サーバー ログを操作する際に、イベントをより効果的にキャプチャするために、一部のログ設定を変更しなければならない場合があります。 たとえば、サービスの作成および開始に関するイベントをキャプチャするために、ログ レベルをデフォルトの [警告] から [情報] に変更する必要がある場合があります。 また、(ディスク空き容量を確保するために) ログをハードディスク上に保持する日数を減らしたり、ArcGIS Server のログを格納する場所を変更したりすることもできます。
これらの設定は、ArcGIS Server Manager を使用して指定できます。 すべての変更はサイトで直ちに反映されます。
使用可能なログ設定
配置に合わせて適宜、次の設定を変更できます。
ログ レベルの指定
イベントは、迅速な対処を必要とする問題を示す [Severe] から、ポータルの通常の使用を通じて生成される詳細な情報メッセージである [Verbose] まで、その詳細のレベルが異なります。 デフォルトでは、ログがディスクに保持される期間は約 90 日です。[警告] に設定されています。この場合、注意を必要とする中程度から重大な問題がログに記録されます。
ログを保持する期間の指定
デフォルトでは、ログがディスクに保持される期間は約 90 日です。 この期間を超えたログは削除されます。 これより短い期間 (たとえば 30 日) を指定すると、ログ ディレクトリのサイズが予想以上に大きくなるのを防ぐことができます。
ログ ディレクトリの指定
サーバーのログが書き込まれるデフォルトのディレクトリは <ArcGIS Server installation directory>/arcgis/server/usr/logs です。 ログ パスはローカル ディレクトリに設定する必要があり、そのディレクトリは ArcGIS Server サイトに属している各コンピューター上に存在しなければなりません。 ログ ディレクトリを指定するときには、GIS サーバーのルート レベルで場所を指定するようにしてください。 ログの場所として共有ネットワーク ディレクトリを指定することはできません。
ArcGIS Server Manager でのサーバー ログ設定の指定
ArcGIS Server Manager を使用して ArcGIS Server サイトのログ設定を更新するには、次の手順を実行します。
- ArcGIS Server Manager を開始して、サイン インします。
- [ログ] > [ログの表示] > [設定] の順にクリックします。
- [ログ設定] モジュールの [ログ レベル] で、ログ レベルを設定します。
それぞれのレベルに含まれている内容については、「サーバー ログの操作」をご参照ください。
- サーバーがログをディスク上に維持する期間を指定します。 指定した時間枠をログが経過すると、ログは削除されます。
- [ログ パス] にパスを入力して、ログ ディレクトリを設定します。
注意:
ログ パスはローカル ディレクトリに設定する必要があり、ディレクトリは ArcGIS Server サイトに参加している各 GIS サーバーに存在する必要があります。ログの場所としてネットワーク ディレクトリを指定することはできません。
- [保存] をクリックして、設定内容をサーバーに適用します。
サーバー ログ設定に加えた変更はすぐに反映されます。