ArcGIS Server インスタンスまたは ArcGIS Enterprise インスタンスをAmazon Web Services (AWS)で起動すると、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスにログインしてソフトウェアを認証したり (必要な場合)、その他の ArcGIS 管理タスクを実行したりできます。
- AWS Management Console にログインして、アカウントおよびリージョンのインスタンス リストを開きます。
- インスタンスが実行されていることを確認します。
- リストからご使用のインスタンスを選択し、その説明情報を確認します。[パブリック DNS] に指定されている名前をメモするか、コピーします。
備考:
EPC-VPC インスタンスをどのように作成したかによっては、パブリック DNS がない場合があります。インスタンスにパブリック DNS がない場合、Amazon Elastic IP を割り当て、それをインスタンスに関連付けます。その Elastic IP を記録します。このワークフローでは、DNS の代わりに Elastic IP を使用して、後でインスタンスに接続します。
- ネットワークへポート 22 (SSH ポート) を開くルールをセキュリティ グループに追加します。手順については、「ArcGIS の Amazon Elastic Compute Cloud セキュリティ グループを開く」をご参照ください。
- SSH クライアントを開きます。
- インスタンスを作成したときに指定したプライベート キー ファイル (例: arcgisserver.pem) を見つけます。
- chmod コマンドを使用して、キー ファイルが不特定多数の人に公開されていないことを確認します。公開されていると、SSH は機能しません。
chmod 400 arcgisserver.pem
- そのパブリック DNS または Elastic IP を使用して EC2 インスタンスに接続します。
ArcGIS タスク (ArcGIS Server または Portal for ArcGIS を認証する、サイトを作成する、ArcGIS ソフトウェアをアップグレードするなど) を実行するには、arcgis ユーザーとして接続します。Web サーバーの起動などのオペレーティング システムレベルのタスクを実行するには、ubuntu ユーザーとして接続します。
次の例は、キー ファイル arcgisserver.pem を使用して、arcgis-50-16-11-231.compute-1.amazonaws.com の Elastic IP が設定されたインスタンスに arcgis ユーザーとして ssh 接続を作成します。
ssh –i arcgisserver.pem arcgis@ec2-50-16-11-231.compute-1.amazonaws.com
- インスタンスを AWS Management Console から起動した場合は、ArcGIS Server を認証する必要があります。ArcGIS Server の tools ディレクトリに authorizeSoftware スクリプトがあります。このスクリプトを実行し、ArcGIS Server 認証ファイルを参照します。スクリプトを実行したときに、電子メール アドレスを入力する必要もあります。
ヒント:
--help オプションを指定して authorizeSoftware ツールを実行し、可能な構文をすべて表示します。
次の例では、ArcGIS_Server.prvc ライセンス ファイルおよび電子メールアドレス myemail@service.com を使用して ArcGIS Server を認証しています。
arcgis@ip-10-82-222-58:$ cd /arcgis/server/tools/ arcgis@ip-10-82-222-58:/arcgis/server/tools$ ./authorizeSoftware ArcGIS_Server.prvc myemail@service.com
また、ポータルを作成するときに Portal for ArcGIS ライセンスをインポートする必要もあります。ポータルは Web ブラウザーを介して作成できますが、Portal for ArcGIS をライセンス認証するのに EC2 インスタンスに接続する必要はありません。