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M 座標対応のレイヤーを含む編集可能なフィーチャ サービスの構成

場合によっては、M 値が有効化された作成されたフィーチャクラスが存在することがあります。 たとえば、フィーチャクラスを作成した人が、後で必要になる場合に備えて、すべてのジオメトリ プロパティをオンにしたとします。 後で M 値が不要だと判断した場合でも、そのプロパティをフィーチャクラスから削除することはできません。

それらのフィーチャクラスを編集可能なフィーチャ サービスに含めた場合、M 値の編集をサポートしていないクライアント (ArcGIS OnlineArcGIS Enterprise ポータルなど) では、フィーチャ ジオメトリを編集することができなくなります。 これらのクライアントは、既存の M 値を失うことを防ぐために、M 値の格納を有効化されたフィーチャ ジオメトリの編集を禁止します。 ただし、これには、M 値を使用していない場合でも、レイヤーのジオメトリを編集することが禁止されるという副作用があります。 M 値を設定できないクライアントでこれらのレイヤーのジオメトリを編集できるようにするために、そのようなクライアントでフィーチャ ジオメトリが編集されたときに NaN の M 値を挿入するようにフィーチャ サービスを構成することができます。

注意:

フィーチャ サービスでこのプロパティを有効にした場合、エディターが M 値の指定をサポートしていないクライアントを使用してフィーチャ サービスのフィーチャを更新すると、既存の M 値が NaN に置き換えられます。 既存の M 値を維持する場合は、この機能を有効にしないでください。

以下に記載されている手順に従って、ArcGIS Server Manager でサービスのプロパティを変更することで、この機能を既存のフィーチャ サービスで有効にすることができます。

  1. ArcGIS Server Manager を開いて、フィーチャ サービスの所有者または ArcGIS Server 管理者としてログインします。

    この手順の詳細については、「ArcGIS Server Manager へのログイン」をご参照ください。

  2. [サービス] > [サービスの管理] の順にクリックします。
  3. [サービス] モジュールで、クライアントが M 値を提供しない場合に NaN の M 値を挿入させるフィーチャ サービスの名前をクリックします。
  4. [編集] モジュールで、[ケーパビリティ] をクリックします。
  5. [ケーパビリティを選択し構成する] ウィンドウで [フィーチャ アクセス] オプション (チェックボックスではなく名前) をクリックします。 フィーチャ サービスのプロパティが表示されます。
  6. [M 値以外のジオメトリの更新を許可] チェックボックスをオンにします。
  7. [保存して再起動] をクリックして、変更をサービスに適用します。