Workgroup エディション ライセンスがあると、ArcGIS Server ワークグループ サイトや、ワークグループ データベース サーバーを、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスにインストール、構成、および使用することができます。
注意:
データベース サーバーとワークグループ ジオデータベースの作成と管理は、ArcMap に紐付けられています。ArcMap 10.8.1 は、データベース サーバーの作成と管理に使用できる最新リリースです。
Amazon Web Services 上でのデータベース サーバーのインストールおよび構成
Amazon Web Services (AWS) 上でワークグループ データベース サーバーをインストールして構成する方法はオンプレミスの場合とほとんど同じです。 実行する必要のある手順を以下にまとめます。
- インスタンスにインストールする ArcMap および ArcGIS Server のバージョンでサポートされている Microsoft Windows オペレーティング システムを実行している EC2 インスタンスへのリモート デスクトップ接続を作成します。
- ArcGIS Desktop のインストール ガイドおよび ArcGIS Server のインストール ガイドにある指示に従い、ソフトウェアのインストールと構成を行います。
[他のバージョン] オプションを使用して適切なソフトウェア バージョンにアクセスしてください。
- 『Database Server (Workgroup) インストール ガイド』の手順に従って、データベース サーバー インスタンスをインストールし、そのインスタンスでジオデータベースを格納できるようにして、ジオデータベースを作成します。
EC2 インスタンスからデータベース サーバーに接続するときは、サーバー名の代わりに「localhost」を使用します。 EC2 では、処理が特定のサーバーに制限されることはないため、SQL Server Express インスタンスに接続するサーバー名を指定することはできません。 localhost を使用することで、ArcGIS が SQL Server Express インスタンスを検出できるようにします。
- ワークグループ ジオデータベースは Windows 認証のみを使用します。 EC2 のインスタンスにログインを作成するには、AWS のドキュメントの手順を実行します。
- データベース サーバーへのログインを追加し、データを読み込むための権限を付与します。
ArcMap ヘルプのデータ サーバーの手順をご参照ください。
- この新しいログインを Windows リモート デスクトップ ユーザー グループに配置して、ユーザーが EC2 インスタンスにサイン インできるようにします。
- 公開時にソース データとして使用するワークグループ ジオデータベースごとにデータベース接続ファイル (.sde ファイル) を作成します。 次に、ArcGIS Server サイトにそれぞれのファイルを登録します。
カタログ ツリーの [データベース サーバー] ノード (.gdb ファイル) から ArcGIS Server Web サービスを公開することはできません。 サービスはデータベース接続ファイル (.sde ファイル) をポイントしている必要があります。
AWS 上のすべてのジオデータベースと同様に、ワークグループ ジオデータベースが作成されたら、それらのジオデータベースにデータを読み込む必要があります。
ワークグループ ジオデータベースのカスタマイズまたは直接管理については、ArcMap ヘルプの「データベース サーバーでのジオデータベースの管理」セクションをご参照ください。