ArcGIS Enterprise on Amazon Web Services (AWS) に関する一般的な質問を以下に示します。
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services についての質問
- ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services と ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services の違いは何ですか?
- ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリに、AWS のすべての ArcGIS Enterprise の配置が表示されないのはなぜですか?
- ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services で作成した配置に、コンピューターや ArcGIS コンポーネントを追加できますか?
- ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリでの配置の作成を完了する前に、配置で使用する Elastic IP アドレスと Elastic Load Balancer の DNS マッピングを作成する必要があるのはなぜですか?
- ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリにサイン インすると、[esri-aws-<myaccountid>] のような名前を持つ Amazon Simple Storage Service (S3) バケットがアカウントに表示されます。このバケットの目的は何ですか?
配置に関する一般的な質問
- ArcGIS Enterprise on Amazon Web Services配置ツールを使用して、ArcGIS Server を含む Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスを起動した後に、ArcGIS Server が正しく構成されていることを確認するにはどうすればよいですか?
- Windows Esri Amazon Machine Image (AMI) では Microsoft Windows ファイアウォールは有効になりますか?
Amazon Web Servicesに関する一般的な質問
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services についての質問
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services と ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services の違いは何ですか?
ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services は、ArcGIS 10.6 のスタンドアロン ユーティリティとしてリリースされました。ArcGIS 10.7.1 では、ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services に構築できるインタラクティブな Cloud Builder アプリがリリースされました。My Esri から ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services をダウンロードすると、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリと ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティの両方を入手できます。
現在のところ、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリを使用し、配置にコンピューターやコンポーネントを追加することはできません。
たとえば、単一コンピューターの ArcGIS Enterprise 配置を作成したが、後から高可用性に変更したくなっても、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services を使用して高可用性にすることはできません。同様に、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS で作成した ArcGIS Enterprise 配置には、フェデレートされた ArcGIS Server サイトやビッグ ストア データを追加できません。
AWS CloudFormation テンプレートや AWS Management Console を作成し、ArcGIS Enterprise ポータルでフェデレートした ArcGIS Server サイトを追加で作成したり、ポータルのホスティング サーバーに登録したビッグ データ ストアを作成したりすることは可能です。ただし、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS はこれらの追加コンポーネントを認識しないため、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS の次のリリースを使用してアップグレードできません。
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリでの配置の作成を完了する前に、配置で使用する Elastic IP アドレスと Elastic Load Balancer の DNS マッピングを作成する必要があるのはなぜですか?
配置の各 ArcGIS Enterprise ポータルと ArcGIS Server サイトには、Elastic IP アドレスやロード バランサーが参照するドメインが必要です。このドメインは、組織のドメイン名システム (DNS) でマッピングされる必要があります。ドメイン名は、配置で使用する SSL 証明書で定義されています (またはワイルド カード証明書の場合は、部分的に定義)。
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS アプリで配置を作成する前に DNS マッピングを定義することで、アプリは正しいドメイン名が指定されていることと、解決できることを確認します。これにより、ArcGIS Server サイトがポータルに適切にフェデレートされます。
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリにサイン インすると、[esri-aws-<myaccountid>] のような名前を持つ Amazon Simple Storage Service (S3) バケットがアカウントに表示されます。このバケットの目的は何ですか?
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリは、S3 バケットを作成して、配置のいくつかのリソースを保存します。アプリの初回使用時に、AWS us-east-1 リージョンの S3 バケットが作成されます。AWS アカウントごとに 1 つのバケットが作成されます。バケット名は [esri-aws-<accountid>] の形式であり、自分のアカウントを通じてのみアクセスできます。
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS アプリが、この S3 の配置バケットを管理します。この S3 バケットやそのコンテンツを削除、名前変更、修正しないでください。このような操作を行うと、配置が Cloud Builder と同期されなくなり、アクセスできなくなります。
配置に関する一般的な質問
ArcGIS Enterprise on Amazon Web Services配置ツールを使用して、ArcGIS Server を含む Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスを起動した後に、ArcGIS Server が正しく構成されていることを確認するにはどうすればよいですか?
そのサイトの ArcGIS Server Manager にサイン インして、ArcGIS Server サイトの状態を確認できます。
Esri の CloudFormation テンプレートまたはこれらのテンプレートを使用してサイトを作成するツールを使用する場合、サイトの ArcGIS Server Manager の URL の形式は https://<ArcGIS Server machine name>:6443/arcgis/manager になります。
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリを使用して配置を作成すると、配置に含まれる各 ArcGIS Server サイトの ArcGIS Server Manager へのリンクは、アプリの [Deployments (配置)] ページからアクセス可能になります。
サイトの状態をチェックする前に、サイトが立ち上がるまで十分な時間を取ってください。
はい。Windows Esri Windows AMI ではファイアウォールが有効になり、ArcGIS Server、Portal for ArcGIS、ArcGIS Data Store の実行に必要なすべてのポートが開いています。
Windows ファイアウォールは、Amazon セキュリティ グループを補完します。ポート上のインバウンド アクセスを許可するには、Windows ファイアウォールと Amazon セキュリティ グループの両方でポートを許可する必要があります。
詳細については、「Windows ファイアウォールと Esri AMI」をご参照ください。
Amazon Web Servicesに関する一般的な質問
はい。ArcGIS Enterprise on Amazon Web Services 配置ツールか Amazon Web Services Management Console を使用し、VPC に ArcGIS Server インスタンスを構築できます。
備考:
EC2 インスタンスが VPC エンドポイントにある場合、このインスタンスが読み書きできるのは、その配置先である AWS リージョンの Amazon Simple Storage Service (S3) バケットに限られます。webgisdr ユーティリティを使って ArcGIS Enterprise 配置をバックアップし、EC2 インスタンス リージョン以外のリージョン内にある S3 バケットに格納したい場合は、EC2 インスタンスに関連づけられた VPC エンドポイントを削除してください。
詳細については、「Amazon VPC と ArcGIS Enterprise」をご参照ください。
Esri ArcGIS Enterprise AMI に含まれる ArcGIS ソフトウェアを利用するには、Esri から、このソフトウェアを配置するためライセンスを得る必要があります。ArcGIS ソフトウェアのライセンス費用に加え、他のソフトウェアやインフラストラクチャの費用を、AWS Marketplace で AMI を表示して算出できます。ページにアクセスするには、「Esri Amazon Machine Image の利用条件への同意」の AMI のリンクをたどってください。
ArcGIS Server はコア単位でライセンスされるため、仮想コアに関する AWS ドキュメント を参照して、EC2 インスタンス タイプごとに存在する仮想コアの数を確認してください。