AWS 上のワークグループ ジオデータベースのアップグレード

レガシー:

ワークグループ ジオデータベースの管理とアップグレードは、ArcGIS Desktop から行います。 このため、ワークグループ ジオデータベースは 10.8.x より後にはアップグレードできません。

ArcGIS Desktop の最新リリースを、データベース サーバーが実行されている Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスにアップロードし、次の手順でワークグループ ジオデータベースをアップグレードします。

注意:

ArcGIS Server と ArcGIS Desktop が同じ Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスにインストールされている場合、同じリリースのソフトウェアを実行している必要があります。 ArcGIS Desktop 10.8.x をインストールする場合、そのインスタンスにある ArcGIS Server サイトも同じバージョンのソフトウェアにアップグレードする必要があります。

1. My Esri の自分のアカウントから ArcGIS Server と ArcGIS Desktop の更新をダウンロードし、ファイルを自分の Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスに置いてから、ダウンロードとともに提供されたインストール手順に従ってインストールします。

   このためには、既存の EC2 インスタンスへのリモート デスクトップ接続を作成する必要があります。 リモート デスクトップ接続を作成するには、セキュリティ グループで RDP ポートを開く必要があります。 このルールは、アップデートをインストールしてジオデータベースをアップグレードした後に、セキュリティ グループから削除できます。

2. EC2 インスタンス上で ArcGIS Server と ArcGIS Desktop の両方を同じソフトウェア バージョンにアップグレードしたら、インスタンス上の ArcGIS Server を停止します。

   これを行うのは、ArcGIS Server Web サービスで保持されるロックを解放してデータを使用する必要があるためです。

3. ArcCatalog を開き、カタログ ツリーでデータベース サーバーに接続します。
4. 各ワークグループ ジオデータベースのアップグレード ステータスを確認します。
   1. 1 つ目のジオデータベースを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
   2. [一般] タブをクリックします。

      アップグレード ステータスにアップグレードが必要ないことが示されている場合は、このジオデータベースの [ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じて、リモート デスクトップ セッションを終了します。 これ以上のアクションは必要ありません。

      アップグレード ステータスにアップグレードできることが示されている場合は、このジオデータベースの [ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じて、残りの手順を続行します。

5. アップグレードを行う前に、ジオデータベースのバックアップを作成します。
   1. ジオデータベースを右クリックし、[管理] をポイントして [バックアップ] をクリックします。
   2. バックアップ ファイルの名前を入力します。
   3. バックアップを格納する場所を参照します。
   4. バックアップの説明を入力します。
   5. [OK] をクリックします。
6. ジオデータベースをアップグレードします。
   1. [ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。
   2. [ジオデータベースのアップグレード] をクリックします。
   3. [ジオデータベースのアップグレード (Upgrade Geodatabase)] ジオプロセシング ツールが表示されたら、[前提条件を確認] と [ジオデータベースをアップグレード] オプションをどちらもオンのままにし、[OK] をクリックしてジオデータベースをアップグレードします。
   4. ツールが正常に終了したら、[閉じる] をクリックして、ジオプロセシング ツールの進行状況を示すダイアログ ボックスを閉じます。
7. 手順 4 ～ 6 を繰り返して、データベース サーバー上の各ジオデータベースをバックアップしてアップグレードします。
8. すべてのジオデータベースをアップグレードしたら、リモート デスクトップ セッションを終了します。