Linux 上で、ArcGIS Server は構成できますが、ArcGIS Pro は構成できません。 そのため、ArcGIS Pro でモザイク データセットを作成する場合は、以下のワークフローのいずれかを使用して、データセットを Linux に公開または移動することができます。
Windows でのモザイク データセットの作成
- Windows から Linux への公開と、公開操作によるすべてのデータのコピー
- Windows から Linux への公開とデータ ストアへの登録
モザイク データセットには、モザイク データセット自体とそれに含まれるデータという 2 つの考慮事項があり、処理が異なります。
- モザイク データセット (内容ではない) に関しては、パスがデータ ストアに登録されていないことを確認します。 これにより、モザイク データセットの公開時にパスが修正されます。 モザイク データセットのパスがデータ ストアに登録されていると、サーバー対応として扱われます。そのため、Linux にコピーされず、公開操作の一部としてパスの検証と修正が行われません。
- モザイク データセット内のデータに関しては、サーバー上にデータが複製されていることを確認します。 たとえば、モザイク データセット内で使用するデータは、サーバー上の登録済みの場所で、ローカル コンピューターと同じフォルダー構造の場所に存在します。
Linux でのモザイク データセットの作成
- モザイク データセットを Windows (Samba デバイスを介して、または Windows の場所にコピーして) に公開します。
- モザイク データセットのパスをデータ ストアに登録します (クライアントとサーバーのパスが異なります)。
- モザイク データセットをイメージ サービスとして公開します。
モザイク データセットのパスがデータ ストアに登録されたので、公開プロセス中にデータはコピーされません。 サービスによって実際に使用されるモザイク データセットは、Linux 上のモザイク データセットです (場所はデータ ストアに基づきます)。 プレビューには何も表示されない可能性がありますが、モザイク データセットのソース ラスターが Linux 上にあるので、公開されたサービスは確認できます。