイズを設定できます。

EBS データ ボリュームの変更または移動

データ ボリュームのサイズを増やしたり、データの転送のためボリュームを別のインスタンスに移動したりするなど、インスタンスの起動後にデータ ボリュームを変更する場合は、AWS EC2 スナップショットを使用できます。

スナップショットを作成して、ボリュームのサイズを増やしたり、ボリュームを移動したりするには、次の手順に従います。

  1. インスタンスに接続して、ArcGIS ServerPortal for ArcGIS、および ArcGIS Data Store を停止します (実行されている場合)。
  2. 配置に PostgreSQL インスタンスまたは SQL Server インスタンスが含まれている場合、そのデータベース インスタンスを停止します。
    • Windows 上では、SQL Server サービスを停止します。
    • Ubuntu 上では、シェル プロンプトで postgres ユーザーとして次のコマンドを実行して、PostgreSQL を停止します。
      sudo -u postgres -i pg_ctl stop
  3. データ ドライブ上にデータ フォルダーが存在する他のサービスを停止します。
  4. AWS マネジメント コンソールの EC2 サービスで、変更または移動するデータ ボリュームを見つけて、AWS ツールを使用してこのボリュームのスナップショットを作成します。
  5. 新規に作成されたスナップショットを見つけて、そのスナップショットから新しいボリュームを作成します。新しいボリュームを作成する際にそのボリュームのサイズを定義できます。
  6. スナップショットを作成してボリュームのサイズを増やした場合、またはデータを別のインスタンスに移動してそのインスタンス上の既存のデータ ボリュームを置き換えた場合は、移行先インスタンスから既存のデータ ドライブを削除する必要があります。既存のデータ ドライブを削除する前に第二のインスタンスに対してステップ 1 ~ 3 を繰り返します。ボリュームのマッピングをメモしてから、ボリュームを削除します。
  7. 新規に作成されたボリュームを移行先インスタンスにアタッチします。データ ボリュームを置き換える場合は、ディスクのマッピングが、削除したデータ ボリュームのマッピングと一致することを確認します。

    Esri AMI からインスタンス上に作成されたデータ ボリュームは Windows 上では xvdg に、Ubuntu 上では /dev/sdx に設定されます。

  8. データ ドライブ上にデータ フォルダーが存在するサービスを起動します。
  9. データベース インスタンスを起動します。
  10. ArcGIS ソフトウェア サービスを起動します。
  11. デタッチされたデータ ボリュームまたは作成したスナップショットが不要の場合は、AWS マネジメント コンソールのツールを使用してそれらを削除します。