ArcMap からフィーチャ サービスを公開

フィーチャ サービスを GIS Server に公開するには、マップ サービスを公開して、その [フィーチャ アクセス] ケーパビリティを有効にします。これによって、フィーチャ サービスを使用するための URL が生成されます。マップ サービスのライフタイムによってフィーチャ サービスのライフタイムが制御されます。マップ サービスが停止されると、フィーチャ サービスも停止されます。

注意:

バージョン対応データを操作している場合、デフォルトでは、サービスを公開するときに、フィーチャ サービスを通じてマップ ドキュメント内のバージョンだけが公開されます。フィーチャ サービスを公開するために使用されたバージョン以外のバージョンをクエリまたは編集するには、ArcGIS Server REST と SOAP API を使用してこれらの操作を行うことができます。詳細については、これらの API に固有のドキュメントをご参照ください。

ライセンス:

バージョン 10.5 以降でフィーチャ サービスを公開するには、ArcGIS Server を ArcGIS GIS Server としてライセンス認証する必要があります。

[フィーチャ アクセス] ケーパビリティを有効にしたマップ サービスを ArcMap から公開するには、以下の手順に従います。

1. ArcMap でマップ ドキュメントを開き、メイン メニューで [ファイル] > [共有] > [サービス] の順に選択します。

   [サービスとして共有] ウィンドウが表示されます。

2. [サービスを公開] を選択し、[次へ] をクリックします。
3. [サーバー接続の選択] ドロップダウン リストから、使用する GIS Server 接続を選択します。使用する接続がリストにない場合は、[ArcGIS Server の追加] をクリックして、新規の接続を作成できます。
4. 必要に応じて、[サービスを公開] ウィンドウでサービスの新しい名前を入力します。120 文字を超える名前や、英数字とアンダースコア (_) 以外の文字が含まれた名前を使用することはできません。

   [次へ] をクリックします。

5. デフォルトでは、ArcGIS Server の [サイト (ルート)] フォルダーにサービスが公開されます。サービスはルート フォルダー以下のサブディレクトリに整理することができます。サービスを公開するフォルダーを選択するか、サービスを格納する新しいフォルダーを作成して、[継続] をクリックします。

   サービス エディターが表示されます。

6. マップ サービスで必要なプロパティを設定します。ここでは、対象サービスの使用を許可するユーザーを選択し、そのサービスをサーバーでどのように公開するかを詳細に設定できます。マップ サービス プロパティを手動で設定する方法については、「マップ サービス プロパティの設定」のトピックをご参照ください。また、[インポート] をクリックすると、既存のサービス定義または公開されたマップ サービスからプロパティを自動的にインポートすることもできます。サービスを配置するための最適な構成方法については、「サービスのチューニングと構成」のヘルプ トピックをご参照ください。

   ヒント:

   このセッション中に [サービス エディター] を閉じると、作業をドラフト サービスとして保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。ドラフト サービスを保存しておくと、後でサービス構成作業を再開することができます。デフォルトでは、ドラフト サービスは、ArcGIS Server 接続のドラフトフォルダーに保存されます。詳細については、「ドラフト サービスについて」をご参照ください。

7. サービス エディターの左側のウィンドウで、[ケーパビリティ] をクリックし、[フィーチャ アクセス] を選択します。このオプションを有効にすると、マップ サービスに関連するフィーチャ サービスが作成され、クライアントが Web 上でフィーチャを編集できるようになります。
8. [サービス エディター] の左側のウィンドウで、[フィーチャ アクセス] をクリックして、フィーチャ サービスのプロパティを設定します。ここでは、対象サービスの使用を許可するユーザーを選択し、そのフィーチャをサーバーでどのように公開するかを詳細に設定できます。デフォルトでは、フィーチャ サービスを介して公開されたデータにクエリを実行し、編集できます。編集を可能にすると、ユーザーがサービスを使用してソース ジオデータベース内のデータに変更を適用することができます。グローブ サービスのプロパティを手動で設定する方法の詳細については、「フィーチャ サービスの編集者の権限」をご参照ください。

   ヒント:

   このセッション中に [サービス エディター] を閉じると、作業をドラフト サービスとして保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。ドラフト サービスを保存しておくと、後でサービス構成作業を再開することができます。デフォルトでは、ドラフト サービスは、ArcGIS Server 接続のドラフトフォルダーに保存されます。詳細については、「ドラフト サービスについて」をご参照ください。

9. [統計情報の更新] をクリックします。マップ ドキュメントをサーバーに公開できるかどうかが検証されます。
10. [準備] ウィンドウでエラー () をすべて修正すると、マップ ドキュメントをサービスとして公開できるようになります。警告メッセージと情報メッセージに従って問題を修正し、フィーチャ サービスのパフォーマンスと外観を改善できます。これらの問題の解決の詳細については、「GIS リソースの分析」をご参照ください。

    ヒント:

    マップ サービスを構成するときに表示領域を広くするには、[サービス エディター] の上部にある [折りたたみ] ボタン をクリックします。

11. 必要に応じて、[プレビュー] をクリックします。Web 上でマップがどのように表示されるかを確認することができます。詳細については、「マップのプレビュー」をご参照ください。
12. エラーを修正し、必要に応じて警告とメッセージを修正したら、[公開] をクリックします。

    注意:

    公開するフィーチャ サービスのデータをサーバーにコピーする場合、公開に要する時間は、データのサイズとネットワークの帯域幅によって異なります。

これで、フィーチャ サービスが GIS Server 上で実行され、クライアントがネットワーク経由でこのサービスにアクセスできるようになりました。ArcGIS Server 管理者がサービスへの Web アクセスを許可している場合は、このサービスを Web 上でも利用できます。