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キャッシュ タイルの管理ユーティリティ

キャッシュ タイルの管理ユーティリティを使用すると、マップ サービスまたはイメージ サービスのキャッシュ タイルをコマンド ラインから管理できます。 このユーティリティを使用して、キャッシュにタイルを追加したり、キャッシュからタイルを削除したりできます。

このユーティリティを実行する前に、サービスのキャッシュを定義しておく必要があります。 キャッシュの定義は、キャッシュ スキーマの作成ユーティリティを使用して実行できます。

パラメーター

パラメーター詳細

-u

ユーティリティを実行する ArcGIS Server ユーザーの名前。 ユーザーには、操作を実行するための適切なレベルの権限が必要です。 サイトが Web 層認証を使用するように構成されている場合、プライマリ サイト管理者のアカウントなどの組み込みユーザーを指定します。

-p

-u パラメーターで指定するユーザーのパスワード。

-s

サイトの URL。次のいずれかの形式で指定します。

  • https://gisserver.domain.com:6443
  • https://webadaptorhost.domain.com/webadaptorname
サイトが Web 層認証を使用するように構成されている場合、サイトのローカル URL を指定する必要があります。

-n

キャッシュ タイルを管理するサービスの名前。 サービスがルート ディレクトリにある場合、「<サービス名>:<サービス タイプ>」という構文を使用します。 サービスがフォルダーにある場合、「<フォルダー名>/<サービス名>:<サービス タイプ>」という構文を使用します。

-scales

キャッシュ タイルを管理する縮尺。12000;6000;3000 のように、セミコロン区切りの文字列で指定します。 縮尺は、最小から最大の順で表示してください。

-mode

更新モード。タイルを作成するか、現在空のタイルだけを作成するか、タイルを削除するかを定義します。 それぞれ、RECREATE_ALL_TILESRECREATE_EMPTY_TILESDELETE_TILES の値で指定します。

-i

このジョブで使用する ArcGIS ServerCachingTools サービスのインスタンスの数。 「キャッシュを作成するためのサーバー リソースの割り当て」をご参照ください。

-AOI

境界でタイルの作成場所を定義するフィーチャクラスのパス。 不規則な形状の地理データをキャッシュするときに、時間と格納領域を節約できます。 このパラメーターはオプションです。

-extent

タイルの作成場所を定義する長方形の範囲。 xmin;ymin;xmax;ymax 形式で指定します。 このパラメーターはオプションです。

-wait

ユーティリティを同期で実行するか (WAIT)、非同期で実行するか (DO_NOT_WAIT) を定義します。 非同期で実行するように選択した場合は、ユーティリティの実行中に他のコマンドの実行を継続できます。

-h

ユーティリティのヘルプを出力します。

--ignoressl

SSL 証明書の確認を無効にするオプション パラメーター。

次の例は、SanDiego という名前のマップ サービスに対してキャッシュ タイルを作成します。

レガシー:

これらのユーティリティの実行を自動化するロジックを実装した場合は、スクリプトを更新して Python への依存性を削除する必要があります。 以下に例を示します。

  • <ArcGIS Server installation location>/arcgis/server/tools/python
  • コマンド ライン ユーティリティの名前を参照するときの *.py 拡張子

正しい使用法については、次の例をご参照ください。

<ArcGIS Server installation location>/arcgis/server/tools/admin/managecachetiles -u admin -p admin -s http://gisserver.domain.com:6080 -n SanDiego:MapServer -scales "500000;250000;125000;66000" -mode RECREATE_ALL_TILES -i 3 -wait DO_NOT_WAIT

このトピックの内容
  1. パラメーター