公開プロセス中にこのレイヤーに使用されるパスのサイズがオペレーティング システムの制限を超えています。このパスには、ステージング フォルダーへのパス、サーバー接続の名前、およびデータのソース データへのパスが含まれます。また、これには、関数ラスター内のパスも含まれることもあります。
<値> パラメーターは、対象となるパスがステージング パスであるか、ArcGIS Server 上の入力ディレクトリ パスであるかを表します。
解決策
パスが制限を超過した場合は、次の手順を実行して、このパスに使用されている文字数を減らすことができます。
- データ ソースを登録できる ArcGIS Server で公開する場合は、データ ソースを ArcGIS Server に登録します。ArcGIS Online に公開する場合は、データ ソースを登録することはできません。
- ステージング フォルダーの場所をルート ディレクトリに近い場所 (C:\temp など) に変更します。
- 使用される文字数が少なくなるようにサーバー接続名を変更します。サービス接続の名前を変更するには、カタログ ウィンドウでサービス接続を右クリックし、メニューから [名前の変更] をクリックします。
- サービス名を短縮します。
- 使用される文字数が少なくなるように、ArcGIS Server のシステム ディレクトリの物理パスを変更します。これを行うには、サーバーへの管理者アクセス権が必要です。
追加情報
ArcGIS Desktop を使用してサービスを公開するときに、サービス定義ファイルが作成されローカルのディスク上のステージング フォルダーに一時的に保存されます。デフォルトのステージングの場所は Windows ユーザー プロファイル内の一時フォルダーになります。たとえば、Windows 7 では、この場所は C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\ESRI\Desktop10.1\Staging になります。ステージング ディレクトリには、サーバー接続ごとに個別のフォルダーが含まれます。GIS サーバーへの特定の接続を使用して、ドラフト サービス定義を保存した場合、このサービス定義、つまりドラフトはサーバー接続フォルダーにあります。
Windows ファイル システムには、パスに使用できる文字数に対する制限があります。ステージング フォルダーへのパスとサーバー接続を合わせた文字数がオペレーティング システムでサポートされているサイズを超えている場合は、ArcGIS によりユーザーが警告を受けます。これと同じことが、ArcGIS Server 上の入力ディレクトリにも当てはまります。サーバー上のサービス リソースのディレクトリ構造がオペレーティング システムの制限を超えた場合は、サービスを正常に公開することはできません。
さらに、サーバー定義は ArcGIS Server に保存され、公開時に圧縮解除されます。サーバー上のデフォルトの格納場所は \arcgisserver\directories\arcgissystem\arcgisinput\<サービス名>.<サービス タイプ>\extracted になります。
画像およびラスター データに関数を使用すると、そのデータを処理することができます。この処理は永続的にデータに適用されるものではなく、画像とラスターにアクセスしたときにリアルタイムに適用されます。関数を連結して、画像処理能力をさらに高めることもできます。たとえば、多くの算術演算関数を連結し、1 つの式を使用してデータを処理することができます。