バージョン 10.4 以降、管理者のみがジオプロセシング サービスを公開し、サービス エクステンション (SOE または SOI) を配置できるようになりました。こうした種類のサービスにより GIS サーバー上でカスタム スクリプトを実行できるようになるので、この制限によって ArcGIS Server サイトのセキュリティが強化されます。ジオプロセシング サービスを公開しようとする公開者は、エラー コード 001862 のエラー メッセージを受信します。
ただし、公開者がジオプロセシング サービスを公開し、サービス エクステンションを配置できるようにすることもできます。これを行うには、次の手順に従います。
備考:
運用環境では、ジオプロセシング サービスとサービス エクステンションの公開は管理者に制限することをお勧めします。
備考:
これはサーバー専用のプロパティで、10.3.1 以前のソフトウェアの動作との下位互換性を提供するために使用されます。主に、フェデレーションされていない ArcGIS Server サイトで使われます。フェデレーション サイトにジオプロセシング サービス (Web ツール) を公開する場合、公開できるユーザーをコントロールするには、カスタム ロールの Web ツールの公開権限を使用する方法が優先されます。
- ArcGIS Server Administrator Directory を開いて、管理者権限を持つアカウントでサイトにログインします。通常、ArcGIS Server Administrator Directory は、https://gisserver.domain.com:6443/arcgis/admin などの URL から使用できます。
- [System] > [Properties] > [Update] の順にクリックします。
- allowGPAndExtensionPublishingToPublishers プロパティを入力し、true と同じ値に設定します。構文は次の形式にする必要があります。{"allowGPAndExtensionPublishingToPublishers": true}
- [更新]をクリックします。
これで、管理者と公開者がジオプロセシング サービスを公開し、サービス エクステンションを配置できるようになりました。再びこれらのサービスの公開を管理者のみに制限するには、allowGPAndExtensionPublishingToPublishers プロパティを false に設定します。