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セキュリティで保護されたサービスを含むマップの印刷

この ArcGIS 10.9 ドキュメントはアーカイブされており、今後更新されません。 コンテンツとリンクが古い場合があります。 最新のドキュメントをご参照ください

PrintingTools サービスを使用して、セキュリティで保護されたサービスを含むマップを印刷できます。

Web 層認証

ArcGIS Server サイトが ArcGIS Enterprise ポータルとフェデレートされ、ポータルの ArcGIS Web Adaptor のみが Web 層認証 (IWA、PKI、Basic など) を使用している場合、セキュリティで保護されたサービスの印刷は正常に機能します。 これは、Web 層認証システムを使用しない配置にも該当しますが、

ArcGIS Server サイトの Web Adaptor が Web 層認証を使用しており、フェデレートされていない場合は、PrintingTools サービスとカスタム印刷サービスは、サイトのサービスを印刷できません。 この制限は、フェデレーションおよびスタンドアロン両方の ArcGIS Server サイトに該当します。

短期間有効なトークン

短期間有効なトークン (デフォルト) を使用してサービスをセキュリティで保護する場合、ユーザーは Web アプリケーションを開くときに名前とパスワードを入力するように求められます。 ユーザーがマップの印刷をリクエストすると、トークンが PrintingTools サービスに渡されます。

サービスへの認証情報の埋め込み

セキュリティで保護されたサービスを含む独自の印刷サービス公開する場合、場合によっては、印刷サービスに認証情報を埋め込む必要があります。この情報は、セキュリティで保護されたサービスからマップを要求するときに使用できます。 このセクションの最後にこの手順について説明しています。

Web アプリケーション コードに長期間有効なトークンを埋め込んだ場合は、認証情報を PrintingTools サービスに渡すことはできません。 サーバーの構成に関係なく、以下の手順に従って、印刷サービスに認証情報を埋め込む必要があります。

Web サーバー層でセキュリティを適用し、ArcGIS Server サイトが ArcGIS Enterprise ポータルとフェデレートされている場合、PrintingTools サービスによるマップの印刷はデフォルトでサポートされているため、特に手順を実行する必要はありません。 ただし、ArcGIS Server を単独でインストールし、Web サーバー層でセキュリティを適用している場合は、以下の手順を使用して認証情報を埋め込む必要があります。

注意:

セキュリティへの影響を十分に把握しないままで、カスタムの印刷サービスに認証情報を埋め込むことはお勧めしません。 認証情報が埋め込まれた独自の印刷サービスを公開する場合は、ArcGIS Server セキュリティ ルールを適用して、サービスにアクセスできるユーザーを制限することをお勧めします。 これにより、匿名ユーザーは、セキュリティで保護されたサービスを表示する印刷可能なマップ イメージを生成できなくなります。 セキュリティの設定方法の詳細については、「サービスへのアクセスの制限」をご参照ください。

注意:

これらの手順は、印刷サービスを ArcMap から公開する場合にのみ使用できます。 ArcGIS Pro からカスタム印刷サービスに認証情報を埋め込むには、ArcPy の ImportCredentials 関数を使用します。

  1. ArcMap[カタログ] ウィンドウで [ツールボックス] > [マイ ツールボックス] の順にクリックします。
  2. [マイ ツールボックス] を右クリックし、[新規作成] をクリックして、[ツールボックス] をクリックします。
  3. ツールボックスに「SecurePrinting.tbx」などの名前を付けます。
  4. [カタログ] ツリーで、[Toolboxes] > [System Toolboxes] > [Server Tools.tbx] > [印刷] の順に展開します。
  5. [Web マップのエクスポート] ツールを右クリックし、[コピー] をクリックします。
  6. 手順 2 で作成したツールボックスを右クリックし、[貼り付け] をクリックします。
  7. 独自のツールボックスから貼り付けた Web マップのエクスポート (Export Web Map) ツールを右クリックし、[編集] をクリックします。
  8. 追加ボタンをクリックし、印刷対象のセキュリティで保護されたサービスを含んでいる GIS サーバー接続を参照します。

    この接続には名前とパスワードを保存しておく必要があります。 これは、公開者接続または管理者接続ではなく、ユーザー接続である必要があります。

    使用できる接続が見つからない場合は、[カタログ] ツリーに戻り、「ArcGIS Desktop から ArcGIS Server への接続」の手順を使用して作成します。

  9. チュートリアル: 印刷用サービスの公開」の手順に従って、独自のツールボックスからジオプロセシング サービスとして Web マップのエクスポート ツールを公開します。 チュートリアルの手順 2 で、上記の手順で貼り付けた [Web マップのエクスポート] ツールを開きます。 サーバー ツール ツールボックスから元の [Web マップのエクスポート] ツールを開かないでください。