描画パフォーマンスに影響する可能性がある結合フィールドをレイヤーで使用しています。
解決策
ArcMap のレイヤーまたはベースマップ レイヤーの描画パフォーマンスを確認します。公開する場合、[プレビュー] ウィンドウ上のサービスの描画パフォーマンスを確認します。
ベースマップ レイヤーの操作の詳細またはサービスのプレビューの詳細
- 変更する必要がある場合は、属性列をフィーチャクラスに追加し、この新しいフィールドを使用するようにマップ レイヤー プロパティを変更できます。
- あるいは、最適な描画パフォーマンスが得られるように、レイヤーとデータベースの実装をチューニングする必要があります。以下の多くのヒントでは、結合フィールドを使用するときに描画パフォーマンスを改善するためのベスト プラクティスについて説明しています。
追加情報
ほとんどのデータベース設計ガイドラインでは、1 つの大きなテーブルに必要なフィールドをすべて含めるのではなく、特定の列に焦点を絞った複数のテーブルにデータベースを整理することを奨励しています。複数のテーブルを使用すると、1 つのテーブルに情報が 1 つだけ格納されるため、データベースでの情報の重複を避けることができます。現在のテーブルに格納されていない情報が必要な場合は、2 つのテーブルをリンクすることができます。
フィーチャクラスにテーブルを結合することは、一般的に、テーブルとフィーチャクラス テーブル両方に共通な属性またはフィールドを使って、テーブルのフィールドをフィーチャクラス テーブルのフィールドに追加するために行われます。こうすることで、格納は効率的になりますが、パフォーマンスに影響が発生します。
ヒント
ダイナミック マップ表示における段階的なパフォーマンス向上に役立つヒントを以下に示します。
- パフォーマンス上の理由と 4 GB を超えるデータベース サイズへの拡張のために、Esri では、パーソナル ジオデータベースではなくファイル ジオデータベースまたはエンタープライズ ジオデータベースを使用することを強くお勧めします。
- ジオデータベースのパフォーマンスを最適化するには、エンタープライズ ジオデータベースを使用します。同時ユーザーが多い場合は、エンタープライズ ジオデータベースの方が高速です。エンタープライズ ジオデータベースは DBMS ベースのため、ユーザー数が多い場合は (数百ユーザー以上)、ファイル ジオデータベースよりも拡張性に優れています。
- 最適なパフォーマンスを得るには、フィーチャクラス テーブルと結合属性テーブルを共通な 1 つのジオデータベース内に格納します。これができない場合、パフォーマンスが低下します。次の表は、パフォーマンスへの影響をまとめたものです。
ベース フィーチャクラス 結合テーブル 内部結合でベース テーブル列を使用 (一致行を選択) 内部結合で結合テーブル列を使用 (一致行を選択) 外部結合で結合テーブル列を使用 (全レコードを選択) パーソナル ジオデータベース
すべての DBMS (パーソナル ジオデータベースを含む)
非常に遅い
非常に遅い
非常に遅い
ファイル ジオデータベース
ファイル ジオデータベース
速い
速い
速い
ファイル ジオデータベース
エンタープライズ ジオデータベース
遅い
遅い
遅い
エンタープライズ ジオデータベース
ファイル ジオデータベース
速い
速い
速い
エンタープライズ ジオデータベース
エンタープライズ ジオデータベース
速い
速い
遅い
エンタープライズ ジオデータベース
別の DBMS
遅い
遅い
遅い
結合テーブルのパフォーマンスへの影響 - フィーチャクラス テーブルと結合テーブルの両方の結合フィールドに属性インデックスを作成します。