ArcGIS Server サイトがクラウドで稼働している場合は、クラウド プラットフォームに固有のストレージを利用して、マップおよびイメージ サービス キャッシュを格納できます。
サイトが、対応するクラウド プラットフォームに配置されている場合は、クラウド ストアを登録して、マップおよびイメージ サービス キャッシュのキャッシュ ディレクトリとして使用できます。たとえば、ArcGIS GIS Server サイトおよび ArcGIS Image Server サイトが Microsoft Azure に配置されている場合は、Microsoft Azure Blob Storage コンテナーをクラウド ストアとして登録できます。
次のクラウド ストレージ オプションがサポートされています。
- Amazon Simple Storage Service (S3)
- Microsoft Azure Blob Storage
- Alibaba Cloud Object Storage Service (OSS)*
*このストレージ オプションは、10.6.1 からサポートされます。
クラウド ストアは、ArcGIS Server サイトと同じリージョンに配置する必要があります。
ArcGIS Server 10.6 を使用して、クラウド ストアでキャッシュを作成および削除できます。ArcGIS Server 10.6.1 では、キャッシュをエクスポートおよびインポートすることも、キャッシュをオフラインにすることもできます。
現在、マップまたはイメージ キャッシュがクラウド ストアにある場合、以下はサポートされていません。
- [マップ サービス キャッシュ ステータスの管理 (Manage Map Server Cache Status)] ジオプロセシング ツール
- [マップ キャッシュの格納形式を変換 (Convert Map Cache Storage Format)] ジオプロセシング ツール
- [マップ サービス キャッシュ格納形式のアップグレード (Upgrade Map Server Cache Storage Format)] ジオプロセシング ツール
- オンデマンド キャッシュの有効化