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既存の CA 署名証明書による ArcGIS Server の構成

商用または内部の認証機関 (CA) が発行した証明書をすでに持っている場合、この既存の証明書を ArcGIS Server に構成できます。 この証明書を ArcGIS Server にインポートする場合、証明書とそれに関連するプライベート キーは、.p12 または .pfx の拡張子を持つファイルで表される PKCS#12 形式で保存する必要があります。 既存の証明書を構成するには、次の手順を実行します。

  1. ArcGIS Server証明書をインポートします。
  2. 証明書を使用するように ArcGIS Server を構成します。
  3. 配置された各 GIS サーバーを構成します。
  4. サイトにアクセスします

ArcGIS Server への証明書のインポート

レガシー:

10.5.1 以前のバージョンでは、init_user_param.sh スクリプトの CA_ROOT_CERTIFICATE_DIR 変数を使用して、SSL ルート証明書を OS の証明書ストアにインポートしました。 10.6 以降では、この手順は不要になりました。

  1. プライマリ サイト管理者または管理者権限を持つユーザーとして ArcGIS Server Administrator Directory (たとえば、https://gisserver.domain.com:6443/arcgis/admin) にサイン インします。
  2. [machines] > [<コンピューター名>] > [sslcertificates] の順に移動します。
  3. インポートする証明書が、あまり知られていない CA (内部ドメイン CA など) によって発行されたものである場合、CA のルートか中間証明書をインポートします (存在する場合)。 各証明書について、[importRootOrIntermediate] をクリックし、ルートまたは中間証明書のコピーをアップロードし、一意のエイリアスを指定します。 [Import] をクリックして、証明書をインポートします。

    再起動は必要ありません。

  4. [importExistingServerCertificate] をクリックして、サーバー証明書をインポートします。
    1. [Certificate password] フィールドに、証明書を含むファイルのロックを解除するパスワードを入力します。
    2. [Alias] フィールドに、証明書を識別できる一意の名前を入力します。
    3. [Browse] をクリックして、証明書とそのプライベート キーを含む .p12 または .pfx ファイルを選択します。
    4. [Import] をクリックして、証明書をインポートします。

証明書を使用するための ArcGIS Server の構成

ArcGIS Server で使用する証明書を指定するには、次の手順に従います。

  1. https://gisserver.domain.com:6443/arcgis/adminArcGIS Server Administrator Directory にログインします。
  2. [machines] > [<コンピューター名>] の順に移動します。
  3. [edit] をクリックします。
  4. [Web server SSL Certificate] フィールドに、使用する証明書の名前を入力します。
  5. [Save Edits] をクリックして、変更内容を適用します。ArcGIS Server サイトが自動的に再起動します。
  6. サイトが再起動したら、URL https://gisserver.domain.com:6443/arcgis/admin にアクセスできることを確認します。この URL から応答がない場合、ArcGIS Server は証明書を使用できなかったことになります。ArcGIS Server Administrator Directory (http://gisserver.domain.com:6080/arcgis/admin) にログインします。SSL 証明書をチェックし、新規または別個の証明書を使用するように ArcGIS Server を構成します。
  7. 現在のページの [Web server SSL Certificate] プロパティで、適切な証明書が HTTPS で使用されることを確認します。

配置された各 GIS サーバーの構成

ArcGIS Server サイトに複数のコンピューターが配置されている場合は、サイト内のサーバー コンピューターごとに、前のセクションの手順を繰り返す必要があります。 すべての証明書がインポートされたら、ArcGIS Server サイト内の各コンピューターを再起動します。

サイトへのアクセス

デフォルトで HTTPS が有効になっている場合、ArcGIS Server はリクエストに対してポート 6443 をリッスンします。次の URL を使用すると、 ArcGIS Server に安全にアクセスできます。

ArcGIS Server Manager

https://gisserver.domain.com:6443/arcgis/manager

ArcGIS Server Services Directory

https://gisserver.domain.com:6443/arcgis/rest/services

注意:

ArcGIS Server の名前を変更しても、引き続き HTTPS を使用して ArcGIS Server にアクセスできます。ただし、新しい証明書を生成して、ArcGIS Server がこの証明書を使用するように構成する必要があります。