デフォルトでは、読み取り専用モードに切り替えると、サイト内の各コンピューターのローカル リポジトリにサイト構成ファイルがコピーされます。これに伴い、サービスが再起動します。このデフォルト動作を変更するには、サイト モードを読み取り専用モードに切り替えた後、ArcGIS Server Administrator Directory でプロパティを編集する必要があります。
備考:
読み取り専用モードに切り替えた後のデフォルト動作を構成するには、サイトを編集可能にする必要があります。
ローカル リポジトリには、サイトの構成ストアと入力ディレクトリが格納されています。サイト モードを切り替えた後でサービスが再起動した場合、そのサービスはローカル リポジトリを参照します。原因がネットワーク接続の問題かネットワーク共有の損失かに関係なく、構成ストアへの接続中にエラーが発生した場合でも、サイトはローカル リポジトリから読み取ることができます。このサイトは、容量が低下した状態で動作することになりますが、ArcGIS Server Administrator Directory へのアクセスが許可されます。
備考:
複数台のコンピューターのサイトのジョブや出力ディレクトリは、サイトが読み取り専用モードになると共有ディレクトリに保持されます。ローカル コンピューターにはコピーされません。
ArcGIS Server サイトで使用されている単一コンピューターの構成ストアがまだローカル コンピューターに関連付けられた状態にある場合は、サイト構成ファイルのローカル コピーを無効にすることをお勧めします。
読み取り専用モードに切り替えた後の動作の構成
ローカル リポジトリの場所の変更
ローカル リポジトリのデフォルトの場所は <ArcGIS Server installation drive>/usr/local です。この場所またはローカル リポジトリ用に選択した別の場所に、サイトの構成ストアと入力ディレクトリを格納できる十分な空き領域があることを確認します。
- Administrator Directory を開き、管理者権限のあるメンバーとしてサイン インします。
- [System] > [Configstore] の順にクリックします。
- [Edit] をクリックします。
- [Local Repository Path] のパスを変更します。
- [Save Edits] をクリックして、変更内容を適用します。
構成ファイルをローカル リポジトリにコピーするかどうかの切り替え
- Administrator Directory を開き、管理者権限のあるメンバーとしてサイン インします。
- [System] > [Properties] の順にクリックします。
- [更新]をクリックします。
- 次のプロパティを追加します。{"readOnlyModeCopyConfigLocal": false} プロパティを true に変更すると、構成ファイルがローカル リポジトリにコピーされるデフォルト動作に戻すことができます。
- [更新]をクリックします。
サービスが再起動する動作の変更
サービスは読み取り専用モードでローカル リポジトリを参照し、編集可能モードでグローバル構成ストアを参照するため、サイト モードを切り替えると再起動します。
- Administrator Directory を開き、管理者権限のあるメンバーとしてサイン インします。
- [System] > [Properties] の順にクリックします。
- [更新]をクリックします。
- 次のプロパティを追加します。{"readOnlyModeRestartServices": false} プロパティを true に変更すると、サイト モードを切り替えた後でサービスが再起動するデフォルト動作に戻すことができます。
- [更新]をクリックします。