GIS リソースの分析

ArcMap の [サービス エディター] ダイアログ ボックス、または ArcGIS Pro の [Web マップの共有]、[Web シーンの共有]、および [Web レイヤーの共有] ダイアログ ボックスの [分析] ボタン を使用して、GIS リソースをサービスとして公開する前に対処する必要がある、潜在的なパフォーマンスのボトルネックやエラーを識別することができます。

[分析] ボタンをクリックすると、公開前に対処する必要のある問題を特定する分析ツールのメッセージが表示されます。ArcMap では、このメッセージは [準備] ウィンドウに表示されます。ArcGIS Pro では、このメッセージは [メッセージ] タブに表示されます。表示されるすべての問題を解決したら、GIS リソースを公開できます。

ArcMap からの公開で、分析によって明らかになった問題の修正に時間がかかる場合は、[サービス エディター] を閉じて、サービス構成をドラフトとして保存します。後で ArcMap のセッションでドラフトを開き、作業を続けることができます。詳細については、「ArcMap でドラフト サービスを開く」をご参照ください。ArcGIS Pro からの公開の場合は、共有ダイアログ ボックスを閉じ、問題を修正した後、もう一度共有します。

分析ツールのメッセージ

GIS リソースを分析すると、ArcMap の [準備] ウィンドウには 3 種類のメッセージ、ArcGIS Pro の [メッセージ] タブには 2 種類のメッセージが表示されます。各メッセージを右クリックすると、該当する問題の解決方法について簡潔なアドバイスが表示されます。その他の修正方法など、ヘルプ トピックの詳細な情報にもアクセスできます。それぞれのメッセージの種類について次の表で説明します。

種類	説明
エラー	GIS リソースをサーバーに公開する前に修正が必要な問題です。
警告	パフォーマンス、表示設定、またはデータ アクセスに影響を与える可能性のある問題です。 設定を修正するか、または警告を無視することができます。ArcMap で警告を無視する場合は、警告を右クリックして [例外としてマーク] を選択します。
メッセージ	この情報メッセージは、ArcMap に表示されます。この情報メッセージは、サーバーに配置する GIS リソースの最適化に役立つ方法およびベスト プラクティスを示します。 設定を修正するか、またはメッセージを無視することができます。メッセージを無視する場合は、メッセージを右クリックして [例外としてマーク] を選択します。