ArcGIS 10.1 for Server は Linux 上で設定できます。しかし、ArcGIS Desktop は設定できません。そのため、ArcGIS Desktop でモザイク データセットを作成した場合、次のいずれかのワークフローを使用して、データセットを Linux に公開または移動する必要があります。
Windows でのモザイク データセットの作成
- Windows から Linux に公開すると、公開処理によってすべての内容がコピーされます。
- Windows から Linux に公開し、データ ストアに登録します
モザイク データセットを使用する場合、モザイク データセット自体とその中にあるデータについて考慮する必要があり、それぞれの対処が異なります。
- モザイク データセット (コンテンツでない) の場合、パスがデータ ストアに登録されていないことを確認します。登録されていない場合、モザイク データセットを公開するときにパスが修復されます。モザイク データセットのパスがデータ ストアに登録されている場合、サーバーで使用可能として扱われます。そのため、このデータセットは Linux にコピーされず、パスは公開処理の一部として検証および修復されません。
- モザイク データセット内に含まれるデータの場合、データがサーバー上で複製 (レプリケート) されることを確認します。たとえば、モザイク データセット内で使用するデータは、サーバー上の登録済みの場所で、ローカル コンピューターと同じフォルダー構造の場所に存在します。
Linux でのモザイク データセットの作成
- モザイク データセットを Windows に公開します (Samba デバイスを使用したり、Windows の場所にコピーしたりします)。
- モザイク データセットのパスをデータ ストアに登録します (クライアントとサーバーが異なるパスの場合)。
- モザイク データセットをイメージ サービスとして公開します。
モザイク データセットのパスはデータ ストアに登録されているため、公開処理中にデータはコピーされません。サービスで実際に使用されるモザイク データセットは、Linux 上のモザイク データセットです (場所はデータ ストアに基づきます)。モザイク データセットのソース ラスターは Linux 上にあるため、プレビューでは何も表示されない場合がありますが、公開されたサービスは表示されます。