応答キャッシュは、フィーチャ レイヤーのパフォーマンスとスケーラビリティーを向上させることができるバックエンド サーバー キャッシュ メカニズムです。 Map Viewer や ArcGIS Pro など、応答キャッシュをサポートするクライアントは、標準のズーム レベルで標準化された範囲のデータをリクエストできます。 これらの標準化されたリクエストは、同じデータをリクエストする異なるクライアント間で同一であるため、複数のクライアントでフィーチャをキャッシュして再利用することができます。
応答キャッシュを利用すれば、クライアントは、データベース クエリーのオーバーヘッドを必要とせずに応答をより速く受信できます。 このため、応答キャッシュは、特にレイヤーを多数の類似のリクエストに合わせて拡大/縮小する必要がある場合に役立ちます。
応答キャッシュを使用するための前提条件
ArcGIS Enterprise のレイヤーではデフォルトで応答キャッシュを使用せず、一部のタイプのレイヤーでは応答キャッシュを使用できません。 応答キャッシュをレイヤーに使用するには、次の前提条件が満たされている必要があります:
- ホスティング サーバーにオブジェクト ストアが構成されている必要があります。 1 つのオプションとして、ArcGIS Data Store を使用してオブジェクト ストアを作成します。 または、ArcGIS Enterprise デプロイメントが Amazon Web Services または Microsoft Azure で実行されている場合、クラウド ストレージ サービスをオブジェクト ストアに使用できます。
- レイヤーは、応答キャッシュが有効になっているリレーショナル データ ストアのデータを含むホスト フィーチャ レイヤーである必要があります。 時空間ビッグ データ ストアのデータを含むホスト フィーチャ レイヤーは、応答キャッシュでサポートされていません。
- レイヤーに対するリクエストは、応答キャッシュをサポートしているクライアントが行う必要があります。 主として、これらのクライアントは ArcGIS Pro、ArcGIS Maps SDK for JavaScript を使用して作成された Web アプリ (Map Viewer など)、ArcGIS Maps SDKs によって構築されたネイティブ アプリケーションになります。
キャッシュの無効化
応答がキャッシュされた後は、その応答が有効である間のみ使用されます。 キャッシュされた応答は、最新ではないデータを含む応答をクライアントが受信できないようにするためにレイヤーのデータが編集されるたびに、無効化されます。 このような理由で、応答キャッシュは、読み取り専用のデータまたは変更頻度の低いデータに最も適しています。 また、キャッシュされた応答が自動的に無効化されるまでの有効期間を指定することもできます。