既存サービスのプロパティのインポート

ArcMap の [サービス エディター] の [インポート] ボタンにより、既存のサービス定義ファイルまたは公開済みサービスのプロパティをインポートすることができます。この方法を使用すれば、サービス プロパティを手動で構成する手間を省き、代わりに類似するサービス定義ファイルまたは公開済みサービスのプロパティをインポートするだけで済みます。

たとえば、レイヤーの順序とシンボルをリクエストごとに変更できるように設定されたマップ サービスを公開したとします。ここで、同じ動的レイヤーのプールを使用する別のマップ サービスを公開する場合、[インポート] をクリックし、公開済みマップ サービスのプロパティをインポートできます。これにより、既存のマップ サービスのプロパティに合致するように新しいマップ サービスのプロパティを手動で構成する手間が省けます。

注意:

サービス プロパティをインポートするには、サービスまたはサービス定義ファイル タイプが一致している必要があります。たとえば、ジオプロセシング サービスを公開するときにマップ サービスのプロパティをインポートすることはできません。

サービス プロパティのインポート方法

新しいサービスを公開するときに、サービス定義ファイルまたは公開済みサービスのいずれかからサービス プロパティをインポートするには、次の手順に従います。

1. ArcMap で サービスを公開する場合、[サービス エディター] が使用できます。
2. [サービス エディター] で [インポート] をクリックします。
3. [サービス定義のインポート] ダイアログ ボックスで、プロパティのインポート元のサービス タイプを選択します。
   • サービス定義ファイルのプロパティをインポートする場合は、次の手順に従います。
   1. [既存のサービス定義ファイル (*.sd) からインポート] を選択します。
   2. フォルダー ボタンをクリックし、サービス定義ファイルを参照します。
   3. サービス定義ファイルを選択し、[開く] をクリックします。
   • 公開済みサービスのプロパティをインポートする場合は、次の手順に従います。
   1. [公開されたサービスからインポート] を選択します。
   2. プロパティのインポート元のサービスへのアクセスを許可するサーバー接続を選択します。リストに接続が表示されない場合は、[ArcGIS Server サーバーの追加] をクリックして新しい接続を作成することができます。接続手順の詳細については、「ArcGIS Desktop での ArcGIS Server への接続について」をご参照ください。
   3. サービス リストで、サービス プロパティのインポート元のサービスを選択します。
4. [インポート] をクリックします。

これで、GIS リソースに既存のサービス定義ファイルまたは公開済みサービスのプロパティが設定されました。[サービス エディター] のタブから、これらのプロパティを確認することができます。

プロパティが正しいことを確認したら、公開に進みます。