ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services グラフィカル ユーザー インターフェイス アプリケーションと ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services ユーティリティーを使用するには、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services をダウンロードしてインストールする必要があります。
Cloud Builder をインストールするための前提条件
Cloud Builder アプリやコマンド ライン ユーティリティーを実行する前に、次のアイテムが必要です。 取得方法が不明の場合は、IT 管理者にご確認ください。
- AWS アカウント。
- AWS アクセス キーと対応するシークレット アクセス キー。または、Cloud Builder を実行するコンピューターで設定した AWS プロファイル名。
- Portal for ArcGIS、ArcGIS GIS Server、およびデプロイメントに追加する ArcGIS Server ライセンス ロールのライセンス ファイル。 すべてのライセンス ファイルは、同じ ArcGIS バージョンを使用する必要があります。
- SSL 証明書 (.pfx、複数の場合あり) および対応するパスワード。
- Cloud Builder を実行する Microsoft Windows コンピューター。
- Cloud Builder を実行するコンピューターに Microsoft .NET Framework 4.8 がインストールされていること。
- Cloud Builder アプリを実行するコンピューターにインストールされている Visual Studio の Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ (64 ビット版) の最新バージョン。
AWS の利用条件への同意
Amazon Machine Image (AMI) (以前使用していた AMI の新バージョンを含む) を初めて使用する前に、AWS Marketplace で利用条件に同意する必要があります。
Cloud Builder 11.5 では、デフォルトで、Microsoft Windows Server 2022 および Ubuntu Server 22.04 のコンピューター イメージが使用されます。 これらのイメージを以前に使用したことがない場合、場合によっては、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services でデプロイメントの作成やアップグレードに画像を使用できるよう、AWS Marketplace の利用条件に同意する必要があります。
Cloud Builder でサポートされているオペレーティング システム
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for AWS 11.5 は、次の Windows オペレーティング システムでサポートされています。
オペレーティング システム | 最新の更新内容またはテスト済みサービス パック |
---|---|
Windows 11 Pro および Enterprise (64 ビット) | 2025 年 4 月更新 |
Windows Server 2025 Standard および Datacenter | 2025 年 4 月更新 |
Windows Server 2022 Standard および Datacenter | 2025 年 4 月更新 |
Windows Server 2019 Standard および Datacenter | 2025 年 4 月更新 |
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services のダウンロードとインストール
My Esri から ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services ファイルをダウンロードして、ファイルをローカル コンピューターに配置し、Setup.exe ファイルをダブルクリックしてセットアップ ウィザードを実行します。
インストールした後、コンピューターのスタート メニューから Cloud Builder アプリを開くことができます。 ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティーを使用するには、「ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS PREP コマンドを使用したデプロイメント リソースの準備」をご参照ください。
ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services をインストールすると、Cloud Builder 用の作業ディレクトリーが作成されます。 デフォルトの場所は、C:\Users\<Windows_userid>\.esri\ArcGIS\CloudBuilder<release#>\AWS です。 Cloud Builder により、ここにログ ファイル、構成情報、および次のディレクトリーのその他の出力ファイルが格納されます。
- Configuration
- Logs
- Output
複数のユーザーが同じコンピューターを共有している場合、各ユーザーは、上記のディレクトリーとコンテンツを含む作業ディレクトリーを保有します。 いずれかのユーザーが Cloud Builder アプリまたはコマンド ライン ユーティリティーを実行すると、Cloud Builder は、このユーザーがインストールしたユーザーか、または以前にアプリやユーティリティーを実行したことがあるかを毎回確認します。 このユーザーがインストールしたユーザーではない場合、または以前にアプリやユーティリティーを実行したことがない場合、新しい作業ディレクトリーがそのユーザーに作成されます。
各ユーザーが作業ディレクトリーを保有することで、Windows 管理者だけでなく、そのコンピューターのすべてのユーザーが Cloud Builder を使用できます。 また、同じコンピューターから Cloud Builder を実行する各ユーザーにそれぞれ作業ディレクトリーが与えられているため、設定ファイルにある他のユーザーの AWS 認証情報にアクセスすることはできません。