ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services では、ArcGIS Server サイトの現在の状態を保持するバックアップを作成できます。エンタープライズ ジオデータベース インスタンスがサイトに含まれている場合は、このインスタンスもバックアップに含まれます。バックアップの復元を使用すると、サイトが壊れた場合や開発およびプロトタイプの作成を最初からやり直す場合に、サイトを簡単に元の状態に戻せます。
Cloud Builder バックアップの作成時は、サイトに含まれる特定の ArcGIS Server インスタンス (AWS Management Console 上で SITEHOST という名前のサイト サーバー インスタンスで、構成ストアが格納されている) の現在の状態が保持されます。バックアップには、サイトサーバー インスタンスにアタッチされていたすべてのサービス、キャッシュ、およびデータが保持されます。構成ストアまたはデータセットを別のインスタンスに移行した場合は、他の何らかの手段を使ってそれらの構成ストアまたはデータセットをバックアップする必要があります。
バックアップが復元されるときは、1 つの ArcGIS Server インスタンスのイメージが、サイトに元々参加していた数と同数の ArcGIS Server インスタンスの起動に使用されます。同様な方法で設計されている複数のサイトを起動する場合は、バックアップではなくサイトのテンプレートを使用してください。
バックアップは、アマゾン ウェブ サービスを使用して保存され、ストレージ料金がかかります。バックアップに関連する Amazon EC2 と Amazon S3 の両方の料金が表示されます。
削除されたサイトの復元にバックアップを使用することはできません。サイトを削除すると、そのサイトのバックアップも削除されます。
注意:
ArcGIS 10.6.1 は、ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services の最後のリリースです。
次の手順に従って、バックアップを作成します。
- ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services にログインします。
- リスト内の目的のサイトを見つけて、そのサイトの [バックアップ] アイコンをクリックします。
- [新規作成] をクリックします。
- バックアップの名前と説明を入力して [完了] をクリックします。
同一のサイトに対して、別々の時期に作成された複数のバックアップが存在する可能性があるため、名前と説明は重要です。適切な名前と説明は、復元に使用する正しいバックアップを見つける際の助けになります。
これで、バックアップの作成が開始されます。この処理にはしばらく時間がかかります。最大 30 分待ってから、バックアップを使用してサイトを復元してみることをお勧めします。
このバックアップからサイトを復元する手順については、「Cloud Builder バックアップからのサイトの復元」をご参照ください。
バックアップを削除するには、[バックアップ] をクリックし、バックアップを選択して [削除] をクリックします。