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サイトの作成

サイトには、ArcGIS Server が配置されます。 ArcGIS Server Manager を最初に開いたときに、サイトを作成するか、既存のサイトに参加するかを確認するメッセージが表示されます。 サイトを作成する手順を次に示します。

サイトを作成する際には、プライマリ サイト管理者として機能するアカウントの入力を求められます。 このアカウントを使用して、ArcGIS Server Manager への初回サイン インとセキュリティの構成を行います。 このアカウントは、インストール時に指定した ArcGIS Server アカウントとは異なります。

  1. ArcGIS Server Manager を開きます。 ブラウザーで ArcGIS Server Manager を開くための URL は https://gisserver.domain.com:6443/arcgis/manager です。また、インストール済みのショートカットを使用することもできます。

    ユーザー名とパスワードを要求される場合は、すでに誰かがこのコンピューターでサイトを作成するか、コンピューターを既存のサイトに参加させています。

  2. [新規サイトの作成] をクリックします。
  3. サイトを作成するには、プライマリ サイト管理者としてユーザー名とパスワードを定義する必要があります。 このアカウントを使用して、ArcGIS Server Manager への初回サイン インとセキュリティの構成を行います。 このアカウントでは ArcGIS Server サイトに無制限にアクセスできます。 このアカウントのデフォルトの名前は siteadmin ですが、必要に応じて別の名前を指定することができます。

    プライマリ サイト管理者は ArcGIS Server でのみ認識されます。これはオペレーティング システムのアカウントではなく、ユーザー ストアのユーザー アカウントとは別に管理されます。 別の管理者アカウントを作成したら、これを無効にすることができます。

    プライマリ サイト管理者アカウントのユーザー名とパスワードを指定して [次へ] をクリックします。

  4. デフォルトのサーバー ディレクトリと構成ストアを作成する場所のパスを入力します。 これらのフォルダーには、サイトにとって重要な情報が格納されます。 サイトに複数のコンピューターが入る場合は、事前に作成している 2 つの共有フォルダーへの UNC パスを指定します。 これにより、サイト内のすべてのコンピューターがディレクトリを参照できるようになります。

    [次へ] をクリックします。

    注意:

    ArcGIS Server の構成ストアまたはディレクトリ パスは 260 文字以内にする必要があります。

    注意:

    ログ ディレクトリとサーバー ディレクトリまたは構成ストアの場所には関連がありません。 詳細については、「サーバー ログ」をご参照ください。

  5. 作成するサイトに関する詳細な情報を確認します。 サイトを作成する準備が整ったら、[完了] をクリックします。

    サイトが作成されるまでに数分かかることがあります。 サイトの作成が完了したら、プライマリ サイト管理者アカウントを使用して新しいサイトへサイン インするように求められます。 新しいサイトで、事前設定されたいくつかのサービスが稼働していることを確認できます。

この後に ArcGIS Server Manager を開こうとすると、ユーザー名とパスワードを入力するよう求められます。 プライマリ サイト管理者の名前とパスワードを入力するか、ArcGIS Server のセキュリティ メカニズムを使用して管理者または公開者の権限を付与されているユーザーを指定することができます。

さらにコンピューターをサイトに追加するには、最初にそれらのコンピューターに ArcGIS Server をインストールします。 これらのコンピューター上ではじめて ArcGIS Server Manager にアクセスする場合は、[既存サイトに参加] を選択し、サイトの情報を指定します。 詳細については、「既存サイトに参加」をご参照ください。

詳細:

サイトを作成したり、サイトにコンピューターを参加させたりする場合、<ArcGIS Server installation directory>\usr\logs\<machine name>\server[冗長] レベルでログが書き込まれます。 サイトの作成またはコンピューターの追加に失敗した場合は、ログをテキスト エディターで開いて、問題に関する詳しい情報を確認できます。

サイトの作成または参加が完了すると、ログは <ArcGIS Server installation drive>\arcgisserver\logs に移動し、ログ レベルが [警告] に設定されます。 ArcGIS Server アカウントに、このフォルダーに対する作成または書き込みの権限がない場合、サイトの作成またはサイトへの参加は失敗します。 ドライブ全体へのフォルダーの作成権限を ArcGIS Server アカウントに付与しない場合は、このフォルダーを事前に手動で作成し、ArcGIS Server アカウントにフォルダーに対する書き込みの権限を付与することができます。