マップ レイヤーに表示縮尺範囲が設定されていないため、パフォーマンスの低下を引き起こす可能性があります。多数のフィーチャを含むレイヤーでは適切な縮尺でのみ描画する必要があります。一例として、大都市全域のすべての電気施設を表示する場合が挙げられます。この場合、電気施設の表示を大きな縮尺に制限することで、都市全域にマップを縮小したときに描画されるフィーチャがなくなるため、描画のパフォーマンスが向上します。表示縮尺範囲を設定することにより、マップ上で小さな地域を拡大するまで詳細なフィーチャは表示されなくなります。
解決策
- マップ レイヤーに表示縮尺範囲を設定します。詳細については、「特定の縮尺でのレイヤー表示」をご参照ください。
- あるいは、グループ レイヤーを使用して、各マップ縮尺で複数の情報を表示させることができます。
追加情報
マップ レイヤーに縮尺依存のラベル描画を設定することで、この状況に対処します。たとえば、マップを縮小すると詳細な情報を表示するのが難しくなる場合があります。また、拡大すると情報が非常に粗くなる場合があります。
このような場合、表示縮尺範囲をマップ レイヤーに適用することにより、表示が鮮明になるとともに描画のパフォーマンスが向上します。このためには、各マップ縮尺で適切な項目だけを描画し、各縮尺に有効なシンボルおよびラベルを適用します。
オンライン マッピング アプリケーションで複数の縮尺を使用する際の一般的な概要および設計のヒントについては、「オンライン ベースマップの構築方法」および「操作マップ レイヤーの構築」をご参照ください。