作成したすべての Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスには、ルート Amazon Elastic Block Store (EBS) ボリュームが含まれます。 Microsoft Windows 上のルート ボリュームは C: ドライブです。
配置後の EC2 インスタンスに追加の EBS ボリュームをアタッチできます。
作成時の EBS ボリューム サイズの設定
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services、Esri が提供する Amazon Web Services (AWS) CloudFormation サンプル テンプレート、または AWS Management Console を使用してサイトを配置する場合は、ルート ボリュームの作成時にインスタンスに対してボリュームのサイズを設定できます。
EBS ボリュームの追加
AWS 上の ArcGIS Enterprise インスタンスからアクセスするデータが EBS ボリュームに含まれている場合は、次のいずれかの方法を使用してボリュームをインスタンスに追加できます。
- Esri が提供する CloudFormation テンプレートを使用して ArcGIS Enterprise を配置する場合は、配置に追加する既存の EBS ボリュームを指定できます。
- Esri が提供する CloudFormation テンプレートを使用しないで、EC2 インスタンスを配置したり、EBS ボリュームを作成後にインスタンスに追加したりする場合は、AWS Management Console を使用します。 EBS ボリュームを Windows または Linux インスタンスにアタッチする方法については、Amazon Elastic Compute Cloud のドキュメントをご参照ください。
EBS ボリュームの変更または移動
EC2 インスタンス上にルート ボリュームに加えて EBS ボリュームがある場合は、ボリューム サイズを増やすためにボリュームを変更したり、データを転送するためにボリュームを別のインスタンスに移動したりすることができます。 これを実行するには、AWS EC2 スナップショットと AWS Management Console を使用します。
スナップショットを作成して、ボリュームのサイズを増やしたり、ボリュームを移動したりするには、次の手順に従います。
- AWS 上のインスタンスに接続して、ArcGIS Server、Portal for ArcGIS、および ArcGIS Data Store を停止します (実行されている場合)。
- EBS ボリューム上にデータ フォルダーが存在する他のサービスを停止します。
- AWS Management Console の EC2 コンソールで、変更または移動する EBS ボリュームを見つけて、AWS ツールを使用してこのボリュームのスナップショットを作成します。
- 新規に作成されたスナップショットを見つけて、そのスナップショットからボリュームを作成します。
ボリュームを作成する際にそのボリュームのサイズを定義できます。
- ボリュームのサイズを増やすためにスナップショットを作成した場合は、既存の EBS ボリュームをインスタンスから削除する必要があります。
よりサイズが大きいボリュームを同じドライブ上にマッピングする必要があるため、既存のボリュームを削除する前にそのボリュームのマッピングを記録しておいてください。
- ボリュームを移動するためにスナップショットを作成した場合は、移行先インスタンス上でステップ 1 ~ 3 を繰り返します。
- 新規に作成されたボリュームを移行先インスタンスにアタッチします。
EBS ボリュームを置き換える場合は、ディスクのマッピングが、削除したボリュームのマッピングと一致することを確認します。
- 置き換えた EBS ボリューム上にデータ フォルダーが存在するサービスを起動します。
- データベース インスタンスを起動します。
- ArcGIS ソフトウェア サービスを起動します。
- デタッチされたデータ ボリュームまたは作成したスナップショットが不要の場合は、AWS Management Console のツールを使用してそれらを削除します。