アップグレード方法は、Amazon Web Services (AWS) に ArcGIS Data Store グラフ ストアを作成した方法と時期に応じて異なります。
- 専用の Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスで実行されているグラフ ストアは、手作業による手順を使用してアップグレードできます。 11.2 より前のバージョンで専用のインスタンスにグラフ ストアを作成した場合は、必ず手作業による手順でアップグレードする必要があります。
- ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリを使用して作成したデプロイメントに ArcGIS Knowledge Server サイトを含めた場合、デプロイメントにグラフ ストアが自動的に含まれていました。 11.3 Cloud Builder アプリを使用してデプロイメントをアップグレードする場合、グラフ ストアは他のすべてのコンポーネントとともにアップグレードされます。
- Esri が提供した 11.2 の Amazon Web Services (AWS) CloudFormation テンプレートを使用して専用の EC2 インスタンスにグラフ ストアを作成した場合は、11.3 の CloudFormation テンプレートを使用してアップグレードできます。
アップグレードする前に
使用するアップグレード方法にかかわらず、デプロイメントをアップグレードする前に次の情報を確認します。
- ArcGIS Data Store でインストールされた backupdatastore ユーティリティを使用して、グラフ ストアのバックアップを作成します。 手順については、「データ ストアのバックアップの管理」をご参照ください。
- リレーショナル データ ストアをアップグレードする前に、リレーショナル データ ストアの登録に使用した ArcGIS GIS Server サイト (ホスティング サーバー) をアップグレードする必要があります。
手動アップグレード手順によるアップグレード
AWS 上の専用の EC2 インスタンスの ArcGIS Data Store をアップグレードする手作業の手順は、オンプレミスの ArcGIS Data Store のアップグレードとほぼ同じです。 したがって、アップグレードは ArcGIS Data Store インストール ガイドの手順で行ってください。 EC2 インスタンスで使用しているオペレーティング システムに固有の指示をご参照ください:
- ArcGIS Data Store のアップグレード (Linux)
- ArcGIS Data Store のアップグレード (Microsoft Windows)
CloudFormation テンプレートを使用したアップグレード
Esri が提供した 11.2 の Amazon Web Services (AWS) CloudFormation テンプレートを使用して専用の EC2 インスタンスにグラフ ストアを作成した場合は、対応する 11.3 の CloudFormation アップグレード テンプレートを使用してアップグレードできます。
以下の表で、対応するデプロイおよびアップグレード テンプレートをリストし、アップグレード テンプレートを使用するための手順へのリンクを示します。
11.2 デプロイメント テンプレート | 11.3 アップグレード テンプレート | アップグレード テンプレートの使用手順 |
---|---|---|
arcgis-datastore-singlemachine.template.json | arcgis-datastore-singlemachine-upgrade.template.json | |
arcgis-datastore-primarystandby.template.json | arcgis-datastore-primarystandby-upgrade.template.json | CloudFormation を使用した、プライマリ/スタンバイ モードの ArcGIS Data Store のデプロイのアップグレード |