サービスの作成ユーティリティを使用すると、サービスをコマンド ラインから公開することができます。サービス定義ファイル (*.sd) が必要です。
パラメーター
パラメーター | 詳細 |
---|---|
-u | ユーティリティを実行する ArcGIS Server ユーザーの名前。ユーザーには、操作を実行するための適切なレベルの権限が必要です。サイトが Web 層認証を使用するように構成されている場合、プライマリ サイト管理者のアカウントなどの組み込みユーザーを指定します。 |
-p | -u パラメーターで指定するユーザーのパスワード。 |
-s | サイトの URL。次のいずれかの形式で指定します。
この URL にはポート 6443 を使用できない点に注意してください。サイトが [HTTPS Only] を使用するように構成されている状況で、このユーティリティを使用するには、まずサイトのプロトコル設定を [HTTP and HTTPS] に変更します。 |
-f | サービス定義ファイルのパス。 |
-F | オプション。サービスを配置する GIS サーバー フォルダー |
-n | オプション。サービスの名前 (サービス定義に含まれる名前を無効にする場合)。 |
-h | ユーティリティのヘルプを出力します。 |
例
次の例は、Yellowstone.sd ファイルを使用して、サーバーのルート レベルに Yellowstone という名前のサービスを作成します。
レガシー:
10.2.2 以前のバージョンでは、コマンド ラインからユーティリティを実行するときに Python ディレクトリと Python 拡張子 (* .py) を参照する必要がありましたが、 10.3 以降のバージョンでは、これは必要ありません。このような Python への依存性なしで、コマンド ラインから直接ユーティリティを実行することができます。
これらのユーティリティの実行を自動化するロジックを実装した場合は、スクリプトを更新して Python への依存性を削除する必要があります。以下に例を示します。
- <ArcGIS Server installation location>/arcgis/server/tools/python
- コマンド ライン ユーティリティの名前を参照するときの * .py 拡張子
正しい使用法については、次の例をご参照ください。
<ArcGIS Server installation location>/arcgis/server/tools/admin/createservice -u admin -p admin -s http://gisserver.domain.com:6080 -f /opt/data/Yellowstone/Yellowstone.sd -n Yellowstone
次の例は、RegionalPlanning フォルダーに SanDiego という名前のサービスを作成します。
<ArcGIS Server installation location>/arcgis/server/tools/admin/createservice -u admin -p admin -s http://gisserver.domain.com:6080 -f /opt/data/SanDiego/SanDiego.sd -F RegionalPlanning -n SanDiego