ArcGIS Enterprise 10.5 以降では、Python 3 ベースの conda 環境が ArcGIS Server に付属しています。
ArcGIS Server の Python のインストールには、numpy や matplotlib などのパッケージが含まれています。 ただし、さらに追加でカスタム Python パッケージをインストールしたい場合は、次の手順を実行します。
ArcGIS Pro から公開されたサービス
ArcGIS Pro または ArcGIS Pro の conda 環境ベースの ArcPy モジュールから公開されたジオプロセシング サービスの場合は、Windows コンピューター上での ArcGIS Server のフェデレートなど、実行可能なオプションが他に存在しない限り、次の手順に従って、ジオプロセシング サービスの Python 環境を指定できます。
注意:
Windows コンピューターで ArcGIS Server を実行できる場合、そのサーバーをポータルにフェデレートすることをお勧めします。これにより、Linux ArcGIS Server のデフォルトの Python 環境を変更しなくて済みます。 サードパーティの Python パッケージをフェデレーション Windows ArcGIS Server で構成するには、このドキュメントの Windows バージョンをご参照ください。
- ArcGIS Server をバックアップします。
- ArcGIS Server コンピューターに、ArcGIS Server アカウントでサイン インします。
- 必要に応じて、framework etc ディレクトリを参照し、wine explorer が正しく実行されていることを確認します。 たとえば、次のコマンドを実行します:
- 次に Scripts ディレクトリを参照して、インストール コマンドを実行します。
- ArcGIS Server サービスを再起動します。 startserver および stopserver スクリプトは、ArcGIS Server インストールの scripts ディレクトリにあります。
- ArcGIS Server に複数のコンピューターが配置されている場合は、他のすべてのコンピューターで、上記の手順を繰り返します。
ArcGIS Server が /home ディレクトリにある場合 wine explorer をアクティブにするコマンド例
cd /home/arcgis/server/framework/etc
source arcenv
注意:
多くのサードパーティの Python パッケージは動作しますが、パッケージが WIN32 呼び出しを行っている (Windows OS との直接的または間接的通信) 場合、それらのパッケージは構成が問題なく完了しても適切に機能しません。
ArcGIS Server が /home ディレクトリにある場合に beautifulsoup4Python パッケージをインストールするコマンド例
cd /home/arcgis/server/framework/runtime/ArcGIS/bin/Python/Scripts
wine conda install bs4