タスク出力に合わせて変更できる設定は、[名前] および [説明] になります。他の設定はすべて読み取り専用です。デフォルトでは、[サービス エディター] はツールのアイテム説明からパラメーターの名前および説明をコピーします。
出力パラメーターの [サービス エディター] に表示される情報は、出力のタイプに応じて決まります。出力には、データセットおよびスカラーという 2 つの基本タイプがあります。
- データセットは、フィーチャ、テーブル、ファイル、ラスター、フォルダー、ジオデータベースなどです。
- スカラーは、数値、ブール、文字列など、データセット以外のものすべてを指します。
データセット
後で説明するように、出力データセットに表示される情報は、出力データセットのタイプに応じて決まります。
フィーチャおよびテーブル
出力フィーチャおよびテーブル用の属性スキーマ (フィールドおよびそのタイプ) が表示されます。フィーチャの場合、スキーマとしてはジオメトリ タイプの出力が挙げられます。フィールドのリストは、出力データセットまたは結果内のレイヤーと同じです。スキーマは [サービス エディター] では変更できません。スキーマを変更するには、数種の入力を使用してツールを再実行し、別の出力を使用して新しい結果を作成してから、公開する必要があります。
出力スキーマ: ダイナミック
[サービス エディター] に表示される出力スキーマは、公開しようとしている結果内の出力データセットまたはレイヤーから読み取られます。このスキーマは通常、指定された入力内容に応じて変わります。つまり、動的 (変更可能) になることもあれば静的 (変更不可) になることもあります。たとえば、[近接情報テーブルの生成 (Generate Near Table)] ツールは必要に応じて [位置] パラメーターおよび [角度] パラメーターの値に基づいて、フィールド NEAR_X、NEAR_Y、および NEAR_ANGLE を出力フィーチャ追加します。公開しようとしているタスクは、クライアントが設定した他のパラメーター値に応じて出力スキーマが異なるという点で [近接情報テーブルの生成 (Generate Near Table)] ツールに似ています。他のツール (およびそのツールから作成されたタスク) は、クライアントが設定した他のパラメーター値に応じて、それぞれ異なるジオメトリ タイプ (ポイント、ラインまたはポリゴン) を出力します。
注意:
タスクが実行されると、タスクの実行によって生成される任意のスキーマがクライアントに送信されます。このスキーマは [サービス エディター] に表示されるものとは異なる場合があります。
ラスターおよびファイル
出力ラスター データセットの場合 [データ タイプ] に [ラスター データセット] が表示され、出力ファイルの場合 [データ タイプ] に [ファイル] が表示されます。これらのいずれかのタイプに関連付けられているスキーマはありません。
出力先固定の出力データセットおよびレイヤー
タスクの出力としてのデータセットがフィーチャクラス、テーブル、ラスターまたはファイル以外である場合、そのデータセットはクライアントに転送できません。出力の [データ タイプ] パラメーターでは、[String] です。タスクの出力がレイヤーである場合は、出力先固定データセットを参照し、文字列に変換します。
タスクを実行すると、データセットまたはレイヤーの名前がクライアントに返されます。
ほとんどの場合、出力先固定の出力データセットがあるときは、クライアントが結果をマップとして表示できるように結果マップ サービスを使用します。データセットはクライアントに転送されません。転送されるのはデータのマップだけです。
出力先固定データセットの詳細については、「入力モードおよびパラメーター データ タイプ」をご参照ください。
スカラー
スカラー データ タイプは、データセット以外のものすべてを含みます。データ タイプ Boolean、Date、Double、Linear Unit、Long、および String は、すべてのクライアントによって完全にサポートされているので、変換しなくてもインターネット経由で送受信できます。他のあらゆるスカラー データ タイプは文字列に変換しなければならないので、サポート対象外になるか出力先固定になります。