Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) 上で ArcGIS Server および ArcGIS Desktop をアップグレードした後に、ワークグループ ジオデータベースのバックアップを作成して、それらのジオデータベースをアップグレードします。
ヒント:
10.6.1 以降、Esri ArcGIS Enterprise Windows Amazon Machine Image には Microsoft SQL Server Express インスタンス、ArcMap、ArcCatalog はいずれも含まれなくなりました。以下に示す手順に従って、既存のインスタンスを引き続きアップグレードすることはできますが、新規に作成されたインスタンスにはこれらのコンポーネントは含まれません。
- ArcGIS Server および ArcGIS Desktop 用のアップデートをダウンロードして Amazon Elastic Compute Cloud インスタンス上に配置し、ダウンロードで提供されたインストール手順に従ってそれらのアップデートをインストールします。
これを行うには、既存の ArcGIS Server インスタンスへのリモート デスクトップ接続を作成する必要があります。リモート デスクトップ接続を行うには、セキュリティ グループで RDP ポートを開く必要があります。このルールは、アップデートをインストールしてジオデータベースをアップグレードした後に、セキュリティ グループから削除できます。
- EC2 インスタンス上で ArcGIS Server と ArcGIS Desktop を両方ともアップグレードしたら、インスタンス上の ArcGIS Server を停止します。これを行うのは、ArcGIS Server Web サービスで保持されるロックを解放してデータを使用する必要があるためです。
- ArcCatalog を開き、カタログ ツリーでデータベース サーバーに接続します。
- 各ワークグループ ジオデータベースのアップグレード ステータスを確認します。
- 1 つ目のジオデータベースを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [General (一般)] タブをクリックします。
アップグレード ステータスにアップグレードが必要ないことが示されている場合は、このジオデータベースの [ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じて、リモート デスクトップ セッションを終了します。これ以上のアクションは必要ありません。
アップグレード ステータスにアップグレードできることが示されている場合は、このジオデータベースの [ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じて、残りの手順を続行します。
- アップグレードを行う前に、ジオデータベースのバックアップを作成します。
- ジオデータベースを右クリックし、[管理] をポイントして [バックアップ] をクリックします。
- バックアップ ファイルの名前を入力します。
- バックアップを格納する場所を参照します。
- バックアップの説明を入力します。
- [OK] をクリックします。
- ジオデータベースをアップグレードします。
- [ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。
- [ジオデータベースのアップグレード] をクリックします。
- [ジオデータベースのアップグレード (Upgrade Geodatabase)] ジオプロセシング ツールが表示されたら、[前提条件を確認] と [ジオデータベースをアップグレード] オプションをどちらもオンのままにし、[OK] をクリックしてジオデータベースをアップグレードします。
- ツールが正常に終了したら、[閉じる] をクリックして、ジオプロセシング ツールの進行状況を示すダイアログ ボックスを閉じます。
- 手順 4 ~ 6 を繰り返して、データベース サーバー上の各ジオデータベースをバックアップしてアップグレードします。
- すべてのジオデータベースをアップグレードしたら、リモート デスクトップ セッションを終了します。