ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services (AWS) を使用して、ArcGIS Enterprise サイトと ArcGIS Server サイトを準備および配置する場合、必要な設定を含む JSON ファイルの場所と名前を提供して配置のタイプに関する情報を提供します。
サンプル ファイル
サンプルの JSON ファイルは、ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS からダウンロードした My Esri ファイルにいくつか含まれています。JSON サンプルは、一般的な配置を表しています。準備作業用の個別ファイル (PREP コマンドで ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティを実行する際に使用できる) および CREATE コマンドで ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティを実行する際に配置を作成するために使用できるファイルがあります。
次の 2 つの表に、ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティで提供されるサンプル ファイルを示します。
準備のサンプル ファイル | 説明 |
---|---|
createnetworkvpc.json | 指定する AWS リージョンに Amazon Virtual Private Cloud (VPC) を作成します。 |
uploadlicensefile.json | ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services が管理する Amazon Simple Storage Service (S3) バケットに ArcGIS Server ライセンスと Portal for ArcGIS ライセンス ファイルをアップロードします。 |
uploadsslcert.json | Amazon S3 が管理する Cloud Builder バケットに SSL 証明書をアップロードして、SSL 証明書を AWS Certificate Manager にインポートします。 |
uploadlicenseandcert.json | ArcGIS Server ライセンス、Portal for ArcGIS ライセンス、および SSL 証明書を、Amazon S3 が管理する Cloud Builder バケットにアップロードします。また、SSL 証明書を AWS Certificate Manager にもアップロードします。 |
allprep.json | VPC を作成して、ArcGIS Server ライセンス、Portal for ArcGIS JSON ファイル、SSL 証明書を、Amazon S3 が管理する ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS バケットにアップロードします。また、SSL 証明書を AWS Certificate Manager にもアップロードします。 |
作成のサンプル ファイル | 説明 |
---|---|
baseenterpriseallinone.json | 基本となる ArcGIS Enterprise を 1 台のコンピューターに配置します。 |
baseenterpriseha.json | 基本となる ArcGIS Enterprise を 2 台のコンピューター (プライマリとスタンバイ) に配置します。 |
baseenterpriseallinonewithra.json | 基本となる ArcGIS Enterprise に加え、ポータルのラスター解析サーバーとして構成したフェデレーション ArcGIS Image Server サイトを配置します。 |
baseenterprisehawithga.json | 基本となる ArcGIS Enterprise に加え、ポータルの GeoAnalytics サーバーとして構成したフェデレーション ArcGIS GeoAnalytics Server サイトを 2 台のコンピューターに配置します。 |
baseenterprisehawithnotebook.json | 基本となる ArcGIS Enterprise に加え、フェデレーション ArcGIS Notebook Server を 2 台のコンピューターに配置します。 |
baseenterprisewithmission.json | 基本となる ArcGIS Enterprise に加え、フェデレーション ArcGIS Mission Server を 1 台のコンピューターに配置します。 |
baseenterpriseimagehosting.json | 基本となる ArcGIS Enterprise に加え、ポータルのイメージ ホスティング サーバーとして構成したフェデレーション ArcGIS Image Server サイトを配置します。 |
baseenterpriseimagehostingrasterstore.json | 基本となる ArcGIS Enterprise に加え、ポータルのイメージ ホスティング サーバーとして構成したフェデレーション ArcGIS Image Server サイトを配置します。このファイルを使用して、S3 でクラウド ストアを作成し、ラスター ストアとして登録することもできます。 |
standalonegeoevent.json | スタンドアロンの ArcGIS GeoEvent Server サイトを配置します。 |
standaloneserver.json | スタンドアロンの ArcGIS GIS Server サイトを配置します。 |
standaloneimageserver.json | スタンドアロンの ArcGIS Image Server サイトを配置します。 |
standaloneserverwithexistingelb.json | 作成済みの Elastic Load Balancer を使用して、スタンドアロン ArcGIS GIS Server サイトを配置します。 |
completeArcGISenterprise.json | 基本となる汎用または高可用性の ArcGIS Enterprise および可能なすべてのフェデレーション ArcGIS Server サイトを配置します。 |
テキスト エディターを使用してこれらのファイルをコピーおよび変更したり、独自の JSON ファイルを作成したりできます。サンプルを使用する場合は、サンプル設定を配置に固有の値に置き換えます。サンプル ファイル内のパラメーターを変更することもできます。
JSON ファイル内のパラメーターは、セクション (ノード) 見出しの下にグループ化されています。これらのパラメーターとそのグループについては、このトピックの後半で説明します。
AWS 認証情報およびリージョン
Amazon Web Services に接続するために、コマンドは AWS 認証情報を必要とします。認証情報は、AWS アカウントのアクセス キーと秘密鍵、またはアカウントの AWS プロファイル名です。これらの認証情報は、ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティを実行するときに必要になり、"AWSCredentials" セクションの下にグループ化されます。
また、配置する AWS リージョンを指定する必要もあります。このリージョンは、配置のすべてのコンポーネントで同じでなければなりません。
パラメーター | 説明 | 必須またはオプション |
---|---|---|
"AWSAccessKey" | AWS アカウントのアクセス キー。 | "AWSProfileName" パラメーターを指定していない場合は必須。 |
"AWSSecretKey" | AWS アカウントの秘密鍵。 | "AWSProfileName" パラメーターを指定していない場合は必須。 |
"AWSProfileName" | AWS アカウントに設定したプロファイル名。 | "AWSAccessKey" パラメーターと "AWSSecretKey" パラメーターを指定していない場合は必須。 |
"AWSRegion" | 配置のすべてが作成される AWS リージョン。 | このパラメーターは必須です。 |
次の例では、認証用の認証情報は AWS アカウントのアクセス キーと秘密鍵です。Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスは、AWS リージョン eu-west-2 内で起動されます。"AWSCredentials": {
"AWSAccessKey": "AKIAINKWSK6MI4YCPA123",
"AWSSecretKey": "ABCD1E2fghIJkLmNOPQzZuXHlWHOPhMqrTmPEpV",
"AWSRegion": "eu-west-2"
}
次の例では、認証用の認証情報は AWS アカウントに設定されたプロファイル名です。EC2 インスタンスは、AWS リージョン us-west-1 内で起動されます。"AWSCredentials": {
"AWSProfileName": "betavpc", "AWSRegion": "us-west-1"
}
配置準備用ファイルで使用するパラメーター
配置を作成する前に、VPC で管理する S3 と配置用の ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS バケットとを作成して、SSL 証明書と ArcGIS ソフトウェア ライセンスを S3 バケットにアップロードする必要があります。準備の *.json ファイル内にパラメーターを設定して、これらの手順を実行します。
ネットワーク スタック
"NetworkStack" セクションは、VPC を作成できる準備ファイルのオプションのセクションです。
次の例では、ユーティリティは VPC ゾーン eu-west-2b と eu-west-2a 内に AWS を作成して、MyEnterpriseVPC の名前タグを割り当てます。
"NetworkStack": {
"StackName": "MyEnterpriseVPC", "AZs": "eu-west-2b,eu-west-2a", "CreateFlag": true
}
次の表に、"NetworkStack" セクションで使用できる各パラメーターを示します。
パラメーター | 説明 | 必須またはオプション |
---|---|---|
"StackName" | VPC の特定に役立つ VPC の一意の名前タグ。 | (オプション) 指定しない場合、arcgis-vpc という名前タグがついた VPC が作成されます。 |
"AZs" | AWS の 2 つの VPC アベイラビリティ ゾーンを指定します。ゾーンは、"AWSCredentials" ノードの指定したリージョン内にある必要があります。 | ファイルに "AZs" ノードを含める場合、"NetworkStack" パラメーターは必須です。 |
"CreateFlag" | VPC を作成するか (true) または作成しないか (false) を指定します。 | ファイルに "CreateFlag" ノードを含める場合、"NetworkStack" パラメーターは必須です。 |
ArcGIS Enterprise ファイル
"ArcGISEnterpriseFiles" セクションには、ユーティリティが配置の作成に必要とするライセンス ファイルと SSL ファイルに関する情報が含まれます。
ArcGIS Server ライセンス ファイルは *.prvc ファイルまたは *.ecp ファイルのいずれかです。Portal for ArcGIS ライセンスは *.json ファイルです。
SSL ファイルは *.pfx ファイルでなければなりません。
可能なすべてのパラメーターが指定された "ArcGISEnterpriseFiles" セクションの例を以下に示します。
"ArcGISEnterpriseFiles": {
"PortalLicense": "C:\\Licenses\\portal.json", "ServerLicense": "C:\\Licenses\\Server.prvc", "GeoAnalyticsLicense": "C:\\Licenses\\Server_GeoAnalytics.prvc", "NotebookServerLicense": "C:\\Licenses\\Notebook_Server.prvc", "MissionServerLicense": "C:\\Licenses\\Mission_Server.prvc", "ImageServerLicense": "C:\\Licenses\\Server_Image.prvc", "RasterAnalyticsLicense": "C:\\Licenses\\Server_Image.prvc", "ImageHostingLicense": " C:\\Licenses\\Server_Image.prvc ", "GeoEventLicense": " C:\\Licenses\\Server_GeoEvent.prvc.prvc", "SSLCertificateFile": "C:\\SSLCerts\\wildcard_webgistesting_net.pfx", "SSLCertPassword": "abc123"
}
次の表に、"ArcGISEnterpriseFiles" ノードで使用できる各パラメーターの説明を示します。
パラメーター | 説明 | 必須またはオプション |
---|---|---|
"PortalLicense" | Portal for ArcGIS ライセンス ファイル (*.json)。 ローカル ディスク上のライセンス ファイルのパスを指定して、ユーティリティがライセンス ファイルを S3 が管理する配置 ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS バケットにアップロードできるようにします。 | ArcGIS Enterprise を配置する場合は必須。 |
"ServerLicense" | ArcGIS GIS Server ライセンス ファイル。 | ArcGIS Enterprise か、フェデレーションまたはスタンドアロン ArcGIS GIS Server サイトを配置する場合は必須。 |
"ImageServerLicense" | ArcGIS Image Server ライセンス ファイル。 | フェデレーションまたはスタンドアロン ArcGIS Image Server を配置する場合は必須です。 |
"GeoAnalyticsLicense" | ArcGIS GeoAnalytics Server ライセンス ファイル。 | ArcGIS GeoAnalytics Server サイトを配置する場合は必須。 |
"NotebookServerLicense" | ArcGIS Notebook Server ライセンス ファイル。 | ArcGIS Notebook Server サイトを配置する場合は必須。 |
"MissionServerLicense" | ArcGIS Mission Server ライセンス ファイル。 | ArcGIS Mission Server サイトを配置する場合は必須。 |
"RasterAnalyticsLicense" | ArcGIS Image Server ライセンス ファイル。 | フェデレーション ArcGIS Image Server を配置する場合は必須。 |
"ImageHostingLicense" | ArcGIS Image Server ライセンス ファイル。 | フェデレーション ArcGIS Image Server を配置する場合は必須。 |
"GeoEventLicense" | ArcGIS GeoEvent Server ライセンス ファイル。 | フェデレーションまたはスタンドアロン ArcGIS GeoEvent Server を配置する場合は必須です。 |
"SSLCertificateFile" | サイト ドメインに発行された SSL 証明書ファイル。 ローカル ディスク上の SSL 証明書のパスを指定して、ユーティリティが SSL 証明書を S3 が管理する配置 ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS バケットにアップロードできるようにします。 | SSL 証明書のアップロードに必須。 |
"SSLCertPassword" | SSL 証明書のパスワード。 | SSL 証明書のアップロードに必須。 |
配置作成用ファイルで使用するパラメーター
配置を作成するには、配置に含めるソフトウェアとハードウェアに関する情報を提供する必要があります。パラメーターは、次のセクションに記載されるノードの下にグループ化されます。
配置の詳細
ファイルの上部で、配置内の各 Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスに使用される名前、配置する ArcGIS ソフトウェア バージョン (10.6 以降のバージョン)、配置する Microsoft Windows インスタンスに使用するオペレーティング システム (Ubuntu Server または EC2 のいずれか) を指定します。これらのパラメーターはすべて必須です。
"DeploymentDetails": {
"DeploymentName": "<name_to_append_to_machines_in_aws_deployment">,
"ArcGISVersion": "<10.6 | 10.6.1 | 10.7 | 10.7.1 | 10.8 | 10.8.1>",
"OperatingSystem": "<Windows | Ubuntu>"
}
"DeploymentName" パラメーターは、英字で始める必要があります。使用できる文字は英数字のみで、3 文字以上である必要があります。
次の例では、配置内にあるすべてのコンピューターの名前が testservers で始まります。10.8 Esri Ubuntu Amazon Machine Images (AMI) が配置に使用されます。"DeploymentDetails": {
"DeploymentName": "testservers", "ArcGISVersion": "10.8", "OperatingSystem": "Ubuntu"
}
CloudFormation パラメーター
Amazon Web Services CloudFormation テンプレートが必要とするパラメーターは、次のノードに整理されます。
- "Default" - ここで設定されたパラメーターは、配置全体に適用されます。Default の下に設定されたパラメーターは、他のノードから除外できます。
- "BaseEnterprise" - このセクションに設定されたパラメーターは、ArcGIS Enterprise の基本配置にのみ適用されます。
- "GeoAnalytics" - このセクションに設定されたパラメーターは、フェデレーション ArcGIS GeoAnalytics Server サイトにのみ適用されます。
- "NotebookServer" - このセクションに設定されたパラメーターは、フェデレーション ArcGIS Notebook Server サイトにのみ適用されます。
- "MissionServer" - このセクションに設定されたパラメーターは、フェデレーション ArcGIS Mission Server サイトにのみ適用されます。
- "RasterAnalytics" - このセクションに設定されたパラメーターは、フェデレーションまたはスタンドアロン ArcGIS Image Server サイトにのみ適用されます。
- "ImageHosting" - このセクションで設定したパラメーターは、ポータルのイメージ ホスティング サーバーとして使用するフェデレーション ArcGIS Image Server サイトにのみ適用されます。
- "Server" - このセクションに設定されたパラメーターは、フェデレーションまたはスタンドアロン ArcGIS GIS Server サイトにのみ適用されます。
- "ImageServer" - このセクションに設定されたパラメーターは、フェデレーションまたはスタンドアロン ArcGIS Image Server サイトにのみ適用されます。
- "GeoEvent" - このセクションに設定されたパラメーターは、フェデレーションまたはスタンドアロン ArcGIS GeoEvent Server サイトにのみ適用されます。
メモ:
作成しようとする配置の各部分にノードを対応づける必要があります。たとえば、ArcGIS Enterprise の基本配置、フェデレーション ArcGIS GeoAnalytics Server サイト、およびフェデレーション ArcGIS GIS Server サイトを作成する場合、"BaseEnterprise" ノード、"GeoAnalytics" ノード、および "Server" ノードが構成ファイルにある必要があり、これらのノードには 1 つ以上のパラメーターが含まれる必要があります。たとえば、"Federate" ノードの下に "ServerLicenseFile" パラメーターと "Default" パラメーターを設定した場合でも、"Server" ノードの下にこれらのパラメーターのうち少なくとも 1 つを含める必要があります。そうしない場合は、ユーティリティはフェデレーション ArcGIS GIS Server サイトを作成しません。
VPC 設定は、"Default" ノードの下に定義する必要があります。"VPCId"、"Subnet1"、"Subnet2" パラメーターを使用して VPC を定義できます。または、このツールや Esri CloudFormation テンプレートで作成した既存の配置から VPC を再利用する場合は、代わりに "NetworkStackName" パラメーターの下で配置の名前を指定できます。これらのパラメーターの説明を以下に示します。
パラメーター | 説明 | 必須またはオプション |
---|---|---|
"VPCId" | VPC を作成したとき、AWS は vpc-xxxxxxxx の形式でその VPC に ID を割り当てました。ここで VPC の ID を指定します。 ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティを使用して、配置を準備している場合、PREP コマンドでユーティリティを実行したときに作成される出力ファイルに、この ID がリスト表示されます。 | "NetworkStackName" パラメーターを指定していない場合は必須。 |
"Subnet1" | VPC にあるサブネットのいずれかの ID。 ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティを使用して、配置を準備している場合、PREP コマンドでユーティリティを実行したときに作成される出力ファイルに、この ID がリスト表示されます。 | "NetworkStackName" パラメーターを指定していない場合は必須。 |
"Subnet2" | VPC にある 2 つ目のサブネットの ID。 ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティを使用して、配置を準備している場合、PREP コマンドでユーティリティを実行したときに作成される出力ファイルに、この ID がリスト表示されます。 | "NetworkStackName" パラメーターを指定していない場合は必須。 |
"NetworkStackName" | 既存の VPC に割り当てられる名前タグ。 | "VPCId"、"Subnet1"、および "Subnet2" パラメーターを指定していない場合は必須。 |
"Default" ノードの下に定義された他のパラメーター値は、JSON ファイルにあるその他のノードの一部またはすべてに適用されます。Esri では、Default ノードを使用して、配置内にある複数のノードに共通しているパラメーターと値を定義することをお勧めします。これにより、構成ファイルが短縮され、パラメーターと値の繰り返しを避けられます。たとえば、基本となる ArcGIS Enterprise およびフェデレーション ArcGIS GeoEvent Server を配置し、ワイルドカード SSL 証明書を使用する場合、配置内のすべてのコンピューターが同じ証明書を使用するため、"SSLCertificateFile" ノードの下に "SSLCertPassword" および "Default" パラメーターを指定します。
次の例に示すように、VPC を定義するために "VPCId"、"Subnet1"、および "Subnet2" パラメーターが使用されます。ルートのドライブ サイズ ("DriveSizeRoot")、S3 バケット、管理者のユーザー名とパスワード、およびソフトウェア サービスのパスワード ("RunAsUserPassword") は、この配置のすべてに適用されます。配置内にあるすべての ArcGIS Server サイトはポータルとフェデレートされるため、"Federate": true も "Default" ノードの下に含められます。
"CloudFormationParameters":{ "Default" :{
"VPCId": "vpc-b33fecd5", "Subnet1": "subnet-7a709d1c", "Subnet2": "subnet-26f0f76f", "DriveSizeRoot": "300",
"KeyName": "StackTest_Mine", "DBEngine": "none",
"DBInstanceClass": "db.m4.large", "DBAllocatedStorage": "200", "SiteAdmin": "admin", "SiteAdminPassword": "changeit", "RunAsUserPassword": "Change@1234",
"PostInstallationScript": "none", "Federate": true }
}
特定の配置ノードにパラメーター値を定義する場合、そのノード内で指定する値が配置のその部分に使用されます。たとえば、"InstanceType" パラメーターを "BaseEnterprise" ノードと "Default" ノードの両方に定義すると "InstanceType" ノードに定義された "BaseEnterprise" 値が ArcGIS Enterprise の基本配置コンピューターに使用されますが、"InstanceType" ノードに定義された "Default" 値は、この JSON ファイルを使用して配置する ArcGIS GeoAnalytics Server、ArcGIS GIS Server、ArcGIS Image Server、および ArcGIS GeoEvent Server サイトに使用されます。
基本となる ArcGIS Enterprise のパラメーター
"BaseEnterprise" ノードの下に指定するパラメーター値は、ArcGIS Enterprise を配置する Esri CloudFormation テンプレートを使用して作成された ArcGIS Enterprise スタックにのみ適用されます。配置の基本となる ArcGIS Enterprise 部分には、次のパラメーターを使用できます。
パラメーター | 説明 | 必須またはオプション |
---|---|---|
"DriveSizeRoot" | ArcGIS Enterprise コンピューターの C: またはルート ドライブのサイズ (GB)。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"InstanceType" | Amazon Elastic Compute Cloud コンピューターに使用する ArcGIS Enterprise インスタンス タイプ。 | 基本となる ArcGIS Enterprise を 1 台のコンピューターに配置する場合は必須。("Type" パラメーターを "AllInOne" に設定します)。 |
"FSInstanceType" | ファイル サーバーに使用する Amazon Elastic Compute Cloud インスタンス タイプ。 | 可用性の高い ArcGIS Enterprise の配置を作成する場合は必須。("Type" パラメーターを "HA" に設定します)。 |
"ASInstanceType" | ホスティング サーバーに使用する Amazon Elastic Compute Cloud インスタンス タイプ。 | 可用性の高い ArcGIS Enterprise の配置を作成する場合は必須。("Type" パラメーターを "HA" に設定します)。 |
"BDSInstanceType" | ビッグ データ ストア コンピューターに使用する Amazon Elastic Compute Cloud インスタンス タイプ。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 ビッグ データ ストアを最初に配置していない場合でも、オートスケールがスタック内に構成されるようにインスタンス タイプを指定する必要があります。 |
"BDSInstances" | ビッグ データ ストア用に作成する EC2 インスタンスの数。この時点で配置にビッグ データ ストアを含めない場合、"0" を指定できます。それ以外の場合は、必要なインスタンスの数を指定します。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"KeyName" | Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスへのリモート アクセスを許可する EC2 キー ペア。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"StoreType" | ArcGIS Server 構成ストアおよび Portal for ArcGIS コンテンツ ディレクトリの格納場所のタイプ。 EC2 コンピューターを使用するには、このパラメーターを "FileSystem" に設定します。ポータル コンテンツ ディレクトリ用に S3 バケットを使用する場合や、ポータル コンテンツ ディレクトリ用に S3 バケットと Amazon DynamoDB テーブルを使用する場合は、このパラメーターを "CloudStore" に設定します。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"ServerLicenseFile" | ホスティング サーバーの ArcGIS GIS Server ライセンス ファイルの名前。このファイルは、S3 が管理する配置 ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS バケットにアップロードする必要があります。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"UserLicenseTypeID" | Esri から受け取る Portal for ArcGIS ライセンス ファイルには、ポータルで使用するライセンス済みのユーザーのタイプに応じた ID が存在します。これらの ID のサブセットを初期管理者に使用できます。 ファイルに存在する ID はさまざまですが、標準的な ID としては creatorUT、GISProfessionalStdUT、editorUT があります (ただし、これらに限定されません)。これらの ID では大文字と小文字が区別されるため、必ず、Portal for ArcGIS ライセンス ファイル (*.json) に表示されているとおりに入力してください。 | 適切なユーザー ID を指定します。このユーザー ID が Portal for ArcGIS ライセンス ファイルに存在することを確認してください。 |
"PortalLicenseFile" | Portal for ArcGIS ライセンス ファイルの名前。このファイルは、S3 が管理する配置 ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS バケットにアップロードする必要があります。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteAdmin" | ArcGIS Server プライマリ サイト管理者のユーザー名および Portal for ArcGIS 初期管理者アカウント。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteAdminPassword" | サイト管理者アカウントのパスワード。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteEIPAllocationID" | VPC CloudFormation パラメーターの下に指定した "Default" の Elastic IP アドレスのアロケーション ID。 | 基本となる ArcGIS Enterprise を 1 台のコンピューターに配置する場合は必須。("Type" パラメーターを "AllInOne" に設定します)。 |
"RunAsUserPassword" | ArcGIS Server、Portal for ArcGIS、および ArcGIS Data Store Windows サービスを実行するために使用されたアカウントのパスワード。ログイン名は常に ArcGIS です。 | Windows コンピューターに配置する ("OperatingSystem" の下にある "DeploymentDetails" パラメーターを "Windows" に設定する) 場合で、"Default" ノードの下でこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SSLCertificateFile" | サイト ドメインに発行された SSL 証明書ファイル。これは、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS が管理する配置 S3 バケットにアップロードした *.pfx ファイルである必要があります。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SSLCertPassword" | SSL 証明書のパスワード。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteDomain" | 配置のドメイン名。 AWS Route 53 を使用してドメイン ネーム サーバーを管理している、したがって DNS パラメーター設定の下に "AWSR53ZoneId" パラメーターを設定している場合、サブドメイン名を指定できます。サブドメイン名を指定しない場合は、デフォルトの命名規則に基づくドメイン名が使用されます。 AWS Route 53 を使用してドメイン ネーム サーバーを管理しておらず、 "AWSR53ZoneId" パラメーターを設定していない場合、 "SiteDomain" パラメーターの完全修飾ドメイン名を指定する必要があります。 AWS Route 53 を使用するのではなく、独自の DNS サーバーを使用してドメイン名を管理する場合、ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS を実行する前に、ドメイン名 ("SiteDomain") を DNS の適切な Elastic Load Balancer または Elastic IP アドレスに必ずマップして、ドメイン名がフェデレーション時に有効になるようにします。Elastic Load Balancers (AWS Management Console または Esri AWS CloudFormation テンプレートを使用) または Elastic IP アドレス (AWS Management Console を使用) を作成できます。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"PostInstallationScript" | カスタム ポストインストール スクリプトを含む Zip アーカイブ ファイルの名前。または、カスタム スクリプトがない場合は、このパラメーターを "NONE" に設定します。 カスタムのポストインストール スクリプトを使用している場合、Zip ファイルを Amazon S3 で管理する配置用 ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS バケットにアップロードする必要があります。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"TemplateURL" | Esri が提供するテンプレートではなく、独自の CloudFormation テンプレートをこの配置に使用する場合は、テンプレートを定義できます。有効な HTTPS URL を指定します。 | オプション。このパラメーターを指定する場合は、"BaseEnterprise" ノードではなく "Default" ノードの下に指定する必要があります。 |
"Type" | 1 台のコンピューターに配置全体を配置するための設定可能な値は "AllInOne"、可用性の高い配置を作成するための設定可能な値は "HA" です。 | このパラメーターは必須です。このパラメーターは "BaseEnterprise" ノードではなく "Default" ノードの下に指定する必要があります。 |
"ELBName" | Esri AWS CloudFormation テンプレートを使用して作成された既存の Elastic Load Balancer の名前を指定するか、このパラメーターを "NEW_ELB" に設定し、新しい Elastic Load Balancer を作成して使用します。"ELBName" を "NEW_ELB" に設定すると、AWS は作成するロード バランサーに名前を割り当てます。 表示どおりにすべて大文字で "NEW_ELB" と入力する必要があります。 | 可用性の高い ArcGIS Enterprise の配置を作成する ("Type" パラメーターを "HA" に設定する) 場合は必須。 |
ArcGIS GeoAnalytics Server、ArcGIS Image Server、ArcGIS GIS Server サイトおよびラスター解析サーバーとイメージ ホスティング サーバーのパラメーター。
"GeoAnalytics"、"RasterAnalytics"、"ImageHosting"、"ImageServer"、および "Server" ノードの下に指定するパラメーター値は、フェデレーションまたはスタンドアロン ArcGIS Server サイトを起動する Esri CloudFormation テンプレートを使用します。ArcGIS GeoAnalytics Server サイトは、常に ArcGIS Enterprise ポータルとフェデレートされる必要があること、および ArcGIS Image Server サイトをラスター解析サーバーまたはイメージ ホスティング サーバーとして使用するには、そのサイトをポータルとフェデレートする必要があることに注意してください。
フェデレートされた ArcGIS GeoAnalytics Server および ArcGIS Image Server サイトを作成すると、ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティはこれらのサイトをそれぞれポータルの GeoAnalytics サーバー、ラスター解析サーバー、およびイメージ ホスティング サーバーとして構成します。これを手動で構成する必要はありません。
次の表は、"GeoAnalytics"、"RasterAnalytics"、"ImageHosting"、"ImageServer"、および "Server" ノードの下に設定できるパラメーターを示しています。
パラメーター | 説明 | 必須またはオプション |
---|---|---|
"ServerLicenseFile" | ArcGIS GeoAnalytics Server、ArcGIS Image Server、または ArcGIS GIS Server サイトにライセンスを設定するための *.prvc または *.epc ファイル。 | このパラメーターは必須です。 |
"CloudStoreS3BucketPath" | バケット パスの形式は <bucket_name>/<folder_name> です。 "RasterAnalytics" および "ImageHosting" ノードの下で使用される場合、ユーティリティはこの場所をサイトのラスター ストアとして登録します。他のノードの下で使用される場合、ユーティリティは指定された場所をクラウド ストアとして登録します。指定された形式 (<bucket_name>/<folder_name>) で場所を指定する必要があります。S3 バケットが存在し、"AWSCredentials" ノードの下で入力する AWS 認証情報を使用してアクセス可能であることを確認してください。バケットが存在しない場合は、Cloud Builder がバケットを作成します (デフォルトの命名規則は <deployment_name>+rastore)。指定する <folder_name> がバケット内に存在しない場合、Cloud Builder が作成します。 | ポータルのラスター解析サーバーとして使用する ArcGIS Image Server サイトに必須。 スタンドアロンまたはフェデレーション ArcGIS Image Server サイトまたは ArcGIS GIS Server サイトを作成する場合、このパラメーターはオプションです。 メモ:配置に "RasterAnalytics" および "ImageHosting" ノードが含まれており、両方のノードに同じラスター ストアを使用する場合は、これら 2 つのノードの下の "CloudStoreS3BucketPath" パラメーターに同じ値を使用します。 |
"Federate" | サイトが ArcGIS Enterprise の基本配置とフェデレートされる (true) またはスタンドアロン サイト (false) かどうかを指定します。 ArcGIS GeoAnalytics Server、ラスター解析、または ArcGIS Image Server サイトを作成する場合は、"Federate" を true に設定する必要があります。 このパラメーターを配置構成ファイルに指定しない場合、デフォルト値は false です。 | このパラメーターは必須です。 |
"DriveSizeRoot" | ArcGIS GeoAnalytics Server、ArcGIS Image Server、または ArcGIS GIS Server コンピューターの C: またはルート ドライブのサイズ (GB)。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"FSInstanceType" | ファイル サーバーに使用する Amazon Elastic Compute Cloud インスタンス タイプ。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"ASInstanceType" | Amazon Elastic Compute Cloud、ArcGIS GeoAnalytics Server、または ArcGIS Image Server コンピューターに使用する ArcGIS GIS Server インスタンス タイプ。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"ASInstances" | AutoScaling により起動された Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスの数。この数は、ArcGIS Server サイトを構成するコンピューターの総数と等しくなるはずです。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"KeyName" | Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスへのリモート アクセスを許可する EC2 キー ペア。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"StoreType" | ArcGIS Server サイト構成ストアの格納場所のタイプ。 EC2 コンピューターを使用するには、このパラメーターを "FileSystem" に設定します。ポータル コンテンツ ディレクトリ用に S3 バケットを使用する場合や、ポータル コンテンツ ディレクトリ用に S3 バケットと Amazon DynamoDB テーブルを使用する場合は、このパラメーターを "CloudStore" に設定します。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteAdmin" | ArcGIS Server プライマリ サイト管理者のユーザー名。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteAdminPassword" | サイト管理者アカウントのパスワード。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"RunAsUserPassword" | ArcGIS Server Windows サービスを実行するために使用されたアカウントのパスワード。ログイン名は常に ArcGIS です。 | Windows コンピューターに配置する ("OperatingSystem" の下にある "DeploymentDetails" パラメーターを "Windows" に設定する) 場合で、"Default" ノードの下でこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"ELBName" | Esri AWS CloudFormation テンプレートを使用して作成された既存の Elastic Load Balancer の名前を指定するか、このパラメーターを "NEW_ELB" に設定し、新しい Elastic Load Balancer を作成して使用します。"ELBName" を "NEW_ELB" に設定すると、AWS は作成するロード バランサーに名前を割り当てます。 表示どおりにすべて大文字で "NEW_ELB" と入力する必要があります。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SSLCertificateARN" | サイト ドメインに発行された SSL 証明書の Amazon Resource Name (ARN)。 | 既存の Elastic Load Balancer を使用しない場合にのみ必須。 |
"SiteDomain" | 配置のドメイン名。 AWS Route 53 を使用してドメイン ネーム サーバー (DNS) を管理している、したがって DNS パラメーター設定の下に "AWSR53ZoneId" パラメーターを設定している場合、サブドメイン名を指定できます。サブドメイン名を指定しない場合は、デフォルトの命名規則に基づくドメイン名が使用されます。 | AWS Route 53 を使用せず、独自の DNS サーバーを使用してドメイン名を管理する場合に必須です。 |
"DBEngine" | Windows Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスを配置する場合は、このパラメーターを次のいずれかに設定できます。
Ubuntu Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスを配置する場合は、このパラメーターを "none"、"aurora-postgresql"、または "postgres" のいずれかに設定できます。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"DBInstanceClass" | Amazon リレーショナル データベース サービス インスタンスのインスタンス クラス。 | "Default" ノードの下でこのパラメーターを設定しておらず、"DBEngine" を "sqlserver-se"、"postgres"、または "aurora-postgresql" に設定した場合は必須。 |
"DBAllocatedStorage" | Amazon リレーショナル データベース サービス インスタンスの割り当てられたストレージ サイズ (GB)。 | "Default" ノードの下でこのパラメーターを設定しておらず、"DBEngine" を "sqlserver-se" または "postgres" に設定した場合は必須。 |
"PostInstallationScript" | カスタム ポストインストール スクリプトを含む Zip アーカイブ ファイルの名前。または、カスタム スクリプトがない場合は、このパラメーターを "NONE" に設定します。 カスタム ポストインストール スクリプトを使用している場合、Zip ファイルを Amazon S3 が管理する配置 ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS バケットにアップロードする必要があります。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"TemplateURL" | Esri が提供するテンプレートではなく、独自の CloudFormation テンプレートをこの配置に使用する場合は、テンプレートを定義できます。有効な HTTPS URL を指定します。 | オプション。このパラメーターを指定する場合は、特定のサーバー ノード ("Default" ノードではなく、"GeoAnalytics"、"RasterAnalytics"、"ImageHosting"、または "Server") の下に指定する必要があります。 |
ArcGIS GeoEvent Server サイトのパラメーター
"GeoEvent" ノードの下に指定するパラメーター値は、Esri ArcGIS GeoEvent Server CloudFormation テンプレートを使用します。
次の表は、"GeoEvent" ノードの下に設定できるパラメーターを示しています。
パラメーター | 説明 | 必須またはオプション |
---|---|---|
"ServerLicenseFile" | ArcGIS GeoEvent Server サイトにライセンスを設定するための .prvc または *.ecp ファイル。 | 必須 |
"Federate" | サイトが ArcGIS Enterprise の基本配置とフェデレートされる (true) またはスタンドアロン サイト (false) かどうかを指定します。 このパラメーターを配置構成ファイルに指定しない場合、デフォルト値は false です。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"DriveSizeRoot" | ArcGIS GeoEvent Server コンピューターの C: またはルート ドライブのサイズ (GB)。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"ASInstanceType" | Amazon Elastic Compute Cloud コンピューターに使用する ArcGIS GeoEvent Server インスタンス タイプ。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"FSInstanceType" | ファイル サーバーに使用する Amazon Elastic Compute Cloud インスタンス タイプ。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"ELBName" | Esri AWS CloudFormation テンプレートを使用して作成された既存の Elastic Load Balancer の名前を指定するか、このパラメーターを "NEW_ELB" に設定し、新しい Elastic Load Balancer を作成して使用します。 "ELBName" を "NEW_ELB" に設定すると、AWS は作成するロード バランサーに名前を割り当てます。 表示どおりにすべて大文字で "NEW_ELB" と入力する必要があります。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"KeyName" | Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスへのリモート アクセスを許可する EC2 キー ペア。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteAdmin" | ArcGIS Server プライマリ サイト管理者のユーザー名。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteAdminPassword" | サイト管理者アカウントのパスワード。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"RunAsUserPassword" | ArcGIS Server Windows サービスを実行するために使用されたアカウントのパスワード。ログイン名は常に ArcGIS です。 | Windows コンピューターに配置する ("OperatingSystem" の下にある "DeploymentDetails" パラメーターを "Windows" に設定する) 場合で、"Default" ノードの下でこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SSLCertificateFile" | サイト ドメインに発行された SSL 証明書ファイル。これは、"DeploymentBucket" に指定した S3 バケットにアップロードした *.pfx ファイルである必要があります。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SSLCertPassword" | SSL 証明書のパスワード。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteDomain" | 配置のドメイン名。 AWS Route 53 を使用してドメイン ネーム サーバー (DNS) を管理している、したがって DNS パラメーター設定の下に "AWSR53ZoneId" パラメーターを設定している場合、サブドメイン名を指定できます。サブドメイン名を指定しない場合は、デフォルトの命名規則に基づくドメイン名が使用されます。 | AWS Route 53 を使用せず、独自の DNS サーバーを使用してドメイン名を管理する場合に必須です。 |
"PostInstallationScript" | カスタム ポストインストール スクリプトを含む Zip アーカイブ ファイルの名前。または、カスタム スクリプトがない場合は、このパラメーターを "NONE" に設定します。 カスタム ポストインストール スクリプトを使用している場合、Zip ファイルを S3 が管理する配置 ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS バケットにアップロードする必要があります。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"TemplateURL" | Esri が提供するテンプレートではなく、独自の CloudFormation テンプレートをこの配置に使用する場合は、テンプレートを定義できます。有効な HTTPS URL を指定します。 | オプション。このパラメーターは "GeoEvent" ノードではなく "Default" ノードの下に指定する必要があります。 |
ArcGIS Notebook Server サイトのパラメーター
"NotebookServer" ノードの下に指定するパラメーター値は、ArcGIS Notebook Server サイトを起動する Esri CloudFormation テンプレートを使用します。ArcGIS Notebook Server サイトは必ず ArcGIS Enterprise ポータルとフェデレートされている必要があること、および Ubuntu オペレーティング システムでのみ ArcGIS Notebook Server サイトを作成できることに注意してください。
フェデレートされた ArcGIS Notebook Server サイトを作成すると、ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティはサイトをそれぞれポータルの Notebook Server として構成します。これを手動で構成する必要はありません。
次の表は、"NotebookServer" ノードの下に設定できるパラメーターを示しています。
パラメーター | 説明 | 必須またはオプション |
---|---|---|
"ServerLicenseFile" | ArcGIS Notebook Server サイトにライセンスを設定するための .prvc または *.ecp ファイル。 | このパラメーターは必須です。 |
"Federate" | サイトが ArcGIS Enterprise の基本配置とフェデレートされる (true) またはスタンドアロン サイト (false) かどうかを指定します。 ArcGIS Notebook Server サイトを作成する場合は、"Federate" を true に設定する必要があります。 このパラメーターを配置構成ファイルに指定しない場合、デフォルト値は false です。 | このパラメーターは必須です。 |
"DriveSizeRoot" | ArcGIS Notebook Server コンピューターの C: またはルート ドライブのサイズ (GB)。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"InstanceType" | Amazon Elastic Compute Cloud コンピューターに使用する ArcGIS Notebook Server インスタンス タイプ。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"KeyName" | Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスへのリモート アクセスを許可する EC2 キー ペア。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteAdmin" | ArcGIS Server プライマリ サイト管理者のユーザー名。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteAdminPassword" | サイト管理者アカウントのパスワード。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteDomain" | 配置のドメイン名。 AWS Route 53 を使用してドメイン ネーム サーバー (DNS) を管理している、したがって DNS パラメーター設定の下に "AWSR53ZoneId" パラメーターを設定している場合、サブドメイン名を指定できます。サブドメイン名を指定しない場合は、デフォルトの命名規則に基づくドメイン名が使用されます。 | AWS Route 53 を使用せず、独自の DNS サーバーを使用してドメイン名を管理する場合に必須です。 |
"SSLCertificateFile" | サイト ドメインに発行された SSL 証明書ファイル。これは、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS が管理する に指定した S3 バケットにアップロードした *.pfx ファイルである必要があります。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SSLCertPassword" | SSL 証明書のパスワード。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteEIPAllocationID" | "NotebookServer" CloudFormationパラメーターの下に指定した VPC の Elastic IP アドレスのアロケーション ID。 | "NotebookServer" ノードの下に必要で、定義する必要があります。 |
"AdditionalInstances" | ArcGIS Notebook Server サイトに必要な、追加のコンピューターの台数。デフォルト値は 0 です。 0 を指定すると、ArcGIS Notebook Server サイトには 1 台のコンピューターのみが含まれます。 | "NotebookServer" ノードの下に必要で、定義する必要があります。 |
"BaseAMI" | Amazon Machine Image ID を使用して ArcGIS Notebook Server サイトを作成します。 | オプション。 |
"TemplateURL" | Esri が提供するテンプレートではなく、独自の CloudFormation テンプレートをこの配置に使用する場合は、テンプレートを定義できます。有効な HTTPS URL を指定します。 | オプション。このパラメーターは "NotebookServer" ノードではなく "Default" ノードの下に指定する必要があります。 |
ArcGIS Mission Server サイトのパラメーター
"MissionServer" ノードの下に指定するパラメーター値は、 ArcGIS Mission Server サイトを起動する Esri CloudFormation テンプレートを使用します。 ArcGIS Mission Server サイトは必ず ArcGIS Enterprise ポータルとフェデレートされ必要がある点に注意してください。
フェデレートされた ArcGIS Mission Server サイトを作成すると、ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティはサイトをそれぞれポータルの Server として構成します。 これを手動で構成する必要はありません。
次の表は、"MissionServer" ノードの下に設定できるパラメーターを示しています。
パラメーター | 説明 | 必須またはオプション |
---|---|---|
"ServerLicenseFile" | ArcGIS Mission Server サイトにライセンスを設定するための *.prvc または *.ecp ファイル。 | このパラメーターは必須です。 |
"Federate" | サイトが ArcGIS Enterprise の基本配置とフェデレートされる (true) またはスタンドアロン サイト (false) かどうかを指定します。 ArcGIS Mission Server サイトを作成する場合は、"Federate" を true に設定する必要があります。 このパラメーターを配置構成ファイルに指定しない場合、デフォルト値は false です。 | このパラメーターは必須です。 |
"DriveSizeRoot" | ArcGIS Mission Server コンピューターの C: またはルート ドライブのサイズ (GB)。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"InstanceType" | Amazon Elastic Compute Cloud コンピューターに使用する ArcGIS Notebook Server インスタンス タイプ。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"KeyName" | Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスへのリモート アクセスを許可する EC2 キー ペア。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteAdmin" | ArcGIS Server プライマリ サイト管理者のユーザー名。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteAdminPassword" | サイト管理者アカウントのパスワード。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteDomain" | 配置のドメイン名。 AWS Route 53 を使用してドメイン ネーム サーバー (DNS) を管理している、したがって DNS パラメーター設定の下に "AWSR53ZoneId" パラメーターを設定している場合、サブドメイン名を指定できます。サブドメイン名を指定しない場合は、デフォルトの命名規則に基づくドメイン名が使用されます。 | AWS Route 53 を使用せず、独自の DNS サーバーを使用してドメイン名を管理する場合に必須です。 |
"SSLCertificateFile" | サイト ドメインに発行された SSL 証明書ファイル。これは、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS が管理する に指定した S3 バケットにアップロードした *.pfx ファイルである必要があります。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SSLCertPassword" | SSL 証明書のパスワード。 | "Default" ノードの下にこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"SiteEIPAllocationID" | "MissionServer" CloudFormationパラメーターの下に指定した VPC の Elastic IP アドレスのアロケーション ID。 | "MissionServer" ノードの下に必要で、定義する必要があります。 |
"RunAsUserPassword" | ArcGIS Server Windows サービスを実行するために使用されたアカウントのパスワード。ログイン名は常に ArcGIS です。 | Windows コンピューターに配置する ("OperatingSystem" の下にある "DeploymentDetails" パラメーターを "Windows" に設定する) 場合で、"Default" ノードの下でこのパラメーターを指定しなかった場合は必須。 |
"BaseAMI" | Amazon Machine Image ID を使用して ArcGIS Mission Server サイトを作成します。 | オプション。 |
"TemplateURL" | Esri が提供するテンプレートではなく、独自の CloudFormation テンプレートをこの配置に使用する場合は、テンプレートを定義できます。有効な HTTPS URL を指定します。 | オプション。このパラメーターは "MissionServer" ノードではなく "Default" ノードの下に指定する必要があります。 |
DNS パラメーター
AWS Route 53 を使用して、ドメイン ネーム サーバー (DNS) を管理している場合、"DNSParameters" ノードの下に AWS Route 53 ゾーン ID を定義する必要があります。ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティを実行すると、DNS が更新され、各ドメイン名 ("SiteDomain") が適切な Elastic Load Balancer (ELB) または Elastic IP アドレス (EIP) にマップされます。
AWS Route 53 を使用する場合は、パラメーターが必須です。AWS Route 53 を使用しない場合は、このパラメーターを空白のままにしておくことができます。
次の例では、AWS Route 53 ゾーン ZUJQ3S2DAL123 が基本配置 "SiteDomain" パラメーターに指定した Elastic IP アドレスにマップされます。"DNSParameters":{
"AWSR53ZoneId": "ZUJQ3S2DAL123"
}