ArcGIS Server を 1 台または複数のコンピューターにインストールしている場合は、ArcGIS Server Manager、ArcMap、または join-site コマンド ライン ユーティリティを使用して、これらのコンピューターをサイトに追加することができます。
ArcGIS Server Manager を使用してコンピューターを追加
ArcGIS Server コンピューターをサイトに追加するには、次の手順に従います。
- ArcGIS Server Manager を起動し、ログインします。この手順の詳細については、「ArcGIS Server Manager へのログイン」をご参照ください。
- [サイト] > [GIS サーバー] > [コンピューター] の順にクリックします。
- [コンピューター] モジュールで、[コンピューターの追加] をクリックします。
- [コンピューターの追加] ウィンドウで、サイトに追加する ArcGIS Server コンピューターの名前を入力します (例: gisserver.domain.com)。
注意:
コンピューターの名前は、正確に入力する必要があります。「localhost」は入力しないでください。
- サイトに追加する ArcGIS Server コンピューターの URL が https://gisserver.domain.com:6443 の形式で自動的に入力されます。サイトが [HTTP のみ] を通信に使用している場合は、URL を http://gisserver.domain.com:6080 の形式に変更します。
- [追加] をクリックします。コンピューターがサイトに追加され、[コンピューター] モジュールに表示されます。
この手順を必要に応じて繰り返し、ArcGIS Server コンピューターをサイトに追加します。
- サイトにリレーショナル データ ストア タイプが登録されている場合、Windows サービスを再起動して、新規追加された各マシン上で ArcGIS Server を再起動する必要があります。
ArcMap を使用してコンピューターを追加
ArcMap の [カタログ] ウィンドウを使用して、ArcGIS Server を既存のサイトに追加することもできます。
ArcGIS Server コンピューターをサイトに追加するには、次の手順に従います。
- カタログ ツリーで [ArcGIS Server] ノードを展開します。
- [ArcGIS Server サーバーの追加] をダブルクリックし、サーバーへの [GIS サーバーを管理する] 接続を確立します。接続方法の詳細については、「ArcGIS Desktop から ArcGIS Server への接続」をご参照ください。管理者接続をすでに確立済みの場合は、この手順を省略できます。
- カタログ ツリーで、サーバー接続を右クリックし [サーバー プロパティ] を選択します。
- [ArcGIS Server プロパティ] ウィンドウの [コンピューター] タブをクリックします。
- [追加] をクリックします。
- [コンピューターの追加] ウィンドウで、サイトに追加するコンピューターの名前を入力します (例: gisserver.domain.com)。
注意:
コンピューターの名前は、正確に入力する必要があります。「localhost」は入力しないでください。
- https://gisserver.domain.com:6443 の形式で、サイトに追加するコンピューターの URL を入力します。サイトが [HTTP のみ] を通信に使用している場合は、http://gisserver.domain.com:6080 の形式の URL を使用します。
- [OK] をクリックします。コンピューターがサイトに追加され、利用可能なコンピューターのリストに表示されます。この手順を必要に応じて繰り返し、ArcGIS Server コンピューターをサイトに追加します。
- サイトにリレーショナル データ ストア タイプが登録されている場合、Windows サービスを再起動して、新規追加された各マシン上で ArcGIS Server を再起動する必要があります。再起動後、追加された各コンピューター上で ArcGIS Server のすべての機能を利用できるようになります。
コマンド ラインからコンピューターを追加
join-site コマンド ライン ユーティリティを使用して、コンピューターを ArcGIS Server サイトに追加することもできます。このユーティリティでは、既存のサイトの構成ストアの位置 (URL ではなく) を指定する必要があります。そのため、URL を使用することで、サイトのネットワーク リクエスト キューを詰まらせる可能性がある場合に、このユーティリティは有効です。ArcGIS Server サイト内のコンピューターがネットワーク リクエストですでに過負荷状態になっている場合や一度に多数のコンピューターをサイトに追加する場合には、このユーティリティの使用を検討してください。
join-site ユーティリティは、ArcGIS Server インストール ディレクトリの下の \tools\JoinSite にインストールされています。 既存のサイトに追加する ArcGIS Server コンピューターから join-site ユーティリティを実行します。
- 既存サイトの構成ストア フォルダーに対する読み取り/書き込みアクセス権を、サイトに参加させるコンピューター上で ArcGIS Server サービスの実行に使用されるネットワーク アカウントに付与します。
- connection.json という名前の JSON (JavaScript Object Notation) ファイルを作成します。
- 次に示す行をファイルに追加して、<path to the configuration store> を既存の ArcGIS Server サイトの構成ストアの場所と置き換えます。
{"type": "FILESYSTEM", "connectionString": "<path to the configuration store>"}
この例で言うと、既存サイトの構成ストアへのパスは \\\\myshare\\arcgisserver\\config-store です。
{"type": "FILESYSTEM", "connectionString": "\\\\myshare\\arcgisserver\\config-store"}
- connection.json ファイルを保存して閉じます。
- connection.json ファイルは、サイトに参加するコンピューター上か、サイトに参加するコンピューターからアクセス可能な共有ディレクトリに配置します。
- コマンド プロンプトを開き、join-site を実行します。構文は次のとおりです。
join-site -f <The file path to the configuration store JSON file>
この例では、構成ストア JSON ファイル (connection.json) へのパスは C:\serverfiles です。
join-site -f "C:\serverfiles\connection.json"