Web ブラウザーを使用して ArcGIS Server Administrator Directory のページをナビゲートするとき、ブラウザーは受信するすべての情報をキャッシュします。たとえば、ArcGIS Server 管理者に使用されるサービス、コンピューター、データ ストア アイテム、セキュリティ設定、およびトークンに関する情報は、ブラウザー キャッシュに保存されます。この情報を保存することで、ブラウザーでページを高速に読み込み、ArcGIS Server サイトの負荷を軽減することができます。
この情報を保護し、権限のないユーザーがキャッシュされたページにアクセスできないようにするには、Web ブラウザーによるこの情報のキャッシュを無効化します。この動作は、ArcGIS Server Administrator Directory の DisableAdminDirectoryCache プロパティを使用して制御されます。デフォルトの値は false です。これは、ブラウザー キャッシュが有効化されていることを意味します。
ブラウザー キャッシュを無効化すると、ArcGIS Server Administrator Directory のページの読み込みに以前より時間がかかるようになります。これは、ブラウザーが各ページから受信するすべての情報を再取得しなければならなくなるため、想定内の振舞いです。
ブラウザー キャッシュを無効化するには、以下の手順を実行します。
- ArcGIS Server Administrator Directory を開き、管理者権限を持つユーザーとしてログインします。URL は、通常 http://gisserver.domain.com:6080/arcgis/admin です。
- [system] > [properties] > [update] の順にクリックします。
- [Update Server Properties] ダイアログ ボックスで、次のように入力します。
{"DisableAdminDirectoryCache": true}
- [Update] をクリックします。
再度ブラウザー キャッシュを有効化するには、このプロパティを false に設定します。